2010
04.22

「朝な夕なに」

朝な夕なに [VHS]朝な夕なに [VHS]
(1990/03/23)
ルート・ロイベリック

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ドイツの男子校に着任した若く美しい教師をめぐる物語。
BSで放映されたのですが、タイトルの美しさと映画の中で流れる「真夜中のブルース」♪この曲がとても有名・・と聞いて興味津々で録画しました~♪



1957年のドイツ映画。

ミュンヘンのギムナジウム、シラー校に一人の女性教師ハンナ(ルート・ロイベリク)が赴任してきます。
生徒の人間的な悩みを受け止めようとする彼女は、生徒と教師はある一定の距離を持って接するべき・・とする教育局からは良く思われていない存在。

教師としての最後のチャンスとして与えられたのが、赴任先のシラー校。
でも、彼女はそこでも自分の考えを決して曲げようとはしない。
同じ下宿に住む最上級生マルティンの、家庭の愛情に飢えた寂しさを思いやる彼女に、マルティンは恋心を寄せるようになるのですが・・・。


学校では勉強さえ教えておけばいい・・。
そんな古い体制や、教育についての考え、教師のあり方・・。
「校舎は新しいけれど、考えは古いのね」
なんてピシャリ!と言い放つハンナの言葉もあったりするように、学校や教育に関する問題も考えさせられる部分がありました。


でも、だからといってお堅~いお話かと思ったら、これが全然そうではないのですね。


男子校で、しかもまわりはお年を召した教師ばかり・・そこに赴任してきた先生は、美人。
生徒もですが、教師や校長先生からも・・モテモテなんですよ~(笑)
特に考えは対立しながらも、彼女の教師としての素晴らしい資質を評価する校長先生は、しだいに彼女の人間性(もちろん美しさにも)にも惹かれてゆく・・そんな様子がなんだか微笑ましくて。
放課後ジャズを演奏する生徒たちのシーンもあったり、マルティンがハンナに寄せる想い・・ドキドキするシーンもあったりして。


そう教師としての資質・・といえば、教室で数学や物理を教える彼女の授業って結構ズバズバと指摘したりして、クールで、思わずカッコいい~!って思ってしまうほど。

あのメガネを(かけずに)かざしてモノを見る、あれって癖なんでしょうか・・なんだかちょっと不思議。
でもそれが「フクロウ」のあだ名のゆえんになるんですもんね。

やはり、学校モノにあだ名は欠かせない要素でしょう(笑)
自分のあだ名がフクロウって知って「ええ~~!!」って(とっても不服そうな)顔になるハンナの様子が可愛かったですね。


名曲「真夜中のブルース」は、心臓病を患っていた彼女のクラスの生徒が病死してしまい(しかし、あまりに突然!)、彼の希望でお葬式に(ジャズバンドを組んでいた生徒たちが)この曲を演奏するのでした。

トランペットの曲なんですね。
知らない曲のはずなのに・・なんだか聞き覚えがあるような気がするのは何故でしょう。



このお葬式にジャズを演奏させた件や、マルティンが彼女に寄せる想いなどから、ついには教育局のお偉いさんに最終通告を出されることになったハンナ。
果たして彼女は教師を続けることが出来るのでしょうか、そしてマルティンへの処分は?

どうなるのかしら・・と思ったラストでしたが、これがビックリするほど、あっけなく解決してしまう。
ええ~っと、校長先生・・それって公私混同では?(苦笑)


ちょっと予想はしていたのですが、するりとラブロマンスになってしまいましたヨ

最後は、もう1シーン、生徒とのシーンが欲しかったかな~。
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コメント
こんばんはw
お邪魔して、このタイトルを観て、今、気が動転しています(笑)
瞳さん、VHSでご覧になったのかしら? それともTVですか?
この作品を再見したくて、HP時代も「誰かVHS持ってませんか?」キャンペーンを張ったりしていたんですよ~~^^;
その後、TVで放送もあったらしいのですが、何故か見逃してしまって・・。

