2010
11.28

「THE BOX 運命のボタン」

運命のボタン [Blu-ray]運命のボタン [Blu-ray]
(2010/10/22)
ジェームズ・レブホーン、サム・オズ・ストーン 他

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リチャード・マシスンの原作に、キャストにはジェームズ・マーズデンが!!ということで気になっていた作品でした。


先に原作を読んでみたら、これがもう、潔いほどの短さでしたヨ。
さてさて・・これをいったいどんな風に膨らませたのでしょう。



1976年。
まだクリスマスには少し早い12月の早朝、ルイス家の玄関にひとつの小さな箱が届けられた。
赤いボタンのついた木製の箱には、「午後5:00にスチュワードが伺います」と書かれたメッセージカードが。

不思議に思ったアーサーとノーマ夫妻だが、その日の夕方時間通りにアーリントン・スチュワードと名乗る男がやってくる。
彼がノーマに話した提案とは
「ボタンを押すと2つのことが起きる。
その1、どこかであなたの知らない誰かが死ぬ。その2、あなたは現金100万ドルを手にする」

ボタンを押すか、押さないか・・選択の期限は24時間。


玄関に置かれた見知らぬ箱・・しかも届けられたのは早朝の5時すぎって、これだけでも怪しすぎる
日本でもそうだと思うけれど、昨今の事情だとこんな怪しいものが届いたら速攻警察に知らせると思うのだけれど。

まぁ、でもそんなこと言ってたら物語にはならないので(時代は76年ということだし 苦笑)


しかも、ここでなんとも憎らしいのは、この提案をするときにアタッシュケースの中に詰め込んだ現金を見せちゃうことだと思う。
話だけだと絶対胡散臭すぎて信用しない人でも、こんな風に現金をババン!って見せられたら心がゆらり~ってなっちゃうかも。


二人は、この怪しい提案について何度も話し合うんだけれど、結局ノーマはボタンを押してしまう。
二人で決めようって言いながら、いきなりボタンを押しちゃったノーマの行動にはちょっとビックリ!アーサーが箱を調べてただの箱だよ、イタズラだ・・と言ったからかもしれませんが、それにしてもあの速押し


でも、お金に困っているという設定のようなのですが結構素敵なおうちに住んでいるし、アーサーの車もカッコいい!
ノーラのお洋服だって素敵ですよね。なんだかねぇ、余計なお世話ですがそれほど生活に困っているようには見えなくて。


だってだんな様が彼なのよそれだけでもう羨ましいじゃないですか
なぁんて・・すでにもう映画の本題から離れちゃってるゾ(苦笑)




しかし、ボタンを押した二人を待ち受けていたものは・・。


夫アーサーの勤務先がNASA、火星の話が出てきたり、宇宙飛行士に憧れているという彼のコレクションにクラークのSF小説があったりと、予想はできたのですが、物語の行方はずいぶんと壮大な方向へ。

その上、ノーマの愛読書でもあるサルトルの「出口なし」なんていう哲学的な著書まで引用されて・・そう物語はどんどんと「出口のない」世界へと向かっていくのでした。


だけど、その壮大さと哲学的なメッセージが、なんだかとてもトンデモナイものに思えてしまうのは何故かしら~
ボタンを押してしまった・・その時点ですでに彼らの運命は決まっていたとはいえ、

最後の最期にも、まだ否が応でも選ばないといけない選択肢が待っているという。
ラストの2択は酷すぎませんか



しかも季節はクリスマス
家の玄関にはもちろんリース、階段の手すりには、緑のクロスを巻きつけた上に柊が絡ませてあったり、
そう、夫アーサーからのプレゼントは、あんなに素敵な義足だったのに・・。

許されて欲しかったなぁ・・クリスマスに免じて



笑顔を封印したキャメロン・ディアスの辛そうな表情、そしてジェームズ・マーズデンの悲しい顔がなんとも苦しかった。



「自分の知らない誰か」の命を奪えば、それは「誰かの知らない自分」の命へと戻ってくる・・・。
なるほどなぁと思うけれども、普通に真面目に一生懸命生きている人々が、どうしてそれほど試されなくてはならないのか!!

