2009
04.10

「ランジェ侯爵夫人」

ランジェ公爵夫人 [DVD]ランジェ公爵夫人 [DVD]
(2009/04/03)
ジャンヌ・バリバールギヨーム・ドパルデュー

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1820年代フランス。
パリ社交界の花形ランジェ公爵夫人は、ある夜の舞踏会で、ナポレオン麾下の勇将として噂に上るモンリヴォー将軍と出会う。
夫人に夢中になった将軍はやがて毎夜のように彼女の元へと通うのだが、恋の手管にたけた彼女に翻弄され・・・やがて二人の恋は、思いもかけぬ方向へと向かってしまう・・・。

なんていうか・・・、人の恋路って・・・はたからみるとずいぶん勝手というか、不思議なものですよねぇ・・。

もちろん、時代背景的なものや、それぞれの立場もあったのでしょうけど。


出会ったときからすぐに、「侯爵夫人を愛人にする」と心に決める将軍に対して、片や社交界の中で生きてきた夫人のこと。
一筋縄ではいきません。
モラルや宗教や・・ありとあらゆる手管を使って、将軍を翻弄する夫人。
魅惑的な姿を見せて期待を持たせ(初めて将軍が訪ねてきた夜の、あの手練手管ときたら!)ぐらりときたら突き放し・・そしてまた甘い言葉・・。
「押す」ことしか知らない将軍にとって、この恋はどれだけじれったく、はがゆいことか。

いや、確かにこのあたり、見ている私にもはがゆい、はがゆい・・(苦笑)
だってもう、そのじらしぶりときたら・・ねぇ・・。


ついには強硬手段をとってしまう将軍にも、思わず同情してしまうのですけど。


ところが、思わぬことにこのあとは、立場が逆転してしまうんですね。
夫人から離れてしまった将軍に、今度は夫人の方が憔悴してしまう・・。
あまりの落胆振りに、今度は彼女の方が気の毒になってしまう始末です。
そう、「勝手にしてくれい!」と思いつつも、いつのまにかしっかりと二人の恋にこちらが翻弄されているという(苦笑)


その舞台や、衣装にも見惚れましたよ。

侯爵夫人役のジャンヌ・バリバール、決して美人じゃないんですけど(結構ふけて見えるのですが)ドレスの着こなしが見事なんです。
この時代の流行でしょうか、ゆったりと胸のあいたシフォン風ドレスが細身の体に似合うんですね。
そして結い上げた髪に髪飾りやリボン♪魅惑的です。

将軍役は、ギョーム・ドパルドゥー。
男らしい顔立ちと、しっかりとしたその瞳の力。 悩める姿も素敵でした。
(肺炎で急逝されたのが、とても残念です。)


二人の恋の成り行きが、字幕で説明が入るのが、なんだか絵巻物?風みたいでしたよね。
それから、この映画って音楽が無かったように思ったのですが。
だから逆にダンスの時の音楽や、夫人のピアノ、歌声などが印象的で。

将軍の義足(ギョーム自身がそうだったのですね)のたてる音や、足音・・なんかも、まるで彼の心の中の不協和音のように感じられました。





ところでね~、夫人の夫、ランジェ侯爵ってどこにいるんだろう?(苦笑)


夫は夫、妻は妻・・、当時の社交界ってこういう感じだったのですかね~。
バルザックの原作も読んでみたいものです。


さて、最後に圧巻の夫人のお着替え模様を(笑)
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これが全部じゃないんですよ~~(汗)
シーンが変わるごとに思わず彼女の着こなしに目を奪われる・・。

いろんな映画を見ましたが、こんなにお色直しの多かった映画って初めてじゃないでしょうか。
ドレスに、髪飾り、ジュエリー、凝ってますよねぇ。

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コメント
瞳さん、こんばんは。
私も 一昨日観たばかりです。
まるで舞台劇を観ているような二人の恋の鞘当・・。
見応えがありましたね。
というか 当時のパリ社交界では日常茶飯事の恋愛ゲームだったのかもしれません。
でもモンリヴォー将軍は 夫人に対して「初めての愛」だと言っていましたよね。
それを信じることが出来なかった彼女も不幸なら 純粋ゆえに意固地になってしまった将軍も不幸。
なんとかならないかしら??と イライラしましたよ~(笑)

公爵夫人、こんなにお着替えしていたんですね!!
とってもスレンダーな公爵夫人だったので 何を着てもお似合いですわ、羨ましい♪
ギョームしか目に入らなかった・・というのが現実なんですが 将軍になり切ったギョームは素晴らしかったです・・。涙
実は1ヶ月半も掛かって なんとか原作を読み切ったのですが(ギョームへの愛の力・苦笑) 原作の中の手紙などの方が 心情が読み取れてグっとくるものがありました。
もちろん映画も面白かったですけれど(^^ゞ)

息子さん、一人立ちされたんですね、淋しいですねぇ~~。
我が家は、未だに誰も出て行きません。(苦笑)
しっかり自立して欲しいのですが・・汗
カポdot 2009.04.17 23:17 | 編集
>カポさん
おはようございます。
カポさんもご覧になられたばかりなのですね!!
私この作品にギョームが出ているとは知らずに借りたのですが、将軍になりきった彼、素敵でしたよね。
悩める姿にぐらぐら・・ときてもちろん彼寄り視点(心情)になってしまいましたよ~。
>当時のパリ社交界では日常茶飯事の恋愛ゲーム
うんうん、そうなんでしょうね~、きっと。
カポさんも原作読まれたんですね。
私も先日買ってきて今読んでいるのですが、やはり原作だと当時の社交界の様子だとか、二人の心情もより伝わってきますよねぇ。
原作を読んで、侯爵と侯爵夫人の関係にも納得!!ですよぉ~。
原作の中の手紙・・・心打たれましたね。

夫人のお着替え、こんなにあったんですよ~!!
すごいですよねぇ・・さすが社交界の花形です♪どれだけ着替えるんだ~!!って思いました(笑)

カポさんの感想、また楽しみにしていますね。

息子のひとり立ち・・・
それがねぇ・・・通学が大変だからとアパートを借りてるんですが、しょちゅう帰ってきてるんですよぉ(苦笑)
アパート代と通学代・・両方かい~!!と思いつつも、やっぱり嬉しい母心です(笑)
カポさんち、にぎやかで楽しそうですね~♪


dot 2009.04.20 06:43 | 編集
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