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縁あって・・・本や映画と巡りあう。




「ナルニア国物語 第3章アスラン王と魔法の島」 :: 2011/07/24(Sun)


兄ピーターと姉スーザンが両親とともにアメリカ滞在中、エドマンド(スキャンダー・ケインズ)とルーシー(ジョジー・ヘンリー)の2人は、意地悪ないとこのユースチス(ウィル・ポールター)の家に預けられていた。


ある日、エドモンドとルーシーが部屋の壁にかけてあった船の絵画を見ていると・・・見る間に海はうねり、水が溢れ・・・ともにいたユースチスとともに3人は絵の中に吸い込まれてしまう。

こうして三度ナルニアへと導かれた彼らは、そこで王となったカスピアン、ネズミの騎士リープチープと再会する。
カスピアンたちは、行方不明となった七卿を捜して海を巡っていた。ルーシー、エドモンドもともに冒険の旅に出発することになるのだが、ひとり、ユースチスはこの状況についていけず・・・。




ナルニア国物語も第3章!


これまで映画館で見てきたナルニアシリーズなんだけど、これは劇場へ見に行くことが出来ませんでした。
せめても・・とブルーレイでレンタル。


原作では「朝びらき丸 東の海へ」にあたるお話です。
分かってはいるものの、ベベンシー4兄妹がもう揃わないんだなあっていうのは、やっぱり寂しい。

でも原作では全く姿を見せないピーター&スーザンの姿、ちょっぴりですが登場しましたね!嬉しい。

2人に変わって今回冒険の旅に(イヤイヤですが)参加するのが従妹のユースチス。
そばかす少年のウィル・ポールター君、ルーシーたちに対する態度は全くよろしくありませんが(苦笑)
ナルニアの海へ連れてこられ、状況を受け入れられない様子、驚き慌てるその姿・・、結構可愛らしい~


一人で行動し、とんでもない姿になってしまったユースチスが、自らの態度を反省し、リープチープと友情を深めていく!いいじゃありませんか~
変身したユースチスの頑張りっぷり!原作よりもぐっと盛り上げていましたね。

そうそう、原作ではとっても痛そうだった(本来の)姿に戻るシーンはさすがに映画ではすっきりと描かれていましたっけ。


前回はまだまだ未熟な王子だったカスピアン、今回はひげを蓄えてぐっとワイルド。
王様らしく落ち着いていて・・立派な王になったんだなあって喜ばしいんだけど、
前回のピーター王子との言い争いっぷりがなんだか懐かしく思えちゃう(笑)活躍っぷりがね地味だったので。


しかし・・・やっぱり一番の驚きは
第1章から思うと、大人になった~!ルーシーちゃん。
姉のスーザンに対するコンプレックスとかね、女の子らしい悩みも抱える彼女の成長っぷりが感慨深い。



七卿や探し求める剣があれあれ・・・?っていうほど簡単に見つかってしまう部分とか
島から島へとサクサクと話が進んでいく感じで、ちょっと物足りなかったんだけど


敵の姿が具体的なものではなく、本当の脅威は自分の内にある不安感や畏れから生まれる・・っていう考え方はまさにナルニア的な部分じゃないかしら。


先に書いたルーシーのコンプレックスや
エドモンドが第1章の少年の時から、抱えてきた白の女王の存在。
乗り越えたと思っても・・・なかなか消し去ることはできないものなんですよねぇ、きっと。





アスランは・・やっぱり最後の最後に・・満を持しての登場

これでもうルーシー、エドマンドに会えないと思うと寂しいなぁ・・・。
さぁ、第4章の幕開けはあるのでしょうか。

「エラゴン」「ライラ」のことがあるので、ナルニアにはファンタジーものシリーズとしてまだまだ続いていって欲しいな~と思います。

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