と、やけに腹立たしくなってしまうのは、私だけかなぁ。



そうそう、しかもサンタクロースをあんな風にダークに使うのはねぇ・・、クリスマス映画好きの私にとってはあれはかなりショックなシーンでしたヨ・・。

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運命のボタン  (2009  アメリカ) 監督: リチャード・ケリー 製作: ショーン・マッキトリック リチャード・ケリー ダン・リン 製作総指揮: スー・ベイ
運命のボタン dot ちょっとお話dot 2012.09.13 15:27
コメント
こんばんは~
瞳さんも同じように、この作品に少し違和感を感じていらっしゃると知って、うれしくなって飛んで来ました^^;

この作品も原作があったんですね。
それも短編で!?
どんな内容だったのでしょう、気になっちゃう(笑)
短編と聞くと、この映画の膨らませ方は脚本の技が必要だということですよね。
なんだか、そこに無理とまでは言わないけど、映画の作り手の技量の問題があったのかなぁ~なんて、ちょっと偉そうに思ったりして^^;
とにかく、賛否両論のありそうな映画でしたね。

何が辛いって、あっち側の方々の仕打ちが酷過ぎるところです。
あの夫婦には、エンタメだし、ある程度の事が起きるのは仕方ないとしても、子供にまでね・・、凄く暗い気分になりましたよ~

そうそう、あのマーズデンがパパ役だなんてね~
ついこの前、大学生の役を演じていたのに・・^^;
私も気分転換に、コメディタッチの映画を観ました。
やはりお口直ししなきゃいけない映画って、シンドイですね^^;

みぬぅdot 2011.01.27 19:52 | 編集
>みぬぅさん

こんにちは。
私もみぬぅさんの感想読んで、おおーーー!一緒、一緒~~!と速攻コメント入れさせていただきましたよ。

原作、あの「ある日どこかで」の著者マシスンだったので、読んでみたんですよ。
ものすごーーく短いお話でした。ラストは読まずにおこうかな・・と思っているうちに・・もうラストになっていたというくらい(苦笑)
内容はね・・結構シンプルでした。
あぁ・・・言いたいわ、言いたいわ(笑)メールしちゃおうかな。

> 何が辛いって、あっち側の方々の仕打ちが酷過ぎるところです。
> あの夫婦には、エンタメだし、ある程度の事が起きるのは仕方ないとしても、子供にまでね・・、凄く暗い気分になりましたよ~

ですよねぇ・・あの最後の選択は酷すぎるぞーーーー!!と画面に向かって怒ってましたヨ、私。
なんだかもう、モヤモヤひきづってしまって。

> そうそう、あのマーズデンがパパ役だなんてね~
彼、結構童顔だから、いつまででも若い役やれそうですもんね(笑)

> 私も気分転換に、コメディタッチの映画を観ました。
みぬぅさんも~!!
何をご覧になったのかなぁ・・、またそちらに伺いますね♪
dot 2011.01.30 16:12 | 編集
こんにちは。
あ・・そういえばお金見せていましたね。
それもいやらしいよね・・・心理的につけ込む感じで。
でもあの男自体、すっごく胡散臭い・・・!!顔も怖い。
そもそも↑のように
夜中に箱が届けられるっていうことからして妖しいよね・・・・笑  やっぱり警察だよね…笑
クリスマスのプレゼント・・旦那さん、素敵でしたよね。
そんな優しい夫なのに・・。彼にあの行為を
やらせるなんて・・・。トラウマになって生きていけなくなるじゃん。
子供を巻き込むのも許せないよね
クリスマスがらみはやっぱり温かい作品が
良いよね

みみこdot 2012.09.13 15:07 | 編集
>みみこさん

こんばんは。

そうそう、お金見せてましたよねぇ、嫌らしいわ~(欲しいわ 苦笑)

男の顔怖かったよね。 あんな人が箱持ってきたらそれだけで警察に通報しちゃいそう。

> クリスマスのプレゼント・・旦那さん、素敵でしたよね。

家も素敵だし、ダンナさまはサイクロップスだし(笑)愛し合ってるし・・、それだけでとっても羨ましいわ。

そんな二人にこんな悲しい結末が待っているなんて酷すぎる~。
いくらお金に目がくらんだからってねぇ。
子どもには全く罪がないんだしねぇ。これからいったいどう生きていけばいいのか・・悲しい気持ちになりましたよ。


後半のなんだかやたら壮大な展開にもちょっとついていけませんでしたヨ。
いくら短い原作を膨らませた・・といっても膨らませすぎ~って思っちゃいました。

見た後、すっごくモヤモヤして・・そういう意味ではとっても強烈な印象の作品でした。
dot 2012.09.16 19:54 | 編集
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