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Slow Dream

縁あって・・・本や映画と巡りあう。




秋の気配 フランス映画3本♡ :: 2022/09/11(Sun)

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(夕霧草 ワインパープル)

秋は 透明な 薄いむらさきだ

かれこれ40年ほど前、ピカピカに若かった頃!(^^)!旅先の小さな本屋で、矢沢宰さんの詩集「光る砂漠」と出会いました。
その中の一篇「秋」のこのフレーズを歳を経た今も思い出します。

朝夕涼しくなってきましたね。
秋の気配を感じ始めたらなんだか恋愛映画が観たくなってきました。

『レア・セドゥのいつわり』
『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋の終わりから 』
『シンプルな情熱』


~WOWOWで鑑賞~


いつわり

『レア・セドゥのいつわり』

「ルーベ、嘆きの光」に続いて人気女優のL・セドゥをヒロインに迎え、A・デプレシャン監督が現代アメリカ文学の巨匠P・ロスの小説「いつわり」を映画化した要注目作。

1987年、ロンドン。匿名希望のひとりの美しい人妻が、「年齢は33歳。4歳の娘がいるけど夫との結婚生活は悲惨そのもの。そして彼と出会ったのは1年半前のこと」と、イギリス在住の高名なアメリカ人作家フィリップと自分との関係について語り始める。彼女とフィリップは定期的に出会って情事を重ね、さまざまな事柄を語り合うが、フィリップには彼女のほかに妻や複数の愛人がいて、彼女たちともあれこれ会話を交わしていく。<WOWOWの解説より >  



映画の大半がフィリップと不倫相手の女性(&妻)の会話シーンという!!ほとんど男女の台詞で綴られた、ちょっと実験的な作品なのですが、退屈しそうなのにさせない~。そこはやはり!!おフランスの魅力でしょうか。
・・・といっても、舞台はロンドン。作家はアメリカ人、レアが演じるのはイギリス女性なのに(笑)台詞はしっかりとフランス語だし、アンニュイさ溢れる雰囲気はやっぱりおフランスよね~
事件が起こるわけでもなんでもないんだけど・・・なにかこう、男女の秘密めいた(だって不倫相手ですもんね)会話を盗み聞きしているような、イケナイ感が漂いますよ。そしてなんといっても!!やっぱりレアの存在感が圧倒的に大きい~。
おしげもなく肌を晒し、気だるげな雰囲気を漂わせ、時に見せる涙にハッとさせられる~。
だからどうしたんだ!?と聞かれても、どんな映画?って言われても上手く説明できないんだけど・・・、レアの表情、ファッションを見てるだけで満足できちゃう作品でした(*^-^*)

ラブセカンドサイト

こちらは2019年のフランス・ベルギー合作作品。
高校時代に出会って恋し、結婚したラファエルとオリヴィア。
やがて人気SF作家として多忙な毎日を送ることになったラファエルは、オリヴィアと話すこともほとんど無くなってしまう。孤独を抱えるオリヴィア・・・二人が大ゲンカをした翌朝、ラファエルが目を覚ますと、そこは全く違う世界!!
世界的人気ピアニストのオリヴィアと高校教師のラフェエル・・・夫婦の立場が逆転した世界で、オリヴィアは彼のことを全く知らないのだった・・・!!

「ラブセカンドサイト」って何~?っていう絶対タイトルで損をしてる本作、パラレルラブファンタジー?でも、こういう感じ、フランス映画では今まで無かったよね。
愛する人が自分のことを全く知らない世界で奮闘する主人公、ラファエルを演じるのはフランソワ・シビル、「おかえリ・ブルゴーニュヘ」の彼だ~!(^^)!、フランスで結構人気なのネ。人懐っこい笑顔に思わず引き込まれちゃう。
オリヴィアを演じるジョセフィーヌ・ジャピもキュートでとっても可愛い。
こういう作品ってやっぱりカップルの好感度が肝なのです(笑)

ラブセカンドサイト2

あと、二人を支える主人公の親友!!本作ではそこもしっかり押さえてあるところがニクイ。バンジャマン・ラベルネ演じるフェリックスがとてもヨカッタ。
ラファエルが高校生の頃から書き溜めてるSF「ゾルタン」が映像化されて、挿入されてるシーンの面白さや(主役二人が演じてる!)
美しいクラシック音楽の数々が登場するのも、嬉しい驚きでした。
初めてであったときにオリヴィアが弾いていた「セレナード」(シューベルト)や、もう一つの世界で成功してるオリヴィアの演奏動画は「ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052 第1楽章」(J.S.バッハ)、
そして最後のリサイタルでは「幻想即興曲」(ショパン)・・・・中でも自分を知らないオリヴィアを切なく見つめながら連弾する「セレナード」は胸キュン~~♪でした。

世界がどうしてこうなってしまったのか、その原因について思い当たったラフェエルですが、その後彼が取った選択が思いがけないものでした。より切なく、より嬉しいラストにグッときました(*^-^*)


シンプルな情熱
こちらは2020年、フランス・ベルギー合作作品。

フランス現代文学を代表する女性作家アニー・エルノーが、自身と既婚年下男性との愛の体験を赤裸々につづったベストセラー小説を映画化した作品です。

「去年の9月以降、私はある男性を待つこと以外、何ひとつしなくなった」
冒頭で回想するこのエレーヌの言葉がとても印象的!!仕事もしたし、友だちと映画館へも行った・・・けれど、彼と抱き合う以外のことは現実感がなく、何の意味もない。

