2009
10.29

「愛のめぐりあい」

愛のめぐりあい [DVD]愛のめぐりあい [DVD]
(2006/02/10)
ジョン・マルコヴィッチソフィ・マルソー

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旅をしながら次の作品の構想を練る・・一人の映画監督。
紡がれてゆく4つの物語は、彼が出会った人々なのか、それとも彼の次の作品の登場人物たちなのか。


オムニバス映画といっていいのでしょうか・・、しかし、なんとも不思議な作品です。
観終わった今でもなんだか霧の中にいるかのようにとらえどころのない。

でも。
ジョン・マルコヴィッチ、ソフィー・マルソー、ファニー・アルダン、ジャン・レノ、マルチェロ・マストロヤンニ、ジャンヌ・モロー、ピーター・ウエラー・・・エトセトラ・・。
この豪華なキャストたちには間違いなく驚かされることでしょう。

そして不思議な魅力に満ちた作品だということにも。

第1話 霧のたちこめるフェラーラの街で ありえない恋の物語
水力技師のシルヴァノと女教師カルメンの物語、互いに想いあいながらもすれ違い・・結ばれない男女。

この男女、それはもう、美男美女。

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このすっごい美形の、キム・ロッシ=スチュアートって何者!?。
ロミオとジュリエットってこんな感じかしらと思うくらいの絵になる二人なんですね。

あまりに美しすぎる二人のラブシーンにもやたらドキドキする私ですが、裸の彼女に触れることなく出て行ってしまうシルヴァノに驚き。
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言葉を求め続けるカルメンと・・・(触れることなく)ただ思い続けるシルヴァノ・・。
「ありえないーー!!」と言ってしまいたいところですが、二人の美しさにただくぎ付けになってしまった私でした。


第2話 ポルトフィーノ、女と犯罪
冬のポルトフェーノの路地で若い女と出会う映画監督。
彼女の後を追い、交わしあう視線。
「自分は父親を12回も刺して殺した・・」そう語る女と愛を交した彼は、また再び旅に出るのでした・・。


あやうい・・揺れる視線を送ってくるソフィー・マルソーと彼女を見つめ続ける監督の目(かなり怖い・・苦笑)
ソフィーの大胆なヌードも忘れられませんが、二人のこの視線も印象的。
なぜ父親を殺したのか、理由は全く語られないんですよねぇ。
映画なら12回はリアリティがなさすぎる・・、3回か4回だろうと考える監督に思わず、問題はそこ!?って突っ込みたくなりましたが。


第3話 パリ、私を探さないで
愛人と妻・・3年にわたって二股をかけてきた男が、ついには両方から決断を迫られるのだが・・。

愛人の元から帰ってきた夫に抱かれながら「捨てないで・・」「捨てないで」と繰り返す妻。
ファニー・アルダンの色っぽさ~、哀しさがたまりません。

3年も我慢してきたんだーーとこの夫を酷いヤツ!!と思うのだけれど・・、この夫が若い愛人と初めて出会った時、彼女が夫に話した「魂の話」
(白人がメキシコで探検中に、案内を頼んだ現地人が動こうとしなくなった・・。しばらくしてやっと動き出した現地人にわけを聞くと彼がこう答えた。「魂がついてくるのを待っていた。」)

忙しすぎると魂がついてこない、この話がなんだかすごく心に残ってしまって。
思わず、出会ってすぐにこんな話を聞かされたら、二度と会おうと思わないか、それとも離れられなくなるか(苦笑)どちらかだよねぇ・・と思ってしまいました。



第4話 エクス・アン・プロヴァンス、死んだ瞬間
信仰心の篤い少女に恋をした若者。彼女に想いを打ち明けますが、翌日修道院に入ると彼女に聞かされて・・。


静かな微笑みを浮かべた青いコートの娘、イレーヌ・ジャコブが愛らしい。
この作品で唯一一人だけ、裸体を見せなかった(っていうとどんな作品だ!!って思われそうですが 苦笑)若い女性。
雨の中で転んだ彼女が笑い転げる姿が、とても印象的でした。



