2010
05.11

2010年4月の読書

それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)
(2009/09)
吉田 篤弘

商品詳細を見る



ゴールデンウィークも終わって、5月も中旬になってしまいましたが
4月に読んだ本です。


まず吉田篤弘さんの「それからはスープのことばかり考えて暮らした」

このタイトル~♪これがまず気になるでしょう
スープって何故?主人公は料理人?それとも・・・?

なんていろいろ想像を巡らしながらめくったページ。
主人公は、失業中の青年、大里君。
「オーリ?オーリィ君ね」

アパートの大家さんの台詞ですよ、決して(オーランドファンの)私が勝手にそう思ったのではありません~(爆)
しかし、もうこれで私の心はこの本に鷲掴みにされました

それからオーリィ君が出会う人々、サンドイッチ屋さんの親子、隣町の映画館「月舟シネマ」のポップコーン売り。
そして、不思議な縁でめぐり会った一人の女性。
ちょっと不思議で、ふんわりと温かい・・それはまるでオーリィ君が作ろうとしているスープのように。
しだい、しだいにいい味になっていくんですね~♪

物語の最後に書かれた「名前のないスープの作り方」
これはもう、こんな風に生きれたらいいな・・ってそう思う、人生哲学のよう(でも決して肩の凝らない)ではありませんか





花散らしの雨 みをつくし料理帖花散らしの雨 みをつくし料理帖
(2009/10)
高田 郁

商品詳細を見る


みをつくし料理帖シリーズ第2弾!!
新しく暖簾を掲げた「つる屋」で奮闘する澪ですが、またしてもいろんな出来事が・・。

「ほろにが蕗ご飯」や「忍び瓜」・・、澪の作るお料理の美味しそうなことは、思わずごっくんもの(ネーミングも面白い)なのですが、今回はお料理だけじゃない・・、恋模様の発展もありなのですよ~!!

さてさて・・澪の想い人は~~
これからますますどうなるのか、気になるのです~!!


笑いあり、涙あり、恋もあり・・そしてもちろん美味しいものがある~
このシリーズがすっかり気に入ってしまいましたヨ。
なにより、澪と彼女のまわりの人々がみんな、なんて味のある、そう、いい「お味」だしているんですよねぇ。


第3弾も楽しみです~♪





「愛」という言葉を口にできなかった二人のために (幻冬舎文庫)「愛」という言葉を口にできなかった二人のために (幻冬舎文庫)
(2010/04)
沢木 耕太郎

商品詳細を見る


「愛してる」
・・・なんてスクリーンでしか聞いたことがない私です

だからというわけでもありませんが、スクリーンの中でも「愛してる」っていう言葉を言えた恋人たちよりも、言えなかった恋人たちの方が・・心に残っているような気がします。


「愛と言う言葉を口にすることが出来なかった二人」
私がすぐに思い浮かべたのは、イギリス映画「日の名残り」

日の名残り コレクターズ・エディション [DVD]日の名残り コレクターズ・エディション [DVD]
(2005/09/28)
アンソニー・ホプキンスエマ・トンプソン

商品詳細を見る



アンソニー・ホプキンス演じる完璧な執事は、エマ・トンプソンの家政婦に最後までその言葉を口にすることはありませんでした。
言葉よりも、もっといろんな思いを物語っていたような二人の、なんともいえない表情が忘れられません。



本書は、スクリーンに映し出された人々の愛や、哀しみをいろんな角度から浮き彫りにしていく32編。
取り上げられた作品の中に、私の大好きな「K-PAX 光の旅人」があったのが特に嬉しい。


決して映画を解説するわけではなく、ましてや批評するわけでもない・・、さりげないようなのに、ドキッとするような切り口があったり。
こういう映画エッセイって初めてかも。とても新鮮でした。

見てみたい映画もまた増えましたヨ。






アガサ・クリスティーの秘密ノート(上)(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)アガサ・クリスティーの秘密ノート(上)(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
(2010/04/05)
アガサ・クリスティージョン・カラン

商品詳細を見る




アガサ・クリスティーの秘密ノート(下)(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)アガサ・クリスティーの秘密ノート(下)(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
(2010/04/05)
アガサ・クリスティージョン・カラン

商品詳細を見る



ミステリーの女王、アガサ・クリスティーのお屋敷の小部屋の奥にしまいこまれていた70冊以上のノート!!
クリスティーファンなら知りたい~、覗きたい~ですよねぇ(笑)

どんな風に作品が生まれて行ったのか、どんな風に書きあげられていったのか・・。
傑作の生まれる舞台裏を垣間見たい、そんな好奇心をたっぷり満たしてくれる上下巻。
いや、なかなかにマニア向けですゾ(笑)



さまざまな事情から日の目を見なかった短編が、載せられているのが嬉しいのですが・・出来たら長編を読みたかった~(贅沢すぎ?笑)


しかし、これを読むと、クリスティー作品をまたどど~~んと引っ張り出して読みたくなってしまうことは確実です。

トラックバックURL
http://teapleasebook.blog26.fc2.com/tb.php/283-f38651af
トラックバック
コメント
こんにちは♪
私も沢木さんの本は今年になって読んだわ。
これ、題名からして、思わず手に取りたくなる
本よね。
日の名残りも、そうだものね(しみじみ・・)
確かに、せつないお話の方が心に残ってしまうわよね。
<K-PAX 光の旅人>そうそう!!入っていたわよね。
なかなかこの映画の感想載せている本ってないので
みつけたときは、うれしくなったわ・・私も(←結構地味な映画だものね)
みみこdot 2010.05.20 15:28 | 編集
>みみこさん
そうなの!みみこさんちで拝見して、気になる本だわ~って思っていたんですよ。
愛と言う言葉を口に出来なかった・・なんて書かれると気になりますよねぇ(笑)
「日の名残り」それはもう・・じれったいほどでしたよね。愛してる・・なんて絶対口にできない人もいるんだなあってしみじみ思いました。
アンソニー・ホプキンスがまたぴったりでしたよね。

<K-PAX 光の旅人>は嬉しいですよね。
そうそう、どちらかというと地味SF映画でお薦めしたいくらいですよね(笑)
この本を読んでまた見返したいなあって思いましたヨ。
dot 2010.05.21 00:08 | 編集
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top