2008
02.10

「ジャケット」

ジャケットジャケット
(2006/10/28)
キーラ・ナイトレイエイドリアン・ブロディ

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ここでの、ジャケット・・って拘束衣のことだったんですね・・。

冒頭からいきなり頭を撃たれちゃうショッキングな映像・・、
湾岸戦争で頭部を負傷したジャックは、奇跡的に命を取り留めますが、記憶に障害が残ってしまいます。
そのため、ある殺人事件に巻き込まれるのですが(その時の記憶がないため)容疑者とされ、ついには精神障害を理由に病院へと送られてしまう・・。

そこでジャックを待っていたのはドクターベッカー。
彼の恐ろしい矯正実験とは、拘束衣をつけられ、死体安置のための引き出しに入れられると言う・・・なんとも恐ろしいもの。

なんだかひどい展開なんですよ・・・。
その最もたるものが、あの実験。
ひどすぎるーーーーー!!
あんな狭いところ、光も全く差さない、あの引き出しに何時間もーーー。
人間のやることではありませんよっ!!

恐怖に怯えるジャック(エイドリアン)の目の演技がすごいーー。
見ているだけでこっちも辛くなってきます。

しかし、驚くべきことに彼はその引き出しから、15年後の世界へタイムスリップしてしまうんです。
そこで出会うのが、彼が事件に巻き込まれる直前に出会った、一人の少女ジャッキーなんですね。

ジャッキー役のキーラ・ナイトレイ。いつもよりぐっと低い声で、すさんだ生活を送る女性を好演しています。
ジャックの不思議な体験を信じ、やがて近づいてゆくふたり。
次はいつ訪れるか分からない(実験しだいですもんね)ジャック・・このあたりは、あの私の大好きな映画「ラ・ジュテ」や「バタフライ・エフェクト」を思い出しますよね。

でも、その未来の世界では、ジャックはすでにもう死んでいることが分かるんです。
限られた時間の中、二人はジャックの死の謎を探ります。
彼の未来を変えることが出来るのか・・そして荒れはてた彼女の未来も・・。


くぅーー!しかし。腹が立つ!!
ベッカー医師!!「カッコーの巣の上で」みたいですよね。久々に憎まれ役にここまで腹が立ちましたよ。
ジャックに同情的な女医さんも私にしたら・・あんたの同情はそこまでかい!っていうくらいのもので・・未来で出会った彼女もいい感じではなかったですよね。

ジャックとジャッキーのラブシーンもちょっと性急すぎるような気がしました。
だって、ジャックにしたら、ついこのあいだ出会ったジャッキーは幼い少女だったんですよね。
プラトニックな思いだけでも良かったのではないかなっと思うけど・・古い人間でしょうか、私(笑)

でもそんな腹立たしさも、戸惑いも、最後のあのエイドリアンの笑顔で・・・。
あぁ、でもなんて切ないんだ・・。
だけどとても嬉しそうな、満足そうな微笑でしたね。一度死んだはず(湾岸戦争のあの時に)の自分に出来た・・ただひとつのこと。
でもそれは彼にとって何にもかえがたいこと。

そうそう、ブラッド・レンフロ(先日亡くなってしまいましたね 涙)がストレンジャー役で出ていたのにはビックリ。
だけど、もっと驚いたのは、ダニエル・クレイグ!!
だってだって・・・私全然分かりませんでしたもん~~!!
あの病院でジャックが知り合う患者ルーディ役。おじさん!すっごくおじさん!の容貌なんですよぉ。どこにも007の片鱗などないですねぇ。

エイドリアンの熱演とクリス・クリストファーソンの憎憎しさ(何故にあそこまで!)が忘れられない映画でした。
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コメント
閉所恐怖症の私としては、なんとも鑑賞がツライ作品でした・・。
実際にエイドリアンが例の場所に閉じ込められると 私まで息苦しくなってしまって困りました。
と言いつつ、しっかり最後まで観ましたけどね(苦笑)
「バタフライ・エフェクト」系の作品だと楽しみにして観たけれど、なんか中途半端な気がしました。
「バタ・・」ほど、深みが無いっていう感じ??
エイドリアンは哀しい表情が得意ですね。
彼の気持ちを思うと、切なくなりました。
そうそう、007ね、おっさん過ぎですよね(苦笑)
「ミュンヘン」の時も汚かったし、でも「シルビア」ではセクシーだったり?いろんな顔を持つってことは やはり名優なんでしょうか(^^;)
カポdot 2008.02.13 12:41 | 編集
>カポさん、
いやですよねぇ・・あんなに狭いところ・・(汗)エイドリアンの表情がまたすごくて・・辛かった・・・~。酸素が欲しくなりましたよ、あのシーンでは。
>「バタ・・」ほど、深みが無いっていう感じ??
うんうん、なんか勿体ない気がしましたね・・。俳優さんたち、好演してるのに。

007ね!!おっさんでしたよね~!(爆)
「ミュンヘン」見てないんですよぉ。
でも今回これを見て、なんだか見直したというか・・(?)へぇーー、すごいじゃない!やるなあ!!って(笑)
いろんな顔を持つ男、役者さんとしてこれは大きいですよね。
dot 2008.02.15 00:37 | 編集
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