2010
03.05

「ニューヨーク,アイラブユー」

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ハーレム、ソーホー、セントラルパーク、グリニッチ・ビレッジ・・・、ニューヨークのさまざまな場所を舞台に世界各国から集まった11人の監督が紡ぎだす愛の物語・・。

さまざまな出会いがあり、小さな驚きや奇跡がある♪

数年前に公開された「パリ・ジュテーム」(素敵な作品でしたね~)の、今回はニューヨーク版・・ということなのですが、
ひとつひとつのエピソードが連立?していた「パリ~」と違って、こちらはそれぞれのエピソードがとても自然に繋がれていて・・オムニバスというよりは、アンサンブルっぽい、群像劇のような印象を受けました。


「パリ~」の時ほど監督の個性際立つ物語や奇想天外(笑?)なエピソードが少ないのがちょっと寂しい・・。
大人しい印象を受けたのですが、でも、中身は結構大人のセリフに溢れていましたし、
流れるように繋がってゆく物語の中でも、それぞれの監督でテイストが違っているのを堪能するのが楽しいのです♪



チアン・ウェン監督 トライベッカ
 ヘイデン・クリステンセン アンディ・ガルシア レイチェル・ビルソン

ミーラー・ナーイル監督 ダイヤモンド街
 ナタリー・ポートマン イルファン・カーン

岩井俊二監督 ハーレム
 オーランド・ブルーム クリスティーナ・リッチ

イヴァン・アタル監督 ソーホー
 イーサン・ホーク マギー・Q

ブレッド・ラトナー監督 セントラル・パーク
 アントン・イェルチン ジェームズ・カーン オリヴィア・サールビー

アレン・ヒューズ監督 グリニッチ・ビレッジ
 ドレア・ド・マッテオ ブラッドリー・クーパー

シェカール・カプール監督 アッパー・イースト・サイド
 ジュリー・クリスティ シャイア・ラブーフ ジョン・ハート

ナタリー・ポートマン監督 セントラル・パーク
 カルロス・アコスタ ジャシンダ・バレット

ファティ・アキン監督 チャイナタウン
 スー・チー ウグル・ユーセル

イヴァン・アタル監督 ソーホー
 クリス・クーパー ロビン・ライト・ペン

ジョシュア・マーストン監督 ブライトン・ビーチ
 クロリス・リーチマン イーライ・ウォラック 

ランディ・パルスマイヤー監督 ニューヨークシティ
 エミリー・オハナ



「ニューヨークにはアメリカ人は少ない」
エピソード「ダイヤモンド街」にこんなセリフが登場するのですが、多種多様な人種が集まっているニューヨークを描くのにそれこそふさわしい、多彩な監督たち、キャスト陣も豪華です~

それぞれのエピソードはとても短いのですが、短いからこそ・・でしょうか、その中でいろんな思いや想像が膨らんでいく・・、
見終わった今でもあれはこうだったのかしら、とか、あのあと二人はどうなったのかしら・・とか思いをはせてしまう・・そういう楽しみがある映画って好きなんですよねぇ。


余韻を残すエピソードといえば、やはりミンゲラ監督の残した脚本を作品にしたカプール監督の描いた元オペラ歌手とホテルマンのエピソード。
エレガントで神秘的な雰囲気がとても印象的でした。
白いドレスを身につけ、小さな菫の花束を手にしたジュリー・クリスティの美しいこと!
足の悪いホテルマンは彼女の心が生んだ幻?それとも・・?といろいろと想像しながらも、彼女を踏みとどまらせたニューヨークの小さな奇跡に心が震えてしまう。


思いを巡らす・・といえば、イヴァン・アタル監督のソーホーもまた、ええっ・・!?と唸らせるエピソードでしたね。
夫に振り向いてもらえない妻が、歩道でたばこをくゆらせる男性に声をかける。
てっきりそのまま・・と思ったら、これが何と意外な展開!
その語りだけで妻の寂しさと決意を見事に魅せてくれたロビン・ライト・ペン、素敵でした。


同じくアタル監督のエピソードで、煙草の火を貸してあげた小説家が親密な時間を提案するエピソード・・気の毒だけど、可笑しくって。
イーサン・・・頑張れ~って思わず(笑)


見ている間よりも、見終わってからじわじわ・・と思いがこみ上げてきたエピソードはファティ・アキン監督のチャイナタウン。
最後のミューズを探し求める画家と彼にインスピレーションを与えた中国人の女の子。
スー・チーのあの瞳がねぇ・・今でも妙~~に心に残っているのですよね。


