2010
07.03

「イングロリアス・バスターズ」

イングロリアス・バスターズ [Blu-ray]イングロリアス・バスターズ [Blu-ray]
(2010/05/12)
ブラッド・ピットメラニー・ロラン

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ドイツ占領下のフランス。
ある映画館でナチスのプロパガンダ映画「国民の誇り」のプレミア上映が行われることになった。

ヒトラー始めナチスの高官たちが一同に集結するその夜、アルド中尉率いる連合軍の極秘部隊“イングロリアス・バスターズは、ナチスの抹殺を計画する。

しかし、もうひとり、復讐に燃える一人の女性がいた・・。
かって“ユダヤ・ハンター”の異名をとる冷酷なランダ大佐の手により家族を失った少女ショシュア。
一人生き延びた彼女がすべてをかけて計画した復讐劇とは・・・。


タランティーノ監督の話題作、レンタル開始でやっと見ることが出来ました。

・・といっても監督の作品をそんなに見ているわけでもなく、特に思い入れもない私なのですけど・・、
この作品は最初から最後まで「おおおおぉぉぉぉ~~」とこぶしを握りながらの鑑賞

5章からなる結構長時間の作品なのですが、それぞれ登場する人物たちがやがてプレミアの夜に集結してゆく・・その構成の上手さ、手に汗握る会話劇の面白さ・・・いやぁ、力が入りました。

アメリカ、フランス、イギリスといろんな国の俳優さんたちが魅力を存分に発揮して、そうそう・・言葉もちゃんとそれぞれの言葉でしたね!このあたりのこだわりもいいですね。




始まりは、ある人里離れた牧場主の家。
ユダヤ人家族をかくまっている(らしい)牧場主の主人とランダ大佐の対決から物語は始まります。

それほど威圧感も感じられない大佐、口調も静かなのに・なのに・・その恐さは屈強(に見える)牧場主をぐいぐいと精神的に追い詰めていくのです。
あぁ・・「ねずみ」の話が不気味すぎる

始まったばかりなのに、そしてこの先も絶対大佐が登場すると分かってはいても、思わずこの先この大佐に二度と会いたくない・・願ってしまうほどなんですよね。



対するナチス抹殺集団アルド中尉率いる“イングロリアス・バスターズ”、こちらもこちらも・・またまたアブナイ怖さです。
中尉演じるブラピの愉快そうな様子が、ますます怖い。




どちらもアブナイ大佐とバスターズ、
・・ということで見ている方としては、自然気持ちはひとり生き延びた少女ショシュアに向いてしまうのですが、
やがて映画館主となった彼女は・・またしても運命の輪に巻き込まれてしまうのです。



ドイツ軍の英雄フレデリックに思いを寄せられて、プレミア上映を押しつけられてしまう・・。
確かに目を惹いちゃうよね、メラニー・ロラン。

ショシュア4
カフェでお茶してるこの姿なんて・・見惚れてしまう。
いやいや、でもフレデリックのこのしつこさときたら。
好青年なのか、それとも思いあがったヒーロー気取りの青年なのか、その微妙~~な加減がねぇ・・計り知れないだけに妙に気になってしまうんですよね。


フレデリックを通じて再び出会ってしまったランダ大佐と彼女の、やりとりには見ているこちらの脈拍の早くなりそうなくらい。
大佐、なぜ彼女にミルクを注文するんですかぁ~~
もしや、もしや分かっているの?それとも・・、あぁ胃が痛い(汗)


胃が痛いと言えば、ハマーシュマルク(実はスパイ)との密会シーン、ここの会話、やりとりも、もう~~どうなることかと。
タランティーノ監督の作品って、こんなに台詞まわしの面白さがあったとは全然知りませんでした。




映画館でのプレミアの夜に、ショシュア、ランダ大佐、そしてバスターズ・・とキャラクターたちが集結してくるのですが、面白いなあと思ったのは、ショシュアとバスターズは結局最後まで接点を持つことが無かったということ。これは意外でした!

彼らを結び付けているランダ大佐、これはもう、影の主役と言ってもいいかもしれません。
演じるクリストフ・ヴァルツ、噂には聞いていましたがその通り!すごかったです。
去年のいろいろな映画賞受賞が納得の演技。


プレミアの席でアルド中尉が化けたイタリア人(バレバレですが)に向かってのイタリア語・・なんで喋れるんだ~と思わずスクリーンに向かって突っ込んでしまいました(苦笑)
しかし、実際ヴァルツさんは何ヶ国語も喋れるとか。

ハマーシュマルク(ダイアン・クルーガー)が足のけがを登山のせいだと言った時の、大佐のあの笑い方・・人が笑っているのを聞いてこんなに恐ろしくなるとは思いませんでした、
シンデレラのガラスの靴も、履かせる人に寄っては恐ろしい結末になってしまうのですね



飄々としたブラッド・ピットの雰囲気も面白いし、女優陣も見事でした。

ダイアン・クルーガーは、スターらしい貫禄ある美しさで堂々と輝いているし

ハマーシュマルク


上でも書きましたがメラニー・ロラン
彼女の姿には、釘つけになってしまいましたヨ。素敵だからこっちにも画像貼っちゃおう(笑)

ショシュア3 ショシュア2

プレミアの夜の赤いドレスの彼女は、なんて魅力的だったことでしょう。
頬にぐぐ!!っと引いた紅は、流された血のように赤く、彼女の決意を示すかのようにキリリと引かれました。
まるでそう!戦闘開始の合図のように。




とにかく最後までどのシーンも緊迫して、次が予想できない面白さ。
ぷぷっと笑うシーンもあるのに・・胃が痛くなるような(苦笑)緊張感もた~~っぷり味わいました。


ひとつ残念な気がしたのは・・最後ランダ大佐が出した提案のシーン。
う~~ん、大佐にしては爪が甘いのではないでしょうか(見方するわけではありませんけどね)



ランダ大佐



クリストフ・ヴァルツ。
来年公開予定の「三銃士」では枢機卿を演じるんですよね。
うわぁ、手ごわそうだ。これは楽しみです。


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