2011
08.08

「コクリコ坂から」

コクリコ坂から2


翌年に東京オリンピックを控えた1963年、横浜。

港の見える丘にあるコクリコ荘を切り盛りする16才の少女、松崎海。

幼い時に聞いた「安全な航海を祈って」あげる信号旗。
父親を海で失った今でも、彼女は毎朝、旗をあげることを欠かさない。

ダグボートで通学していた17歳の少年俊は、海の上から毎朝彼女のあげる旗を見ていた・・・。


2人の通う高校では今、ある紛争が起こっていた。
古いけれど、歴史ある文化部部室の建物、通称カルチェラタンを取り壊すべきか、否か。

カルチェラタン新聞を発行する俊は、建物を守ろうと抗議運動を繰り広げる。
そんなさなか、海と俊は出会い、互いに惹かれあってゆくのだが・・・・。

スタジオジブリ作品。
宮崎吾朗監督の前作『ゲド戦記』は未見なのですが、今回の作品は1980年頃に少女マンガ誌「なかよし」に連載されていたコミックが原作!と聞いて・・・気になる~♪と劇場鑑賞してきました。


でも、舞台となったのは1963年・・というと、さすがに私よりもまだ上の世代の方の青春かな


下宿屋さんを16歳の少女が切り盛りするんだ!とか、この頃の高校生たち、エネルギッシュで熱い活動ぶりだわ~とか思いながら観ていたのですが


ガリ刷りと学校の帰り、お肉屋さんで買うコロッケ
これは、すごーーーく懐かしい(笑)、分かる、分かる~。

ガリは、小学校の時やってました♪



主人公松崎海。
凛としたその表情、芯が強くて、働き者で。自分からは決して出しゃばらないけれど、何かを任されたらしっかりとやり遂げちゃう。

うんうん、まさに宮崎アニメにぴったりの主人公です

お相手の俊君も、爽やかな好青年~。


互いに好意を持ちあう二人の距離感がなんとも言えません。

そうだ!そう言えば、学生時代にいいな~と思う異性との出会いって、クラブの先輩とか、生徒会の役員さんとか、文化祭の実行委員で知り合ってとか・・・そういうのが多かったよね。


あぁ・・・青春だ~(笑)

・・・って十分ノスタルジーを感じてるじゃないですか


風景や家並みも、私の育った田舎の町とはまた違った様子ですが、やっぱりどこか懐かしい。




妹の空に付き添って、海が初めてカルチェラタンに足を踏み入れるシーン。
いろんな部室の前、個性的な人たちの間を縫っていく、ここのシーン楽しいですね。

哲学部の部長~!こういう人っていたかもしれない~(笑)

カルチェラタン、いいですねぇ、うちの高校もこんな部室があれば楽しかったのに



互いに思いを感じあう海と俊の前に立ちふさがった試練が、ああいうことだったとは、ちょっとビックリしたのですが
戦争後の混乱期にはこういうこともあったんですねぇ

それにしても、一歩引こうとする俊君に対して、泣き寝入り(?)なんてしちゃわない、自分でちゃんと確かめようとする!
女の子の強さ、大きさを感じたわ~。

名前の通り、海は大きな女の子ですよね。


でも最後はちゃ~んとハッピーエンドが待っている。
なんとも爽やかで清々しい物語でしたね。

そう、あの印象的な主題歌のように。

途中で挿入された坂本九ちゃんの「上を向いて歩こう」は何度聞いても名曲だし、学校で謳われる合唱も力強かった。



ただ、ちょっと気になったのはアニメ的な部分で
人物の動き・・これが妙にギクシャクというか、特に足の運び、動き?が、とても不自然だったこと。

特に海は歩くシーンが多かったので、そんな歩き方をする子はいないゾって気になってしまいました。

でももしかして、これも古さ?を出すための故意的なものなのかしら(って考えすぎかな)




私のお気に入りのキャラは、メガネ男子の生徒会長水沼君と、下宿のヒロちゃん。
天然ちゃんで、食べるのが大好きな彼女が描いた絵をもっと見たかったなぁ。



どこにも一人も悪い人なんていない、
それでも、切なくなることもあるし、口論すべきこともあるし、やり遂げなければならないこともある。

若さだよね、青春だよね~!




これまでの宮崎アニメにあったような、強烈な印象ではないけれど、
芯にしっかり強さをもった優しさに満ちた物語。自分の学生時代もちょっぴり思い出させてくれた・・・心にしまっておきたい作品でした。

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