2011
10.13

「ボディクライム 誘惑する女」

ボディクライム 誘惑する女 [DVD]ボディクライム 誘惑する女 [DVD]
(2011/08/11)
ハーヴェイ・カイテル、エマニュエル・ベアール 他

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ある夜、自宅に戻ったビンセントは、妻が惨殺されているのを発見する。

手がかりは、自宅近くですれ違った一台のタクシー。
側面に傷がある車、赤いジャケットを着て大きな石の指輪をしたドライバー。

3年が過ぎ、ブルックリンのアパートで(妻が残した)犬のビッキーと暮らすビンセントだが、いまだに事件を忘れることはできないでいた。

事件の夜すれ違ったタクシードライバーを探し続けるビンセント・・。
同じアパートに住むアリスはビンセントに思いを寄せているのだが、妻を殺害した犯人を捜し出すまで彼は決して人を愛することはないだろうとも感じていた。

3年前事件を担当した刑事から話を聞いたアリスは、一人のタクシードライバー、ロジャーと出会う・・・・。




※しっかりネタバレしていますので、未見の方はご注意くださいね。



ニューヨークを舞台にしたサスペンス映画、2006年のフランス映画です。

・・・・・なるほど~!(って何が?苦笑)
サスペンスものもやはりお国柄ってありますよね~、ハリウッドだとアクション&カーチェイスがプラスとか。

フランス映画のサスペンスって、理屈や道理よりもムードが優先~♪って思っちゃうのは偏見でしょうかそして、色っぽさも~
そういう意味では、この作品、ズバリ
なんともいえないムードとアブナイほど魅力的な肢体を持つヒロインにドキマギしちゃう・・・立派なフランス流サスペンス映画でした。


過去の事件を忘れられず、今を生きられない男を想うあまり・・・狙いを定めた一人のドライバーを犯人に仕立て上げちゃう女。
誘惑し、身体を重ね、彼女がプレゼントしたのは赤いジャケットと石のついた指輪

実は最初、彼女が何を意図してドライバーに近づいているのか、いや、情報を得ようとしているのかな・・くらいにしか思ってみなかったので(だってまさかねぇーー!)
びっくり~~!そこまでやっちゃうとは
事件の時のタクシーと同じような傷までつけようとするあの一種狂気めいた行動も怖いくらい

でも、これがねぇ・・エマニュエル・ベアールが演じると、決して計算めいた怖さじゃない、
どこか悲しげで危なげでアンニュイな彼女の瞳、その表情に魅入られてしまって。
ロジャーがアリスの瞳に自分への愛が見える・・と思ってしまうのも分かりますよ~~、これはね。(実際、惹かれていた部分もあると感じてしまいました)


ロジャーを演じるのがハーヴェイ・カイテルだからよけい、この二人のシーンって危ないほどドキドキするムードが漂って・・、これが結構お似合いなんですよね。

屋上からマンハッタンの高層ビルに向かってブーメランを投げる男、ロジャー。
(何故ブーメラン!?そういえば、ドロンの映画に「ブーメランのように」ってあったっけ)
パブでの踊りも怪しい~~、あの忘れられない『ザ・ウォッチャー』のキアヌの踊りにも匹敵するわ、これは


しかし、アリスとロジャー、2人だけが危ないのかと思いきや、過去に捕らわれるビンセントもまた。
アリスが仕組んだ(赤いジャケットと指輪をつけた)ロジャーを見て・・彼に何の質問をすることもせず、全く何の疑問も抱かずに犯人だと確信するビンセントって・・!?

しかも警察に引き渡すとか・・・殴って吐かせるっていう程度じゃない、その復讐っぷり。3年間の執念が一気に爆発したのかもしれませんが、一応確かめてみなくっちゃいけませんよね


自分が仕組んでおきながら、さすがに気が咎めたのか、情が移ったのか・・・ロジャーに逃げて!と電話をするアリス。
そして、復讐を終えてアパートに戻ってきたビンセントからの電話を待つ瞳に浮かぶ複雑な表情。

そういえばロジャーも謎でしたが、アリスもいったいどんな過去を持っているのか、何をしてきたのか(何故香りに詳しいのか)最後までミステリアスでした。


タクシーごと海に沈められたロジャーですが・・やはりハーヴェイ・カイテル。
戻ってきます、そう、あのブーメランのように


ここからの展開もいろいろな意味で驚きでした。
地獄の愛でももっと欲しい・・と訴えるロジャーに連れられ、一緒に町を出るアリス。

しかし、最後にはまた突っ込みところ満載のドンデン返しが


ストーリーだけを考えたら全くトンデモナイ展開でしたが、
過去を引きずるノーマン・リーダースもほっとけないし、寂しげな表情のベアールからは目が離さないし、ブーメランを持つカイテルは哀愁を抱えてるし、音楽もムードたっぷりで・・・全く退屈などしない、雰囲気に酔わされた作品でもありました。