この映画を観たのは学生の頃だったんですが、もう気持ちが入っちゃって・・。
そして、タイトルの美しさや、ヒロインの凛とした美しさ、そして「真夜中のブルース」が忘れられなくて。
まだ若かったから(笑)、生徒の死にも感情移入してしまい泣けて泣けて仕方ありませんでした。
今は、だいぶ感度が鈍っているからどうかしら?(苦笑)

もう一度観たいのですが、DVDも出ていないようです。
ヴァベット・・同様に、隠れた名作だと思うのですが・・。
すみません、興奮してしまって。
でも、瞳さんのあらすじや感想で、いろんなシーンが蘇ってきました。
ありがとうございました。(^^ゞ
みぬぅdot 2010.04.24 00:02 | 編集
>みぬぅさん
おはようございます~。

ええーーーー!そうだったんですね!
みぬぅさんの思い出の映画だったとは~i-189
し・・・しまった~~(涙)
BS衛星放送で放映があったのを録画して見たのですが、先日HDを整理した時に消してしまったのです~~~i-238
あぁ・・・しまった~!置いておけばよかったですi-240

私はこの作品、まったく知らずに録画したのですが(そう、タイトルに惹かれて)「真夜中のブルース」ってとても有名な曲と知ってビックリしました。
そうですね!ヒロインのルート・ロイベリク、とても綺麗~!凛とした美しさでしたね。授業する彼女って、クール!でした。

>まだ若かったから(笑)、生徒の死にも感情移入してしまい泣けて泣けて仕方ありませんでした
うんうん・・これって学生の時に見たら、(今とは)全然違う受け取り方になるような気がします。
私はこれが初めての鑑賞だったから、なんだかすっかり母目線になってしまって。
生徒の死もあまりに突然でビックリした方が先になってしまいました。

学校が舞台の作品で、もっとお堅いお話かと思ったら、放課後の学生のジャズのシーンがあったり、マルティンとハンナのドキドキのシーンもあったりして・・、最後もハッピーエンドで良かったですよね~。

マルティンの今後が気になります~、でもきっとハンナがしっかりと彼を見守って行きそうですもんね。

むむむ・・それにしてももったいないことをしてしまいましたヨi-237
残念~~i-230


dot 2010.04.24 08:19 | 編集
瞳さん、早速お返事をありがとうございました。

そうですか、TV放送があったんですね~
私こそ、すっかり諦めていて、真剣さが足りなかったんです。
きっと、また機会があると思うので、毎月チェックを怠らないようにがんばりますね(^^ゞ

今日は、主人のお誘いで?、シャッター・アイランドを観に、これから行ってきます・・。
本当は、アリスを観たいけど、仕方ないわ~~(笑)
では、またお邪魔しますねw
みぬぅdot 2010.04.24 10:28 | 編集
みぬぅさん、瞳さん、こんにちは。
ちょっと調べましたら、DVD未発売だけど、VHSだったらヤフーオークションやAmazonで扱ってますね。ただかなり高いです。
それにしても、VHSはあるのにDVDがない作品が多すぎますよね。『真夜中のパーティー』『ボギー!俺も男だ』『超高層プロフェッショナル』等々。DVD化が待ち遠しい!!

ブルースってソウルと一緒で、確かちゃんとした楽譜や歌詞がないんじゃなかったかな。その場に合わせてノリで演奏だったような・・・。はっきりは判りませんが、ブルース単独だとあまり効果はないけど、やはり映像とあわせると効果抜群なんでしょう。

私はブルースっていったら『シンシナティ・キッド』をまず一番に思い浮かべますね。これは映画そのものとテーマが合ってて良かったです。
NARCYdot 2010.04.24 15:12 | 編集
「菩提樹」のコンビ、監督のヴォルフガング・リーベンアイナーと、主演のルート・ロイヴェリックが、再び組んで作った心暖たまる物語でした。
先生役のルート・ロイヴェリックが良かったし、何といっても葬送の音楽でのトランペットの「真夜中のブルース」は名曲ですね。
昔、夜中にTVで放映されていたときに観ました。
ベルト・ケンプフェヘルト楽団のこの曲を聴いて思い出してますが、もう一度見てみたいです。
次をクリックしてみてください。いろんな場面が思い起こそうとするのですが・・・

http://www.youtube.com/watch?v=aYeGL8V6oqU
やまさんdot 2010.04.24 22:05 | 編集
>みぬぅさん
このところBSって、なかなかいいクラシック作品を放映してくれてるみたい~♪
はい!私も次にこの作品を見かけた時には、必ずみぬぅさんに連絡しますね!!

