
9世紀、スカンジナビア地域にある、とある島国。
若き王子アムレート(オスカー・ノヴァク)は、旅から帰還した父オーヴァンディル王(イーサン・ホーク)とともに、宮廷の道化ヘイミル(ウィレム・デフォー)の立ち会いのもと、成人の儀式を執り行っていた。
しかし、儀式の直後、叔父のフィヨルニル(クレス・バング)がオーヴァンディルを殺害し、グートルン王妃(ニコール・キッドマン)を連れ去ってしまう。
10歳のアムレートは殺された父の復讐と母の救出を誓い、たった一人、ボートで島を脱出する。
<公式サイト ストーリーより>
ロバート・エガート監督の『ウィッチ』を観て次は『ライトハウス』だ!と思っていましたが、アマプラで本作を発見~

北欧神話やヴァイキング伝説をもとにした復讐譚にして、壮大なファンタジー、しかもしかも、アニャちゃん出てる

これは
絶対好みのはず♡という予想通り、2時間ど~~っぷり世界に入り込みましたよ。
子どもの頃読んだ北欧神話はギリシャ神話に比べてどこか荒々しくって、そしてとても強烈でした。オーディン(北欧神話の神)、ヴァルハラ(オーディンの宮殿)本作でもたびたび登場する名前が懐かしい。
父王を叔父に殺された王子の復讐と聞くと「ハムレット」を絶対思い出しますが、実はハムレットのモデルとなったのがスカンジナビアの伝説上の人物アムレート(本作の王子)だそうですよ~。
いやーーもう、とにかく、
エガート監督が作り上げた世界観がすごい!!衣装や装飾品、武器や船・・・、監督の拘りをものすごーーく感じました。美術賞も差し上げたい(*^-^*)

10歳だったアムレート王子が

国を追われ、ヴァイキングとなった・・・・
数年後!えっ!!数年後!!???数十年後の間違いじゃ?と心でツッコんでおきましたが

北欧イケメン

アレクサンダー・スカルスガルド!
ワイルドなんて通り越して泥まみれ、血まみれの身体と迫力あるアクション。数奇な運命にもまれながら復讐を果たそうとする壮絶な生き様を熱演、目力強烈。

でもそんなアムレートよりも精神的にはもっと強いんじゃ!と思わせる白樺の森のオルガ、アニャ・テイラー=ジョイは観れば見るほどどの作品でもその存在感半端なしダ!!

父王を演じたのがイーサン・ホーク、王妃ニコール・キッドマン、道化ものにウィレム・デフォー、預言者はビョークでしたよ。嬉しくなる豪華キャスト!
ルーン文字、英雄の剣(普段は抜けない!)王家の血筋の継承を表す樹木はユグドラシル!?神話好きにはたまらない。
道化もの、魔女、預言者、大鴉の登場に胸躍る~世界でした。
ものすごーーく残忍で野蛮で、血まみれの世界なのに、そのまっすぐさや勇猛さに気高さまで感じてしまうのが不思議。最後の涙・・・・・のせいでしょうか。
次はどんな世界を描いてくれるんだろうか、期待値上がりましたよ~。あっ、その前に『ライトハウス』観なきゃーー。
- アマゾンプライム
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こんばんは。
一時期ヴァイキングものにハマったので見たのですが、
これ意外と面白かったですね。出演陣もゴージャスでした。
アレキサンダーの20代?はちょっと無理ありましたが...
彼現在47歳のようです。まぁ映画だから良しとしましょう、
アニャもキュートでした。
「ライトハウス」もダークですね。この監督ダーク好きかも?
- 2023/08/31(Thu) 19:57:24 |
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- margot2005 #mQop/nM.
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>margot2005さん
こんばんは。コメントありがとうございます。
ヴァイキングもの、私も好きです。
監督は本作の中でヴァイキングにかなりこだわったようですね。衣装や船(に使われた木とかまで)細部に至るまで歴史に忠実に描いたとか。
おお!アレキサンダー47歳になりましたか!さすがにちょっと20代は無理がありましたね!(^^)!
でもワイルドに成長した王子役、とてもハマっていましたね。
アニャもとても良かったですね、芯の強い役が似合いますね。
「ライトハウス」もご覧になっているんですね。かなりダークのようですね、ドキドキ・・・・。
- 2023/08/31(Thu) 20:44:10 |
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- 瞳 #-
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>ゾンビマンさん
こんばんは。
ゾンビマンさんも気になってたのですね~!
すごく荒々しくて残忍な世界なのですが、神話とか好きなので引き込まれました。
ビョークが出ていたのですが・・・預言者メイクバッチリでほとんど顔わからず・・・(>_<)
監督さんの世界観の構築が素晴らしかったです。
- 2023/09/01(Fri) 21:07:15 |
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- 瞳 #-
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