こうやって書いてみたけれど、これってやっぱり不思議な物語だよねぇ。
でも、この不思議感が・・なんだかとっても忘れられそうにない。

登場する女優さんたちのそれぞれの美しさにも魅せられて。
キム・ロッシ=スチュアートの彫像のような横顔も忘れられないーーー
舞台となった村や街の風景も綺麗でした。

ジョン・マルコヴィッチ演じる旅する監督は、アントニオーニ監督自身の姿なのでしょうか。

出会った人々の表情や姿から・・新しい物語を紡いでいく。
ありえないようだけれど、そこにはもしかしたら・・人生の真実がほんの少し、隠されているのかもしれません。

この不思議な物語を見ながら、そんな風なことを思ってしまいました。

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コメント
瞳さん、こんにちは。
本当に、コメントさせて頂きたいエントリーばかりで困っちゃう・・と言うか、嬉しいなっ!
今日はこちらの作品の感想を拝見して、もう一度この作品を観たくなりました。
実はVHSを持っているんですよ~、だって、瞳さんもコメントしていらっしゃるけれど、こんな豪華なキャスティング!!
それもキム、マルコヴィッチ、マストロヤンニ、そしてペレーズ、皆、瑞々しかったり、渋くて素敵だったりの、程良い頃の作品でしょう?!(笑)
それを眺めているだけでも幸せなんです、もちろん女優さんたちも素晴らしいけど^^;

キム、瞳さんもビックリされたみたいだけど^^;、本当に水も滴る。。ようなイケメンでしょう?
今はこの時の肌の張りはないけど、相変わらずイケメンですよ。
日本でも、少し作品を観られるようになったけど、私の一押しは「アパッショナート」、この作品の彼はピカイチです。
もし未見でしたら、お薦めしちゃいます。
偉そうに言っちゃって申し訳ないのですが、ジェジェの「赤と黒」を彼がリメイクしているのね、でも彼ならその資格は十分あると思いましたよ~!!^^;

2話のコンビも絶妙、そして3話が一番心に沁みたかもしれません。
とにかくファニー・アルダンが素晴らしかったわ。
やはり彼女、凄いよね~~、好きだわ、憧れるわ(体型に!・笑)

最後のジャコヴ、可愛いし綺麗でしたね。
でも私はペレーズに釘付けでした・・♡
大体、キムとペレーズ目当てで鑑賞したのが本当にところなんですけどね(バレバレ?^m^)

>>ジョン・マルコヴィッチ演じる旅する監督は、アントニオーニ監督自身の姿なのでしょうか。
私もそう思いました。
そういう監督さんて多いですよね、そうやって楽しんでいるのかな?^^;
ベルイマンもそうでしたね、でも彼は考えて苦しんで大変だと思うけど・・(>_<)

最近クラシック鑑賞もされているんですね。
未見の作品、とても参考になります、ありがとう~♪
(いつも長いコメントになっちゃってスミマセン^^;)
カポdot 2009.11.14 11:18 | 編集
>カポさん、
こんにちは~。今日は寒いですねぇ・・風が冷たくてぷるぷる・・。
>本当に、コメントさせて頂きたいエントリーばかりで困っちゃう・・と言うか、嬉しいなっ!
いや~~ん(笑)こちらこそ、とっても嬉しいです(笑)

おお、さすがカポさん、VHS持っていらっしゃるのね!!
私は例によってネットレンタルで検索してて見つけた作品なんですけど、豪華なキャスティングにビックリしましたもん。
>皆、瑞々しかったり、渋くて素敵だったりの、程良い頃の作品でしょう?!(笑)
そうそう!!ほんとにね~(笑)

キム・ロッシ=スチュアート!!やっぱりカポさんはチェック済みでしたね~♪
この作品の時は若かったんでしょうね~!
お勧め、ありがとうございます、さっそく探してみなくては!!
あ、そうでしたね、ネットで検索してた時「赤と黒」のことが載ってて、これはカポさんに聞いてみなくてはって思っていたんですよ。
ジェジェファンのカポさんも納得とは・・キム、やりますねぇ。
「家の鍵」にも出てると聞きました、カポさんきっとご覧になってますよね~。

3話、ファニー・アルダン、素敵でしたね。
体型!そうそう(笑)素晴らしいですよね。羨ましい。
この3話の「魂の話」なぜかその後も時々思い出しちゃいます。
忙しくて慌ただしい時とか・・魂がついてきてない~なんて思ったりする怪しい人です(笑)

ペレーズ、カポさんは彼の作品もいろいろ見ていらっしゃるのかしら。
他の作品も見てみたいです♪

クラシック作品・・、ネットレンタルで検索してたら、なぜか古い作品に目が行っちゃいます(笑)お店で出会わないからよけいかしら。

こちらこそ、またいろいろと教えてくださいね。
コメント、いつも嬉しいです~♪
私もまた遊びに行きますーー。
dot 2009.11.16 08:36 | 編集
このコメントは管理人のみ閲覧できます
dot 2009.11.16 21:24 | 編集
このコメントは管理人のみ閲覧できます
dot 2009.11.19 15:58 | 編集
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