2011
09.29

「ソウルキッチン」

ソウル・キッチン [DVD]ソウル・キッチン [DVD]
(2011/08/26)
アダム・ボウスドウコス、モーリッツ・ブライプトロイ 他

商品詳細を見る


ジノスは、ドイツ、ハンブルグにあるレストラン「ソウル・キッチン」のオーナー兼シェフ。
仕事で上海に行くことになった恋人ナディーンに一緒に来てほしいと言われるのだが、ジノスはレストランが気になって仕方ない。


高級レストランでシェフのシェインが首になる現場を目撃したジノスは彼をスカウト!
だが、ピザやフライドポテトを求める「ソウルキッチン」の常連客にはシェインの料理は受け入れられず・・・客足は減るばかり。

ヘルニアを患った腰の痛みが悪化する中、滞納していた税金を払うよう税務署からは迫られるわ、
仮釈放中の兄には頼られるわ、ジノスの店に目を付けた学生時代の友人ノイマンには店を売るよう付きまとわれるわ

はたして、窮地のジノスに起死回生のチャンスは訪れるのか・・・。


『そして私たちは愛に帰る』は衝撃的でいて、心にいつまでも残る映画
オムニバス映画『ニューヨークアイラブユー』でもキラリと光るパートを見せてくれたアキン監督。

そんな監督の最新作と聞いて、本作を早速レンタルしてみたのですが・・・・。

あら・・まあ!

想像していたのとは、全く違った雰囲気の作品!

お料理も、人々も、音楽も・・・すごーーく雑多な、いろんなものが交じり合った、不思議な味を醸し出す映画。
何が想像と違ったって?
個性的なキャラクターも、群像劇のように人々が織りなす不思議な味も意外ではなかったんだけれど、ちょっとポカンとしちゃったりくすくす笑ってしまったり。
コメディー要素がこんなにある作品だとは思いませんでした。


ソウルキッチン

あ、でもこの面々~濃い&クセのありそうな顔ぶれですよね(笑)



ソウルキッチン画像

そして、こちら(↑)が、ジノスのレストラン「ソウルキッチン」。
倉庫のような建物だけど、カジュアルで・・いい感じに古びていて、なかなか雰囲気がありますヨ。


ここで・・いったいどんな美味なるお料理が登場するのかと思いきや、いきなり冒頭で披露されるのは、冷凍食品による・・・お料理オンパレード。
フライドポテトに魚?のフライ、カツもありましたっけ。

これも結構驚きです。大衆受けする料理を・・ということらしいのですが、油っこい~カロリー高そう~(ってそういうことじゃない・・か?)

常連客は満足しても・・これでは店のレベルアップ、繁盛は望めそうもないのですが、腰を痛めたジノスが新しいシェフを雇ったことから、ジノスの周辺はどんどんと慌ただしく、そして急展開していくのです。


シェフ、シェインはもちろん写真では庖丁をもった男料理に置いては決して妥協しない・・孤高の天才!&酒飲み~(笑)

ソウルキッチンのこれまでの常連客の「ピザを!」の声になんて屈しません。なにせ、メニューのひとつは「巨匠のスープ」ですから。
彼がお料理を作るシーンはそれほど多くはないのですが、ここはやはり見どころのひとつですゾ~。

そうそう、あのデザートに入れた媚薬?あれは強烈でしたね(笑)食べた人たちのあの乱れようアブナーイ



仮釈放中の身でありながら、ギャンブル好きが止められない・・・絶対なにかしでかすよという匂いがプンプンなジノスの兄イリアスや
独特の雰囲気を醸し出す、自分を持ってるウェイトレスのルチア、
友だちだといいながら、狙った獲物(?)ソウルキッチンをなんとかして手に入れようとするジノスの同級生ノイマンからも目が離せない~。


イリアスやノイマンには腹も立ちながら、なぜかこれが憎めない!監督の暖かさを感じちゃうなぁ。


主人公のジノスを演じたアダム・ボウスドウコスさんは、ギリシャ系。なるほど~!!
最初ぽっちゃりと見えて、ちょっとむさくるしい?なんて思ってしまったのですが、腰を痛めた姿は腰痛持ちの私にはとにかく、気の毒で、痛そうで(苦笑)
同情がしだいに共感に変わっちゃったりして


手術を勧められた彼が、意を決してトルコの民間療法に頼りに行くシーンでは、ハラハラしながらも大いに吹き出しちゃいました(爆笑)
いやいや、怪しすぎますって。

治療を待っている間に、トルコ風チャイが配られたシーンは、もちろんチェック
そういえば、『そして私たちは愛に帰る』でもトルコの書店のシーンでチャイが登場しましたっけ。



思ってもみなかったことからレストランが繁盛したり・・かと思うとピンチを迎えたり、
でも、困難もまたひょんなことから解決したり。

まるで行き当たりばったり?つかみどころがなさそうなのに、でも後から思うとちゃんと伏線が引いてあったりするところがニクイのです。


さあて、最後はどうなるのかなと思ったら、これがまた意外なほどロマンチックなシーンで幕を閉じました


美味!

本日貸切の札をかけたソウルキッチン。

シェインの手ほどきのおかげで、今ではこんなにお洒落なメニューも作れるようになったジノス。

彼女(ナディーンではないのですヨ、これが)と自分のために作ったデザートに例の媚薬は入れたのかしら?(笑)でも必要なさそうですね




食べ物や、個性的な人々に負けないくらい印象的だったのが、さまざまなジャンル(音楽には疎いのでよく分かりませんが・・ソウルミュージックだけじゃないと思う)の音楽でした。

税務署にステレオを持っていかれたジノスが叫んでましたっけ。
「音楽が無いと魂が飢える」

美味しい料理と酔いしれる音楽、どちらも魂(ソウル)を満たしてくれるものなんですね~♪
もちろん、恋する相手も。

トラックバックURL
http://teapleasebook.blog26.fc2.com/tb.php/441-4f74c995
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top