2008
03.26

「ミネハハ」

ミネハハ 秘密の森の少女たちミネハハ 秘密の森の少女たち
(2008/02/08)
ジャクリーン・ビセット、ナタリア・テナ 他

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このジャケット、先日観た「エコール」にそっくり・・と思ったら。
フランク・ヴェデキントの小説「ミネハハ」からは二つの映画が・・、「エコール」とこの「ミネハハ」が作られていたそうです。
ミネハハミネハハ
(2006/10/03)
フランク・ヴェデキント、市川 実和子 他

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原作の小説がこれで。
もうひとつの映画化作品「エコール」がこちら。

エコールエコール
(2007/04/04)
ゾエ・オークレール、ベランジェール・オーブルージュ 他

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しかも製作時期も近い・・なぜこんなことに?と思いつつ、原作も「エコール」も良かったので、興味津々でこちらもレンタル。

原作と同じタイトル、主人公の少女の名前も原作どおりヒダラ。

森の奥深い場所、お城のそれを思わせるような門が開いて、馬車がやってきます。
学園では、白い衣装を着た少女たちが足を運んで歩き方を教わり、バレエを習う毎日。
校長を演じるのは、歳を重ねてもやっぱり綺麗なジェクリーン・ビゼットだし。
笑う水という意味のミネハハ・・に言及するシーンもあったりして、前半はなかなかいい感じに進んでゆくのですが・・。

でも物語は、しだいに少女たちの内面を描くのではなく・・どんどんとサスペンスタッチになっていくのでした。
確かにヒダラとイレーネの関係や、ゲルトルートのビアンカ。
惹かれあう少女達の様子は描かれています。
でもそれが「エコール」や原作のように・・密やかなもの・・微妙なものではなく。とてもはっきりと描かれていきます。

少女の年齢が「エコール」よりももっと年上の17歳くらい・・の設定で描かれているからでしょうか。

好奇心が恐ろしい結果になって少女を襲ったり、脱走を試みた少女の悲劇。
うわ・・・・・こ・・こわい。

ここで思い出したのが冒頭のシーン。
白いバレーシューズで踊る少女の足元がずっと映し出されているのですが・・最初は・・なんだろう・・と思うくらいの足先の点が・・・どんどんと赤くなり・・大きくなっていき・・しだいにシューズが真っ赤に染まっていく・・。
それでもずっと踊り続けている・・。
見ているだけでも足が痛くなってきそうなそのシーンが・・・こういう少女達の悲しい結末を暗示させていたのでしょうか。

少女達の愛と、彼女達を管理する悪意ある(としか見えないのだけど・・)学園の大人たち。
後半、どんどんと刺激的なシーンも増えてきて・・なんだかなぁ・・。
いや、お上品ぶるつもりはないけれど。ここまで露骨にはっきりと描かれると・・。
もっと想像の余地を残して欲しかったです。

それとねぇ・・どうみたってヒダラ・・。おばさんっぽい(汗)
「美しくないから」とはっきりと大人たちに言われる親友イレーネの方がずっとずっと綺麗ですが・・?う~ん、謎だわ。

ジャクリーン・ビゼットももったいない・・・。

バレエシーンは、「エコール」よりも本格的で美しかったけど。
比べて見ないでこれはこれで・・少女ものサスペンス映画・・と思えばいいのかも。

しかし・・。この日本版ジャケットは(外国のはまったく違うらしいです)「エコール」の二匹目のどじょうを狙う気満々・・・ですよねぇ(苦笑)
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