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WOWOW ライフwithシネマ 知っておきたい「ジャン=ポール・ベルモンド」 :: 2022/10/17(Mon)

いぬ

一つのテーマに沿って映画との出会いをお届けする[ライフwithシネマ]。
今月は昨年9月に逝去したフランスの国民的スター、ジャン=ポール・ベルモンドの魅力に迫る。


久々にWOWOWに再加入したら、こんなバンザイな特集がありました嬉しすぎる~~(*^-^*)
じっくりとベルモンドの魅力を堪能中
その中から2作、感想をUPしました。


1963年のフランス映画『いぬ』


刑務所を出たばかりのギャング、モリスは、妻を殺した男ジルベールを訪ね、復讐を果たす。
その後、親友シリアンと会ったモリスは、レミーとともに金持ちの大邸宅に押し入るのだが、すぐに警官に包囲されてしまう。シリアンがいぬ(密告屋)だと疑うモリスだが・・・・。

フレンチ・ノワールの巨匠ジャン=ピエール・メルヴィル監督がベルモンドと組んだこんな作品があったとは~!!
メルヴィル監督といえば、なんといってもドロンの『サムライ』が好きだーーーと思っていたけれど、これもイイ!!

ギャングの世界に身を置く男たちの友情と裏切り・・・。
仲間内で「いぬ」(密告者)と噂される謎めいたギャング、シリアンを演じるベルモンドがそれはもうカッコイイのですが、対するもうひとりの主役である彼を疑うモリス、セルジュ・レジアニの地味でありながらいぶし銀のような渋さにも魅せられる。
高架下の道をひとり歩く、モリスの姿を長回しでず~~っと追う冒頭のシーンから魅入ってしまいましたよ。

登場人物たちの関係性が分かりづらいところはあるのですが、
陰影が印象的なモノクロの世界と、トレンチコートにソフト帽、男たちのファッションに痺れる~~。
原題のLe Doulosは帽子のこと。裏の世界で帽子をかぶるもの=密告者を意味する言葉なのですが、男たちが帽子のへりをつつ~~っとなぞる、あの「サムライ」で私がヤラレタドロンのあの仕草、この作品でもうやってましたよ!!

哀愁と男の美学漂う、ラストシーンがたまらない(>_<)
やはり平凡な結末などないのね、ギャングの世界では。「今夜は行けそうにない」ベルモンドの最期のセリフ、忘れられないわ~~。



ハーフアチャンス

もう1本は1998年のフランス映画『ハーフ・ア・チャンス』
ドロンとベルモンドが『ボルサリーノ』以来、28年ぶりに共演した作品なのですが、パトリス・ルコント監督ってこういう作品も撮るんだ!?という、驚きの、アクションバリバリ、楽しさいっぱいの作品です。
たしかこれ当時映画館でも観てると思うのですが、あの頃はドロンしか観ていませんでしたからねぇ~
いやーー、今観るとあの頃の2倍、いや、2乗だわ、楽しさ増し増しです(笑)

高級外車窃盗常習犯のアリスは、母親の遺品であるカセットテープで(時代ですね)母が同時期に二人の男性を真剣に愛したこと、アリスはどちらの子どもであるかわからないことを知る。2人の父親候補に会いに行くアリスだが、思いがけないことから
マフィアと警察の抗争に巻き込まれ・・・・。
もちろん、2人の父親候補がドロンとベルモンド。こんな豪華な父親候補、羨ましい以外のナニモノでもないナ~。当時二人とも60歳過ぎの立派な初老のオジサマですが、フランスを代表する大スター、(作品中でも)もちろんただのオジサマじゃありませんことよ(笑)
ドロンはレストランオーナーにして元宝石泥棒、自動車ディーラーを営むベルモンドは、元外人部隊所属・・・というわけありの二人。娘候補のアリスのピンチにそれぞれ黙って見ているわけもなく、マフィア相手に大奮闘~!!

