2009
11.24

「モーテル」

モーテル [DVD]モーテル [DVD]
(2009/07/03)
ケイト・ベッキンセールルーク・ウィルソン

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暗い田舎道を走ってくる一台の車。

眠気を抑えつつハンドルを握る夫と・・・そんな夫に冷たい目を送る妻。
互いのちょっとした態度や言葉でさえ、言い争うもとになってしまう。
夫婦仲も冷え、離婚寸前のデビットとエイミーは、親類の家から車で帰る途中、渋滞を避けて高速を降りたのだが、暗い田舎道、道に迷ってしまう。
おまけに車のエンジンの具合も悪くなり、仕方なく、近くのモーテルで一夜を明かすことにしたのだが、そこで二人を待っていたものは・・。


こ・・・こわっ・・。

一人ではホラーなど見れない小心者親子が、またしても二人で「怖いもの見たさ」(汗)
いやぁ・・しかし。
こんなに怖いとは思わなかったよぉーーーー(泣)


てっきり、このモーテルに何かが出るのかと思ったのですが(いや、確かに恐ろしいものが待ち受けていたのですが)それがホラー的な怖さで襲ってくるのではなくって。
じわじわと・・しかもとてもリアルに迫ってくる怖さ。

一度にドーーーンと来ないんですねぇ。じわじわ、じわじわ・・と。
無言電話やドンドンと(二人が泊った部屋の)ドアをたたく音。不審者に怒りを覚えつつも、しだいにその正体不明な人物に不安が積ってゆく。
苦情を訴えに行っても・・とにかく支配人自体が怪しいのでよけい不信感が高まってしまう。


そんな不安な空気は、デビットがTVの横に置いてあったビデオを再生したことから・・一気に冷たく凍りついてしまいます。
そこに映っていたのは、残酷な方法で殺されてゆく人々の姿。
そして、その殺人が行われている部屋が・・今デビットとエイミー、二人が泊っている部屋なのですからーーー。

この「今からおまえたちも・・このビデオのような目に合うんだーーー!!」
という、殺人予告・・この恐怖ときたら。
どうしたら逃げることができるのか、どうすればいいのか・・。

そう、怖さって客観的に(離れた目で)見ることができたらそれほどでもないのに・・この映画、とにかく・・、この主人公たちと同じように・・どうすればいい・・・いったいどうすれば・・!!って思ってしまって。
おかげで怖さが倍増です(涙)

なかなか姿を見せない殺人鬼たち、残虐なシーンもそれほどないのに・・追い詰められたような空気が恐怖をどんどんと煽るんですよね。

最初は、不安感を覚えつつもまだお互いのすることに文句を言っていた夫婦の姿も・・とてもリアル。
でも恐怖からしだいに身を寄せ合うようになって・・。
どうにかして二人で、このモーテルから生きて出ようとする・・夫デビットの頑張りにまるで自分がエイミーになったかのように力強く感じたり、でも不安だったり。

いやはや・・もうぐったりとなってしまうほど怖かったです(汗)

支配人役のフランク・ホウェリー、怪しいんだけど・・怪しすぎない怖さっていうのか。
そう、ホラーに登場する狂気の殺人マシーンほどの宙に浮いたような怖さじゃないところが、逆によけい怖いんですよねぇ。
すごくさびれた田舎のモーテルには、もしや、こういう人物いるんじゃないかしら・・っていう。


冒頭とエンディングのタイトルデザインもとても印象的。ちょっとヒッチコック風?
そういえば「サイコ」も田舎のモーテルでしたっけ・・、おお・こわっ。


流血や残虐シーンをバンバンいれるより、こういう「登場人物たちと同じ怖さの空気を吸わせてしまう」ほうがよっぽど怖いんだ・・としみじみ実感した作品でした。
「アンダーワールド」ではとってもクールなケイト・ベッキンセールが、恐怖におびえる姿がよけい怖さを煽ったのかもしれませんよねぇ。



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