
本館のChristmas Roomに、毎年コツコツと挙げていたChristmas Cinema(
こちら)も気がつくと49作品鑑賞♪
今年最初のクリスマス映画が、50作品目になりました。
「七月のクリスマス」
ジミーとベティは、あるコーヒー会社に勤める恋人同士。
貧しい暮らし、安い給料を嘆くジミーは、別のコーヒー会社が主催するキャッチコピーのコンテストに応募する。優勝賞金は25,000ドル!
いよいよ発表という夜、ラジオの前でかたずを飲むのはもちろんジミーだけではなかったけれど、当のコーヒー会社では審査員が大揉め・・、最優秀作品が決まらない。
翌日、がっかりして仕事も手に付かないジミーの姿に、同僚たちはいたずら心を起こして賞金獲得の偽の電報を偽造。
ところがそれをすっかり信じ込んでしまったジミーは・・・・。
クリスマス映画はいろいろあるけれど、ツリーもサンタも、そして雪さえないクリスマス映画って珍しい。
「八月のクリスマス」も、なぜ八月?クリスマス?っていう作品でしたが、こちらは最後に雪のシーンがありましたっけ。
じゃ、なんで七月のクリスマスなのか・・っていうと。
それは、ある心暖まるシーンにわけがあるのです♪
同僚たちが偽造した偽の電報を持ってコーヒー会社に乗り込んだジミーとベティ。
普通だったらそこで・・偽だってことがばれちゃうはずですよね~、でもそこはコメディ。
なんと、賞金の小切手を手にしてしまうのです。
ベティの母親の念願のソファつきベッドを買いに行く二人。
このベッドが・・また可笑しいんですけどね~(笑)
ベティには毛皮のコート、そしてあの人には・・と。
ジミーは、なんとご近所一帯の人々にプレゼントを用意しちゃう。
山のようなプレゼントをソリの代わりの車に積み込み、家へと帰るジミーとベティ。
そう、さながら、ジミーは七月のサンタ・・というわけです。
この賑やかな贈り物のシーンは、確かにこの映画のクライマックスのひとつ。
子どもも大人も、人々が彼の贈り物に喜び、通り一帯がお祭り騒ぎになる様子は心暖まるシーンです。
でも・・、いつバレちゃうんだろうってハラハラして、素直に心暖まってばかりもいられないシーンでもあるのですけどね。
「夜眠れないのは、コーヒーのせいじゃなく、寝台のせい」
このジミーが考えた標語、これって・・!?(苦笑)
全然イイとは思えないのですけど。
でも不思議。
あんまり何度も何度も(映画の最初から最後まで)聞かされて、しかも優秀作品に決まったと勘違いした社長たちが「傑作だ!」と褒めるものだから・・。
なんだかだんだんと・・、もしかしたらこれって面白い標語なの?なんて思えてくるから不思議なんですよねぇ(笑)
コーヒーを飲むと夜眠れないっていうのはウソ!と強調するジミー。
寝台(バンク)と銀行(バンク)をかけあわせてお金の心配をする方がよっぽど眠れないっていうのはわかるのですけど・・。
でもキャッチコピーとしては、もっとオシャレな方が・・って思っちゃいます。
コーヒーを飲むと眠れないっていう人もいますもん~!(私は違うけど 笑)
そうそう、調子にのったジミーは自分の会社の標語も考えるのですけど、こちらは「育ちが違う豆!」っていうのですから(笑)
う~ん、やっぱりなんだかピンとこないジミーのセンスです。
ジミー自身の魅力もピンとこなかったって言ったら・・ダメかしら(苦笑)
だって、冒頭屋上で自分の標語の正しさを長々と説明する彼って。
そんなジミーを信じて寄り添うベティは偉いなあ・・って思いました。
彼女が、最後にジミーにチャンスを与えてください!と社長に懇願するシーンはジーンときます。
ラストのオチ?は、なんとなく予想できちゃいましたけど・・ハッピーエンドはやっぱり嬉しい。
調子に乗ったジミーが、次はどんなコピーを思いつくのか・・ちょっと心配ではありますが(苦笑)
クリスマス映画としては・・ちょっと珍しい1本を見れました♪
- クリスマス映画
-
| trackback:0
-
| comment:0