途中、銃を構えた二人が「まだやれるかな」と話すシーンでは、なんと!!あのボルサリーノの音楽が流れるというサプライズな演出に、嬉しさ余って涙ぐみそうにさえなってしまいました。
アリス役のバネッサ・パラディがまた!!キュートなのよね~。確かこの頃、ジョニデと付き合い始めたのじゃなかったかしら?。

ドロンがクールに決めたかと思うと、ベルモンドは戦車を操ったりの大アクション。なんとなんと!!最後には車からヘリへ縄梯子で登るという、ベルモンドお得意のアクションシーンまであったりするんです。
ベルモンドはスタントマンを使わず本人がアクションするのでも有名ですが、この時もこれ、ベルモンド本人がやったのかしら思わず敵までが「あの年でよくやるよ~」なんて言ったりして、もう爆笑です。

結局どちらが父親なのか?そりゃ、選べないのに決まってますよね。(作中のセリフのように)ドロンがパパ、ベルモンドがママでいいでしょう
この年『タイタニック』が公開されたのですが、フランスでは本作が興行収益1位だったとか!!そのくらい、2大スターの再共演に盛り上がったのでしょう。

私も久々に見返して、最高に幸せな気持ちになりました(*^-^*)
  1. WOWOW鑑賞作品
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comment

毎度です。

私も近年ようやく知ったのがドロンとベルモンドの素晴らしさですね。
彼らの映画はどれも個性的で面白い。
もっと劇場で上映してほしいものです。
記事と無関係で申し訳ないのですが、二人の作品と言えば、ショック療法と交換結婚をもう一度見たいです。
  1. 2022/10/19(Wed) 07:23:55 |
  2. URL |
  3. ゾンビマン #-
  4. [ 編集 ]

>ゾンビマンさん

こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。

ドロンもベルモンドもいいですよねぇ♡
そうなんです!!若い時の作品から(ハーフ・ア・チャンスのような)老年の作品まで、どれも面白いんですよね。
ベルモンド傑作選の上映劇場に香川が入ってないのが悲しい~(>_<)

おお!!「ショック療法」!!オールヌードで浜辺を駆けるドロン~~!(^^)!私もぜひぜひ観たいです(笑)
「交換結婚」はミア・ファロー共演なんですね!!こちらは未見なんですよ~、WOWOWの今回の特集に入ってなかったのが残念。
いつか絶対観ます――♡

  1. 2022/10/19(Wed) 20:18:42 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

瞳さん、こんばんは。
ドロンの「サムライ」大好きです。
(たしかごみつさんに教えていただいて見たような?)
こちらは同じメルヴィル監督作品のノワールで
ベルモンド主演なのですね。これは期待できそう!!

ハーフ・ア・チャンスはぐっと映像が新しいと思ったら
1998年の作品なのですね。
フランスではタイタニックを凌ぐ人気だったとは!
2大スターの競演、見てみたいです。
バネッサ・パラディもキュートな女優さんですよね☆
  1. 2022/10/20(Thu) 21:42:43 |
  2. URL |
  3. セレンディピティ #.usTzc9U
  4. [ 編集 ]

>セレンディピティさん

おはようございます。
いつもコメントありがとうございます。

「サムライ」いいですよねぇ♡シビレマス。
そうなんです!メルヴィル監督が「サムライ」以前に作った作品なのですが、冒頭のただ歩いていくシーンといい、ラストシーンといい、監督ならではのノワール美学?を感じました。

「ハーフ・ア・チャンス」フランス本国での人気っぷりがうかがえますね。ドロンは当時この作品で引退を発表していたのですが、本作がとても受けたので引退撤回したんですよ~。
2017年に(本作と同じ)ルコント監督で最後の映画を撮ると聞いていたのですが、現在は病気療養中とのこと・・・回復されるのを願っています。
バネッサ・パラディがとってもキュートで本作、ぴったりでした(*^-^*)
  1. 2022/10/22(Sat) 06:45:24 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

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