それにもうひとつ。サスペンスとは全く違うところで、お楽しみを見つけちゃいました♪
脱いでもとっても綺麗なアリスですが、さりげなく着こなす(意外と着替えてました!)セーター&デニム姿がとってもキュート


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セーターに合わせてゆったりしたデニムだったり、細めだったり。
ベルトや帽子、マフラー、小物使いもさりげなくお洒落
同じセーターも違うシーンではまたちょっと違った風に着こなしていたりする、上級テクは、さすがおフランス映画のヒロインですね。

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ボディクライム 誘惑する女 [DVD]2006年 フランス・アメリカ 監督:マニュエル・プラダル 出演:ハーヴェイ・カイテル    エマニュエル・ベアール    ノーマン・リーダス   ...
ボディクライム 誘惑する女 dot 菫色映画dot 2011.10.15 13:40
コメント
おおーっ・・なんですか?これ!?
初めて聞いた作品ですが・・
ベアールとカイテルって・・
何やら、とてつもなく妖しげで面白そう~~!
ネタバレしてるらしいので、感想は全然拝見していませんが、すごく気になります。
瞳さんは、新作DVD鑑賞が早いので、いつもめいっぱい参考にさせてもらってますよ~。
また、ひとくせありそうなのを、どうも有難うございます( ..)φメモメモ(笑)

つるばらdot 2011.10.14 23:33 | 編集
瞳さん、ついに見られたんですね♪

そうそう、あのハーヴェイの舞い、『ザ・ウォッチャー』並ですよね?!
わたしもあのキアヌくんダンスで死ぬほど笑い転げたので……
なんかうれしい(笑)。

話自体はめちゃくちゃでしたね。
アリスも奉仕活動を命じられて、過去に何かわけありの女性で得体の知れないところがあったし……。
ラストのノーマン・リーダスもアリスが何かしらタクシードライバー死亡事件と関わっているのを気づいている風でもあり。
そんな不穏な秘密を抱えたままあの二人はうまくやっていけるんでしょうか。

でもベアールは素敵でしたね!
瞳さんのアップしてくれた写真の数々を見て、本当にきれいな人だなあ~と改めてみとれてしまいました。
リュカdot 2011.10.15 13:39 | 編集
>つるばらさん

こちらにもコメントありがとうございます。

ベアールとカイテル・・って気になるでしょう(笑)
うんうん、妖しげなのよ~~!!
でもでも・・・ストーリーはトンデモナイです(苦笑)ええっ、そんなことやっちゃうの!?っていうベアール。
雰囲気で押していくんだ・・って思ったら、突然最後にはやっぱり犯人は必要だ!みたいなような結末になっちゃうし。

突っ込みどころ満載ですが、いろんな意味で楽しめましたよ~(笑)カイテル、ブーメラン飛ばしてるし、踊ってるし・・(気になるでしょ 笑)

脱いでもとってもナイス!なベアールの、着こなすセータールックにも目を奪われました。
dot 2011.10.16 09:03 | 編集
>リュカさん

ああっ、先に来ていただいたのね。ご報告に伺おうと思ってたの♪

> そうそう、あのハーヴェイの舞い、『ザ・ウォッチャー』並ですよね?!
> わたしもあのキアヌくんダンスで死ぬほど笑い転げたので……
> なんかうれしい(笑)。
わっ、リュカさんも~(笑)
キアヌ、あの当時どうしてあんな映画に!?って思っちゃったけど、あの踊りがとっても強烈で・・、TVとかでも結構放映されるでしょう。
意外と忘れられない作品ですよね。


> 話自体はめちゃくちゃでしたね。
> アリスも奉仕活動を命じられて、過去に何かわけありの女性で得体の知れないところがあったし……。
> ラストのノーマン・リーダスもアリスが何かしらタクシードライバー死亡事件と関わっているのを気づいている風でもあり。
> そんな不穏な秘密を抱えたままあの二人はうまくやっていけるんでしょうか。

トンデモナイ脚本ですよね(苦笑)
ロジャーの最後も・・ええっ・・急にそんなことに!?って感じで。
そうそう、気づいてましたよね、絶対!!
上手くいくかしら?あの賢いワンちゃんがなんとか取り持ってくれるかしら・・なんて思ったり(笑)


ベアールのセーター姿、キュートでしたね。
崩してきても、ボーイッシュに着てもOK~♪さすが、お洒落~と唸りました。

あっ、観てる間、リュカさんの書いてらした秀樹の歌が回ってましたよ~~(爆笑)
dot 2011.10.16 09:21 | 編集
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