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Slow Dream

縁あって・・・本や映画と巡りあう。




「ゾンビランド」 :: 2011/07/30(Sat)



新型ウィルスによる感染で、人類の大半が人喰いゾンビとなってしまった世界。
テキサス州の大学生のコロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は、自分で作った“生き残るための32のルール”を実践し、生き延びてきた。

そんな彼が両親の住むコロンバス州オハイオへと向かう旅の途中、ゾンビ抹殺にかけては凄腕のタラハシー(ウディ・ハレルソン)と出会う。

タラハシーの車に同乗し、ともに旅をすることになった二人は、やがて廃墟となったスーパーでゾンビに襲われたと語るウィチタ(エマ・ストーン)とリトルロック(アビゲイル・ブレスリン)姉妹から、ある依頼を受けるのだが・・・・。




人類の95%がバンパイアになってしまった世界を描いたのが(先日観た)「デイブレーカー」なら
こちらは、人類の大半がゾンビ・・・

どっちがマシ?もちろん、どっちもイヤだぁ



冒頭、ゾンビのとってもエグーイシーンで始まったので、ムムム~、これはキツイかも・・と思ったのですが・・・これが全く大丈夫!


飛び散る血しぶきや、残虐なシーンは、「デイブレーカー」の方が圧倒的!
ゾンビ映画ではありますが、こちらは立派な青春&ロードムービーといったところでしょうか。
おまけに「ふふっ」とか「くすっ」とか笑いのツボもいい感じなんです。



引きこもりで胃弱な、おたく青年を演じるジェシー・アイゼンバーグ君。
実はまだ「ソーシャルネットワーク」は未見なので、お初かしら・・と思ったら、「イカとクジラ」のあの少年だったんですね~♪


自らの経験から決めたルールをしっかり守りながら、生き抜いてゆく、その頑張りぶりも、(おたく青年らしい)等身大?の頑張りでとっても好感が持てる・・というか、
ちょっと頼りない子どもを見守る、母親目線になっちゃったゾ~(笑)

彼が出会ったオカシナ男タラハシーもアブナイ感じなんだけれど、ゾンビ退治となるとこれほど頼りになる男はいない!
トウィンキー(お菓子なんですって!知らなかった)に目が無くて・・・なんていうところが、またアブナイ可愛いではないですか~(苦笑)



そんな男性2人を手玉に取っちゃうまあ!ウィチタ&リトルロック姉妹、なんてやり手なんでしょう!

おいおい~!そんなに何度も騙さなくても(騙されちゃうんだよね、男性たちがこれまた)
と思っちゃいますが、力でいくと絶対男性にはかないっこない女二人が生き抜くための、これは彼女たちなりのルールなんでしょうね。


騙されてはまた助け、助けては・・また騙され・・


4人の珍道中に、突然サプライズゲストが登場しちゃうからビックリ!
全然知らなかったーーー。
この秘密のゲストの超豪華なお屋敷(本物かしら?)での、またまたビックリな展開も可笑しかった~。

ここはね、知らずにビックリしちゃうのがお得ですヨ。


このちょっとお楽しみ的な出来事の中で、いいムードになってゆくコロンバスとウィチタ。
おお~!おたく少年にもようやく春がと、見守る気持ちいっぱいだったのですが・・・まだまだ、恋の成就には障害が待っているわけです。

   
ラストは、夜の遊園地“パシフィックランド”
大勢のゾンビに囲まれ、絶体絶命のピンチを迎えた姉妹を助けに、コロンバスとタランシーが駆けつけます。


この遊園地を舞台にした救出劇・・っていうのも、青春&ロードムービー映画にぴったり~。
まるでゲームのような感覚でもあったりするんだけど・・、これが意外に・・・感動なんですよー。



特にタラハシーが、絶対無理ダヨーーっていうくらいのゾンビに囲まれながら、豪快にマシンガンをぶっ飛ばす!   
思わず胸が熱ーーーくなってしまう



「英雄になろうとするな」
自ら決めたルールを、彼女の為に破って頑張っちゃうコロンバス君の姿も、なんて頼もしい。

これぞ、成長物語では・・ありませんか。
ゾンビ映画でこんなに爽やかな気持ちになっちゃうなんて想いませんでしたよ~(笑)


あぁ・・・なんて後味良いんだ!


そうそう、ちなみにコロンバス君が(旅の途中で)加えていくルール、私の一番のお気に入りは
「ささやかなことを楽しめ」これですね!






そして、やっぱりタラハシーの愛するトウィンキー、これ、気になりますよね?


ウィキによると、こちら

クリーム状のフィリングの入ったスポンジケーキですって。
さらに面白いのが「トゥインキーは何年も痛まない」という都市伝説。
30年腐らないって・・・!?

さすが、ツワモノ、タランシーの愛するお菓子だけのことはありますゾ(笑)
かなり甘~~いんだそうです。
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