2008
03.02

「英国万歳!」

英国万歳

1994年イギリス作品。
監督 ニコラス・ハイトナー
キャスト ナイジェル・ホーソーン ヘレン・ミレン イアン・ホルム ルパート・エヴァレット ルパート・グレーヴス
アラン・ベネット原作による大ヒット舞台劇"The Madness of George III"の映画化。
脚本をベネット本人が担当し、舞台でも主役を務めたナイジェル・ホーソーンが国王ジョージ3世を演じている。


ときは1788年、英国。
アメリカが独立し、海の向こうのフランスでは革命の嵐が起ころうとしている・・そんな大変な時に国王ジョージ3世に突然異変が起こり始める。
奇妙奇天烈な言動が日増しにエスカレートしてゆく国王・・・。
国政を手にしたい皇太子の画策や、それを阻止しようとする臣下たち・・。
揺れる王室、揺れる議会・・、揺れる英国を描いた作品。ブラックユーモアも効いてます!

いやぁ~~~、すごい。
何がすごいって、いろいろあるけど。やっぱりまずは俳優さんたちでしょう!!
特にジョージ3世役のナイジェル・ホーソーン。
温厚で・・王妃との仲も睦まじい。王としてのしっかりとした威厳と時には厳しい態度。だけどちょっと茶目っけもあって・・。
王という絶対的な存在、それとは逆の人間的魅力・・その両方の加減が絶妙なんです!

朝の4時に侍従をたたき起こし、草原で駆け回り(あのシーンのみなの服装には噴出しますね
笑)最初は、これは王様のきまぐれ?みたいに笑ってみてしまうんだけど・・それがだんだんと「え?これは・・ヤバイ?」みたいになってくる・・。
そのあたりの見せ方も上手いです。

国王一筋の王妃は、ヘレン・ミレン。言うことないですね、出てるだけでにじみ出る愛情と苦悩。

そして皇太子。ルパート・エヴァレットですもん!!
鬘が・・ぷぷっ(笑)
ずっと「また太った・・」とか「ブタ」とか言われてるんですよ~(苦笑)
あまりに長く皇太子という立場にいると・・・確かにいろいろ思うところもあるのかもしれないなあ・・とルパートだから肩を持ってみたりして(笑)
でも絶対・・政治には向いてなさそうですよね。

ちょっと息苦しくなってきた時には・・ええ!ルパート・グレーブスがいますから。嬉しいです。
なんて可愛いんでしょう~。
彼がこの作品のオアシスといっても間違いではないと思います(笑)

王様を正気に戻すためにやってきた元牧師、ウォルツ医師。イアン・ホルムです。ナイジェルのパワーにも一歩も引けをとりません。
かなり手厳しい(いや、ものすごく手厳しい)治療にはびっくりですよ~。

時には滑稽でありながら、だけど、はらはらさせられて。
最後まで国王に振舞わされるのは・・見ている私達もおんなじですね。
リハビリ?中の王が読み上げるのが「リア王」っていうのは・・最高の皮肉というか・・。このシーンはとても印象的でした。

皮肉といえば、ジョージ3世が国民の前に立ちながら(皇太子に)家族であることを演じろ、常に笑顔で・・と言うシーンもそうでしたよね~。

見事な、その舞台(どこのロケ地でしょうか、素晴らしい風景やお城)に、素晴らしい衣装やセット。
アカデミー賞美術賞を受賞したのも納得です。

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