2009
08.30

「夏への扉 新訳版」

夏への扉[新訳版]夏への扉[新訳版]
(2009/08/07)
ロバート・A・ハインライン

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毎夏、必ず手に取る「夏への扉」、
これを読んでいないから、今年の私の夏はまだ終わってないのだ~~!!
なぁんて・・日記に書いていたら、偶然発見したのが、こちらの新訳版。

実に46年ぶり!の新訳を手掛けるのは、「アルジャーノンに花束を」の訳者小尾美佐さん。



夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))
(1979/05)
ロバート・A・ハインライン

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こちらが、もちろんこれまでの文庫。訳は福島正実さん。
我が家の文庫は、なんと(文庫化された)1979年に刷られた第2刷という年代物。

結婚しても、引っ越ししても、しまわれることなく本棚に並び、何十回となく読まれたせいか、文庫本のページはお醤油で煮しめたような、見事な茶色に(苦笑)

そんな愛着の福島さん訳なので、これはもう、どうしたって新訳版と比べるわけにはいかないのですよ~。
そう、だって殿堂入りの1冊なのだから(笑)

(そうそう、確か旧ブログにも感想を挙げていましたっけ こちら



だから、私にとっては、新訳版は、新しい「夏への扉」との出会いかな。

より軽やかに、そう、気のせいか、主人公ダンが若返っているような気がする~!そして愛猫ピートのやんちゃぶりも。


若き読者さんたちには、女中なんて死語なんだろうなあ・・、
主人公、ダンの発明する「文化女中器」は新訳版では「おそうじガール」。

読みやすくて、分かりやすい。
テンポがいいから、展開もよりスピーディで一気にラストまで引っ張られるような気がします。
やっぱり面白いですもんね♪


ただ、私にはやっぱり新訳版は、年の差がありすぎる恋人のような気がして(どんな例えだ?笑)
慣れ親しんだ・・長年の恋人にほっとしてしまう。



彼はいつまでたっても、ドアというドアを試せば、必ずそのひとつは夏に通じるという確信を、捨てようとはしないのだ。
そして、もちろん、僕はピートの肩を持つ。





そう、比べるわけにはいかない・・・と言いながら、やっぱりこれだけは譲れないのが、このラストの1行なんですよね。
これだけは、永遠に福島版訳の「肩を持ちたい」私です(笑)
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