「シャッターアイランド」いかがでしたか~♪
またそちらに感想読みに伺いますね。私もまだ「アリス」に行けてません・・。
初3D・・いつになるのやら~。
dot 2010.04.27 05:54 | 編集
>NARCYさん
おお、調べていただいてありがとうございますi-178
そうですよねぇ・・DVD化が待ち遠しい作品、いろいろありますよね~。
「バベットの晩餐会」もまた再販してほしい・・と願っているのですが・・オークションの値段はビックリ!の高価格なんですi-237
NARCYさんは、サロンでもDVDのコンテンツを作られていますもんね、詳しいですねi-189
『真夜中のパーティー』もDVD出てないんですね・・。

なるほど~!ブルースってそうなんですね。
この作品でも、友人のお葬式に流れるブルース・・胸に込み上げてくるものがありました。
『シンシナティ・キッド』未見です~。おお、どんなお話なのかしら・・。あとでちょっと調べてみよう~っと。
dot 2010.04.27 06:03 | 編集
>やまさん
やまさんもご存じだったのですね~!!
あ、そうでした!
「菩提樹」も29日に放映されるそうなんですよ。やまさん、ご覧になっていらっしゃるんですね。
私はこちらも未見なので、ぜひ見てみようと思います。

ルート・ロイヴェリック、凛とした美しさと、ちょっとちゃめっけある部分もあって素敵でした。
Youtube、ありがとうございます♪
そうそう、この曲~!!う~ん、こうしてみるとまた改めて映画を思い出します。
dot 2010.04.27 06:10 | 編集
私は基本的に劇場映画文化とDVD映画文化は別物と考えています。それは家庭と外という事ではなく、DVDもまた一つの貴重な文化財だということです。

映像ソフトの主流がVHSからDVDに変わって既に10年は超えようとしていますが、わずか10年の間に無数のDVDソフトが生まれ廃盤になってます。再リリースや再プレスされる事が少なく、ゆえにプレミアムがついて入手しづらい状況を生むという悪循環になり、気軽に名作を鑑賞する事が困難となっています。全てがレンタルされる訳ではありませんからね。
今日イングマール・ベルイマンの初期の脚本作品『もだえ』を観ましたが、ベルイマン作品もまた廃盤が多く、入手困難です。
この世の全てのDVDをコレクションする事など個人は勿論、公共機関でも不可能でしょう。せめてSALONでは、そうしたDVD情報だけでも綴っていきたいと考えるばかりです。ベルイマン特集もやりたいですね。

今回はちょっと固い話でした。次回は気をつけます(笑)
NARCYdot 2010.04.28 00:04 | 編集
>NARCYさん
>今回はちょっと固い話でした
いえいえ・・思わずうなづきながら読んでしまいましたよ~。
>映像ソフトの主流がVHSからDVDに変わって既に10年・・
もう、そんなに経つんですねぇ。
そうですよね、再リリース、再プレス・・もっと出来ないものかしらと思いますが、やはりいろんな事情があるのでしょうね。
私も、映画についてこうしていろいろとお話する方たちが出来て、ますます過去のいろんな作品を見てみたい~!!と思うようになったのですが、そういう時に、見れない作品が多いのが一番悲しいです。

>せめてSALONでは、そうしたDVD情報だけでも綴っていきたいと考えるばかりです。ベルイマン特集もやりたいですね
はい~!!ぜひぜひ~!!楽しみにしていますね。
ベルイマンの脚本作品『もだえ』も知りませんでしたよ~。またいろいろ教えてくださいね。
dot 2010.04.28 19:31 | 編集
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