2009
04.28

「情愛と友情」

情愛と友情 [DVD]情愛と友情 [DVD]
(2009/03/18)
マシュー・グードベン・ウィショー

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イギリスの文芸もの、しかも、美青年が登場するとなると・・これはどうしたって外すわけにはいきません~!!

イヴリン・ウォー原作の「回想のプライズヘッド」(↓参照)を元に映画化された作品なのですが、
お友達のみみこさんに教えてもらったところによると、先にTV版もあって、なんとそちらの主人公チャールズを演じたのはジェレミー・アイアンズなのだとか!!
いや~~ん、見たい~~(笑)

それにしても、この邦題・・、「情愛と友情」って。これって「高慢と偏見」を意識してつけたのかしら・・って思ったり。


いつも思うけど、イギリスの文芸ものって、その舞台の素晴らしさ!!惚れ惚れしてしまいますねぇ。

チャールズとセバスチャンが出会う青春のオックスフォード、休暇で訪れたヴェネチアの街・・、後にセバスチャンが住むことになるモロッコ・・と、
映画は、さまざまな場所を舞台に繰り広げられるのですが、中でも思わず「おお~~!!」と感嘆の声を上げてしまったのが、セバスチャンとジュリアの生まれ育ったブライズヘッドの屋敷。

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すごいですよねぇ・・・どこの王様の住まいですか・・っていうくらい。

実在する有名なお城、ハワード城が舞台となっているのですが、それはもう見事です。
ある意味、このお城がこの物語の主役かも知れないなあ・・と思うほどの存在感もホンモノが放つオーラならでは・・なのでしょう。


オックスフォードで出会い意気投合したチャールズとセバスチャン。
整った顔立ちのチャールズに、繊細で魅力的なセバスチャン。
同性愛者である・・らしいセバスチャンのまなざしを受けるチャールズの姿に・・時折友情以上のものを感じて、やはりこのあたりドキドキしてしまいます。
「モーリス」や「アナザー・カントリー」を思い出してしまいますよね。


主役のチャールズを演じるのはマシュー・グード。   。
決して派手ではないけれど、正統派ハンサム。上背もある彼は、スーツ姿も似合うんですよね。
そんな彼に寄り添うような細身のセバスチャンは、ベン・ウィショー。
「パフューム」の彼の、このセバスチャン役、これがもう、当分忘れられそうにありません。

大学では奔放で自由に振舞う彼が、
敬虔なカトリック教徒である母親の絶対的な存在の前で見せる、あの痛々しい姿・・。
友情以上の想いを抱いていたチャールズと妹ジュリアが惹かれあう場面を見てしまった時の・・あの切ない瞳・・。
 

クマを抱く姿・・似合いすぎです~~。
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そしてファッションも。
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ヴェネチアでは、ほら!!キンキラキンなんですよ~~♪
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チャールズとセバスチャン、そしてジュリア・・・、
3人の愛情、友情、さまざまな思いからも目が離せませんが、この物語にはさらにもうひとつ、根底に宗教・・の問題がありました。

セバスチャンとジュリアの母を演じるのはエマ・トンプソン。
厳しいカトリックの教えで子どもたちを律する彼女の姿に・・・がんじがらめになってゆくセバスチャンとジュリアが痛々しくて。

カトリックの教え、これはやはり私にはよくわからないですからねぇ。
ただ、夫人も幼いときからそういう風に教えられ育ってきた・・それが彼女にとっては自然で「そうするのが当然の道」であったのでしょうか。
そして、それはまた、ジュリアにとっても・・。
父親の臨終シーンでの、ジュリアのあの表情・・は、私にはショックでした。

このあたりは、原作を読めばもっとその心情に迫ることができるのかしら。





「最後の時を迎えたときに、一生懸命生きてきた・・幸せだった・・と。そう思えるような人生を送りたい」
チャールズが夫人にそう語るシーンがありましたね。
(そのとき夫人は「現世の幸せがなんになるの?」と答えたのですが)


そう思える人生を彼は過ごせたのかしら・・、
ラストシーンの彼の表情を見ていたら、そんなことを思ってしまいました。

ほろ苦く、切ない余韻の残る作品です・・。




回想のブライズヘッド〈上〉 (岩波文庫)回想のブライズヘッド〈上〉 (岩波文庫)
(2009/01/16)
イーヴリン ウォー

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よーーし!!原作読みたい~!!書店へGo!!だーー!!



あ、最後に1枚。
このシーン、好きなんです。

ブライズヘッドで過ごす夏の午後。

ずらりと並んだワイン・・(飲みすぎだ~ 苦笑)
互いに飲みながらそのワインの味を自分の言葉で表現するチャールズとセバスチャン。
夕暮れの中の二人が幻想的で・・その後のことを思うといっそう切なく、忘れがたいシーンです。


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コメント
お邪魔します~
ブライズヘッドの屋敷は、素晴らしかったですね。うっとり~
感想にもあるように、屋敷がまるで主役でもあるかのようでしたよね。
美形の二人が登場という設定でもう、ニヤニヤものでした。
私、あの二人に絡んで、登場したい・・・・★なん~~て思ちゃいました。
ベン・ウィショーの衣装は目をひきますよね。
インパクトありだわ・・・・笑
↑うんうん、お酒のシーンね。あれは美しいシーンでしたものね。
セバスチャンの思いも溢れて~~という感じで、せつなくも
感じるよね。原作の感想も楽しみです。。。★
みみこdot 2009.04.30 09:16 | 編集
>みみこさん
いらしゃいませ~♪
イギリスのこういう文芸ものの舞台って、どれも素晴らしいですけど、このハワード城も圧巻でしたよね~~~。
>私、あの二人に絡んで、登場したい・・・・★
私も~~!!(笑)友達とか、屋敷のお客とか・・・いやいや、屋敷の召使でもいいよ、この際(爆)
衣装も素敵ですよね。チャールズもジュリアも素敵なんだけど、やっぱりセバススチャンに目がいっちゃいました。白のスーツに巻物・・もいいよね。

お酒のシーンは、原作にもありましたね。
原作、一気に読んでしまいました。
でも、やっぱり宗教については・・よくわからない~~(苦笑)
原作のチャールズは・・ちょっと冷たい感じがしたかな・・、あ、このあたりについては、またブログに挙げたいと思います~♪
dot 2009.05.02 07:10 | 編集
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