ブレッド・ラトナー監督のセントラル・パーク。
アントン君とピンクのワンピースがとても可愛いオリヴィアのエピソードですが、ええ~~!!それはいくらなんでも無理じゃ・・とビックリ!のシーンも(笑)



そしてお待ちかねは、日本から参加した岩井監督のエピソード♪
アッパーサイドのアパートにこもって、アニメ映画の音楽を作るデイヴィトと監督助手のカミーユを繋いでいるのは、仕事と携帯電話。
でもそこにドストエフスキーを加えちゃう!岩井監督の感性が独特で面白いですね。

ほとんどひとり芝居状態のオーランドの、一挙一動から私は目が離せませんでしたよ~(笑)
見事にボロボロ(自前の)穴あきTシャツにトランクス、小汚ない・・はずなのに、可愛いい
なんですか~!!あの寝方は(爆笑)

やっぱりねぇ、スクリーンで見るオーランドは格別です♪
あれから(実際に)出会った二人がどんなエピソードを紡いでゆくのか、とても気になるキュートなカップルでしたよ。
そうそう、画面に登場したアニメ映画(実は私は未見だったのでどこかで見たけど・・と思いつつ分からなかったのですが)あれだったのですねぇ。
最近のジブリ作品の中で岩井監督が一番好き・・と聞くと俄然気になっちゃったりしますね。



その他にも「足を上げて!!」のセリフがユーモラスな、じんわりと味のある老夫婦のエピソード、ジョシュア・マーストン監督 ブライトン・ビーチや
ナタリー・ポートマン監督(才能ありますね♪)のセントラルパークも好きなエピソードです。



さて、エンドロールに書かれていましたが次回は「上海編」ですって♪
どんな監督さんが参加されるのでしょう、そしてまたどんな物語が紡がれてゆくのでしょう。

「上海で・・また会いましょう~♪」(笑)
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コメント
瞳さん、こんにちは!!
昨日コメント頂いた時、すっごく嬉しかったんです。
以前より、瞳さんちに行きたいなってずっと思ってたのですが、他のブロガーさんちに書かれている瞳さんのコメントには、(たまたまかもしれないのですが、私がクリックしたいな・・って思った時にはいつも・・)urlが書かれていないので、瞳さんちって、どこなんだろう?ってずっと解らないままだったのです・・・。

以前より、あっ!同じだわ~~!って事とか、ツボが似てるわ~~って、勝手に私の方では思っていて、お近づきになりたいな(^^*)って思っていたのです。
これからも、ちょくちょくお邪魔させてください!

で、瞳さんち、映画だけじゃなく紅茶や本など一杯楽しそうな処があって、そういう処でもお話出来そうでますます嬉しいです。まだ全部見きれないので、今後あちこち見せて頂きます(^▽^)

で、この映画。私も先日見て来ました。ほぼ下書きに感想は書いたのですが、まだアップしてないので、書き終わったら、TBさせてください。

全体的に、すごい豪華なキャストでそれぞれ楽しめたものの、パリジュテームと比べると、若干落ちるかなあ・・・という印象でした。

>夫に振り向いてもらえない妻が、歩道でたばこをくゆらせる男性に声をかける。
てっきりそのまま・・と思ったら、これが何と意外な展開!
 私もこれにはびっくり!!!こういうオチが来るとは・・・。
オーランドブルームはカワイイですねー。普段着でも素敵でしたー。
latifadot 2010.03.11 08:52 | 編集
>latifaさん、
こんばんは~♪
うわぁ、嬉しいな、遊びにきていただいて♪
おお~!!私も同じことを思っていましたヨ!
お友達のところでお見かけしてコメントなど読ませていただいていると、うわ、ぜひお話させていただきたいなぁ・・って。
latifaさんもそう思ってくださってたなんて!!嬉しい~~♪

>瞳さんちって、どこなんだろう
きゃ~~(笑)ごめんなさい。
そういえば、アドレス入れてないことが多かったかも・・。

>瞳さんち、映画だけじゃなく紅茶や本など一杯楽しそうな処があって、そういう処でもお話出来そうでますます嬉しいです。まだ全部見きれないので、今後あちこち見せて頂きます
ありがとうございます♪
latifaさんも美味しいもの、いろいろUPされてますよね。
以前紅茶もお好きって伺って嬉しいなって思っていたんです。
私も遊びに伺って、ゆっくり読ませていただきますね。
どうぞ、よろしくお願いしますv-238

