2008
02.16

「夢の旅路」

夢の旅路夢の旅路
(2002/03/06)
ティム・ロス、ジョン・タトゥーロ 他

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これは~~~!!
なんて不思議な映画なんだ・・、いや、不思議系はいろいろ見たけど、ここまで不思議なのは久々だゾーー!

まず始めに登場するのは(1930年代)、ユタ州の砂漠のど真ん中で有料道路の料金所を営む老人の話。
彼を撮影しようと、フランスからドキュメンタリー映画の撮影隊がやってくる。
彼らのやりとりが風変わりで、可笑しくて。ちょっとあっけに取られながら見ていると・・。

あらら・・、舞台は現代へと。
こちらは疲れたタクシー運転手。その日も乗せた客に有り金を取られ自暴自棄になれば、逆にその泥棒に諭されるヘンリー。
そのヘンリーのタクシーに乗り込んできたのが、あの3人の撮影隊。(もうすっかり老人ですが)。
そしてヘンリーと老人達の不思議な旅が始まります・・。

とにかく、その雰囲気、映像、もう不思議いっぱいなんですよ~。
旅が始まり、ヘンリーと老人達がいい感じになってきて・・このまま旅が続くのかな・・と思ってたのに・・。
一人の老人の死から、ヘンリーは愛ある人生を見つけよ!と楽園への一人旅立ちを求められるんですね。

そしてヘンリーが出会うのがファティマ。
運命の出会いと信じ、それはもうーー、猛烈なアタックをするヘンリー。
二人は結ばれるのか・・そしてヘンリーは楽園を見つけることが出来るのか・・。

いやぁ、まだまだ・・この不思議なストーリー、このままでは終わらないのですよ。
二転三転と・・まるで迷宮の中に迷い込んだかのようです。
その不思議感、ぜひ実感してもらいたいな。

でもその不思議な感覚が、全然嫌な感じじゃないんですね。
なんだろう、自分も夢の旅路にいる感じ?
現実とも夢ともつかない・・世界の中で何かを探しているような・・。

映像もとっても印象的なんです。
シーツの向こうにいるファティマの揺れる影。捕まえて・・キス・・と思ったら・・さらりとそれは逃げてゆく。

ファティマが塩を浴びるシーンも幻想的でしたね。そしてその塩をヘンリーは、寝床に敷いてその上に横たわって・・。

ひとつひとつのシーンにいろんなことを想像しちゃう。
ファティマが口にする禁断?の実。足の指にくくられた蝋燭の芯・・。
彼らの恋は、まるでアダムとイブの神話の世界のようですよね。
ファティマがどんどん美しく、魅力的に見えてくるんです。

次はどんな世界が待っているんだろう。めくるめく迷宮の中には、ドキドキするロマンと、不思議なユーモアと、しっかり皮肉な世界も・・。

こんな意味深な台詞もありましたよ(この映画、台詞もとっても印象的でした!)
「女の瞳を覗き込むと、そこには自分自身の迷宮が見える。
        迷うのはたやすい。それは幻だから」


最後の最後まで、分からない世界だったけど。
ひとつ言えるのは、こういう映画って絶対忘れない・・ってこと(笑)
あのシーン、この台詞・・といつまでも思い出して、不思議がったり、う~んと唸ったり・・すると思う。
そういう映画って面白い。

この不思議さを紹介したくて、地味映画にもお薦めしてみました。

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