20011年は「三銃士」の年になる!?
過去何度も映画化されてきたアレクサンドル・デュマ原作の「三銃士」ですが、今年またまた映画化のニュースが!
名乗りを上げているのは、ポール.W.S.アンダーソン監督とダグ・リーマン監督。
アンダーソン版ではオーランドがバッキンガム公爵をやると聞いて、「三銃士」ネタを拾っていたら(笑)
過去に見たレスター監督版の「三銃士」、記憶も薄くなってきている・・ということで見返したくなってしまいました♪
あらっ・・始まりはこんなシーンだったかしら?とのっけから、記憶が怪しい私(苦笑)
ストップモーションと残像を使った剣術シーン、これがとてもスタイリッシュでカッコいいのです。
ところが、
物語の中で、いざ、剣を交えるシーンとなると、これがまったく違うからビックリ。
スタイリッシュとは逆の、とても泥臭い?剣闘シーン。
そう、全然カッコよくないのです!
三銃士なのに・・ええっ、本当に強いの?って言いたくなるくらい(苦笑)
飛んだり、蹴ったり殴ったり。体当たりしたりで・・、スマートに剣で決めるっていうのとは全然違う銃士たちの剣さばき。
でも、コミカルな動きを入れた遊びの部分にぷぷっと笑いながら、スパッと決まらないカッコ悪さが逆にリアルで、観ていて力が入ってくるから不思議です。
原作にほぼ忠実なストーリー、笑いの部分がたっぷりプラスされています。
展開も軽快です。
当時のパリの街の様子も描かれていて、へぇ・・こんなことしてたんだ!と思うようなシーンがいろいろ。遊び心を感じます。
王宮の洗濯場での乱闘シーンも面白いですね。
そしてやっぱりなんといってもキャストの豪華なことでしょう

大きな目がクリクリッとしてて可愛いマイケル・ヨークのダルタニアン、
オリバー・リードのアトス、いるだけでどっしり

枢機卿はなんと、チャールストン・ヘストンだし!
ルシュフォールは、クリストファー・リー。顔が長い~(笑)
女性陣はダルタニアンに愛されるコンスタンスにラクエル・ウェルチ。
色っぽいのに、コミカルなシーンもあって天然っぽいキャラなんですね、なんともキュートでした。
何より私が一番おお~~!!と思ったのは、フェイ・ダナウェイのミレディでしたよ。
これぞクールビューティー!!冷たい美貌が映えますねぇ。
いやはや、この豪華なキャストをもう一度見れただけでも・・いいもの見れたなあって満足、満足。
お!そしてバッキンガム公爵は、こちらです。(演じるのはサイモン・ワード)

繊細な風貌の、なかなかイイ男じゃないでしょうか。
王妃を慕いながらも、美しいミレディの誘いにはちゃっかりと乗っちゃったり、
狩猟から屋敷に戻ったシーンでは、歩きながら上着を脱いで行ちゃったりする・・美味しいシーンもあったりします(笑)

そうそう、キャラクター中一番お着替えが多かったかも(笑)イギリス一の伊達男ですもんね。
そして「四銃士」
昔、少年少女版「三銃士」でダルタニアン入門した私は、その後この物語には長い長い・・続編があると知ったのですが、
物語が進むにつれて、いろいろな大人の事情的なものや(苦笑)むむむ・・悲しい、寂しい~なんていう展開もあったりするのですよね。
この映画「四銃士」もラストに向けて悲しいシーンもいろいろとあるのですが、
でも意外に私こちらの作品盛り上がるなあと思いました。
アトスが「三銃士」よりもぐっと魅力的に見えたし(笑)アラミスとポルトスのかけあい?のシーンの面白さ。
三銃士とダルタニアンの友情にも深みが増してる!
ラストに向けての緊迫した展開にはハラハラしたし、剣のシーンも多いんですよね。
なによりミレディの悪女ぶりがそれはもう魅力的で

男性たち破滅させられても仕方ないかも・・って思ってしまうくらい。
ただ・・バッキンガム公爵の出番が少ないのは残念なんですけどね。
う~ん、こうやって見返してみても・・やっぱり「三銃士」って面白い。
さぁ、これから作られる「三銃士」映画はどんな作品になるのでしょう。3D版だとか・・、時代ですねぇ。
- 映画タイトル(さ行)
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