「ニューヨークアイラブユー」ご覧になったのですね!
感想楽しみにしています。TBもぜひ~♪
うんうん、そうですね、「パリ~」はいろ~んな味のあるエピソードがあって、でもまとめてるわけでもないのに・・不思議にまとまりを感じて。そういう部分も面白かったですよね。
他の部分とトーンが合わないからと公開されなかったスカーレット・ヨハンソンの監督作品も「パリ~」なら載せてくれてたかも・・なんて思ったりして。(DVD特典に入るといいですね)

>オーランドブルームはカワイイですねー。普段着でも素敵でした
えへへへ(でれでれ 笑)指輪の時からのファンなので、久々のスクリーンでの鑑賞が嬉しかったです。


dot 2010.03.11 20:15 | 編集
ここのところ多忙だったので、やっと観れたのです、この映画。
私のサイトにもやっとUP出来ました(笑)

結果的には『パリ、ジュテーム』より、こちらのほうが良かったですね。とにかく私的には懐かしい顔、顔、顔!

まずホテルマンのジョン・ハート。彼は『エレファント・マン』や『エイリアン』の第1作で最初のエイリアンの犠牲者でした。次に車椅子の女優の父親ジェームズ・カーン。『ゴッドファーザー』や『第2章』がありました。
それと老夫婦の杖をついた夫イーライ・ウォーラック。『荒野の七人』の悪人カルヴェラが有名。
きわめつけはチャイナタウンのアパートの管理人でバート・ヤング。『ロッキー』のエイドリアンの兄。『ロッキー』意外で彼を観るのは久しぶりでした。

一番良かったのはep4の娼婦と作家かなぁ。結構笑ったし、イーサン・ホークのとぼけた演技が印象的でしたね。マギー・Qも奇麗でした。そのあとのクスリ屋でも笑った。

オムニバス映画ワールド
http://web.me.com/omnibusworld
NARCYdot 2010.03.24 16:46 | 編集
>NARCYさん
観てこられたのですね!!お話にきていただいて嬉しいです♪
記事のUP、あとでそちらに伺います~。

NARCYさんには『パリ、ジュテーム』よりお気に入りになりましたか~i-189
そうでしたね!懐かしい顔ぶれの方たちがたくさん♪
そうそう、ジョン・ハート。『エイリアン』のあのシーンは今でも強烈な印象が・・。

>イーライ・ウォーラック。『荒野の七人』の悪人カルヴェラが有名。
ええ~!!それは全く気が付きませんでした。よくご存知ですねぇ。
ああっ・・そしてバート・ヤングも!そうでした!そうでしたね~i-190

お気に入りはep4なのですね~♪
ふふっ・・確かにあのイーサンは味があって良かったですよね。
一瞬ぽかんとしたあの表情がたまりません(笑)マギー・Qは華がありますよね、綺麗i-189


気が早いですが、DVDが欲しいです~(笑)
dot 2010.03.24 21:01 | 編集
こんにちは。
マギー・Qもいいけど、この映画のep9でチャイナタウンの薬屋のおかみさんを演じたスー・チーはアジアでは大活躍の女優で、『百年恋歌』というオムニバス映画もあります。本日UPしました。『ニューヨーク, アイラブユー』ではスッピンに近かったけど、この映画はばっちりメイクですよ。かなり美しい人ですね。

最近では韓国の『もし、あなたなら』や近々UP予定の台湾映画『坊やの人形』既にUP済みのアジア諸国の合作『アバウト・ラブ/関於愛』『THREE/臨死』などなど、欧米もいいけど日本以外のアジアのオムニバス映画も目が離せません。
NARCYdot 2010.04.14 14:02 | 編集
>NARCYさん
NARCYさんは、アジア作品もたくさんご覧になっているんですね~♪
『百年恋歌』おお~、スー・チーが出てるオムニバス映画ですか!それは観たいです~i-178
あの目が、(NY~でも)とても印象的な方でした。

『アバウト・ラブ/関於愛』は、以前地味映画推進委員会(地味だけれど、滋味にあふれた素敵な映画を紹介する~ていう会です 笑 本館にページがあるのですけど)の会員さんから紹介いただいて観ましたよ♪
あぁ・・アジアにも素敵なオムニバス映画がたくさんあるのですね。
いろいろ観ていきたい~。

あ、オムニバス映画次は、「昨日・今日・明日」をレンタル予定です。ネットレンタルがあって嬉しい~♪
dot 2010.04.16 07:14 | 編集
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