パリの大学で文学を教える知的でエレガントなエレーヌが、抱擁を待ち続けるお相手アレクサンドルを演じるのは、世界的バレエダンサー、セルゲイ・ポルーニンでしたよ~~!!
いやーー、これ決して家族とは観ないでください~!!ってヤツやねとにかく、裸のシーン、多し~~ポルーニンもだけど、レティシア・ドッシュさん、フランスの女優さんってホント、潔いわ~。脱ぎっぷりがお見事です。
でも、ボカシが入るほど赤裸々なシーンが多いのに、なぜだかそこまで肉欲的!!と思えないのはヒロインの知的なムードと、彼女の身体に溺れているようでいて、どこか氷のように冷たくも美しいセルゲイの目のせいか・・!?
決して長続きしないと予感させる情事がどこか切なくも見えてくるのよねぇ~~(>_<)

将来をともにすることなどないであろう、自分のもとを必ず去っていくであろう男との時間を待ち続ける・・・・・・、計算も何もない、これがシンプルな情熱っていうのならなんて厄介なんだろう(>_<)
最後には別れを受け入れた彼女に・・・私は心底ほっとしたナ~~。いくらセルゲイでもねーーー
  1. WOWOW鑑賞作品
  2. | trackback:0
  3. | comment:6
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comment

瞳さん、こんばんは。
夕霧草、初めて知りました。儚げな紫が美しいです。
今回ご紹介される映画は、物思う季節にぴったりのセレクトですね。

この中で「ラブセカンドサイト」は見ました。
とってもキュートなラブストーリーでしたね。
この作品でジョセフィーヌ・ジャピが好きになりました。
映画に登場する顔トーストもこの時期よく作っていましたよ。

セルゲイ・ポルーニンが好きなので「シンプルな情熱」は公開時に見たかったのですが
かなり過激な作品?のようだったので、恥ずかしくて劇場に行きそびれてしまいました。
WOWOWは入っていませんが、機会があったら見たいです。

レア・セドゥも大好きな女優さんなのでこの作品見たいです。
初めてMIシリーズで彼女を見た時、童顔の女優さんと思いましたが
いつの間にか大人の女性の色気が濃厚に感じられる女優さんになって...
さすがはフランスの女優さんだな、と思います。
  1. 2022/09/11(Sun) 23:54:52 |
  2. URL |
  3. セレンディピティ #.usTzc9U
  4. [ 編集 ]

>セレンディピティさん

おはようございます。
夕霧草、暑さには絶対弱そうと思っていたのですが、この夏の暑さに耐えてくれました。秋に紫の花がぴったりですよね。

「ラブセカンドサイト」
私ったら~~(汗)セレンさんのレビューに絶対好みの匂いがする~~ってコメントしてましたね!(^^)!
とっても良かったです♡お気に入りの作品になりました。
ジャピ、キュートででも大人っぽさもあって素敵でしたね。ピアノも猛特訓したとか。
顔トースト!!あぁ、書くの忘れたけど、すっごく可愛かったですよね。食べるのもっていないくらい。あと、書き忘れたラストの展開(ここもぐっときました)追記しました。

そうでした!セレンさん、セルゲイお好きでしたよね♡
確かにかなり!激しいシーン多かったです。
でも、不思議なことにそれほどいやらしさを感じなくて、それはやはり二人の持つ雰囲気かしら。セルゲイの美しいほどクールな瞳~!!ファッションも素敵でしたよ。

レア・セドゥ、そうでしたね。彼女は幼く見える時とぐっと大人っぽく見える時がありますよね。最近ではぐっと大人の色気が漂って・・・エマニュエル夫人のリメイクも決まってるそうなのですよね~、こちらもぜひ観てみたいです。
  1. 2022/09/12(Mon) 09:21:09 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

『ラブ・セカンド・サイト』はコロナでず~っと公開延期になっていて、やっと公開されたと思ったら他の超大作に紛れて地味に公開されたので、スケジュールが合わなかったんですよね。
恋愛映画が世界一似合わない(汗)、大阪・新世界の名画座に期待しますわ。
  1. 2022/09/12(Mon) 17:24:26 |
  2. URL |
  3. ゾンビマン #-
  4. [ 編集 ]

>ゾンビマンさん

こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。

そうだったんですね~、ゾンビマンさんはいろ~んなジャンルの映画を幅広くご覧になっているので、これも観てるかしら~?とそちらで検索したところでした。

大阪・新世界の名画座!!昭和の香り漂う名画座ですよね~(*^-^*)
  1. 2022/09/12(Mon) 21:18:17 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

あ、すみません。この中では、『シンプルな情熱』だけ観ましたので、ちょっとコメントを。

>アニー・エルノー

今年のノーベル文学賞受賞者ですね。私も読んでいないので何とも言えませんが。

R-18の映画なので、私も劇場に行くときはけっこう勇気がいりました(いまさらと思われるかもですが、私はそういう人間です)。観ていてやっぱり生々しかったですね。レティシア・ドッシュによると、そっちの系統のシーンが多いので出演をしなかった人も多かったみたいですね。

https://www.tst-movie.jp/int/simplenajyounetsu-laetitiadosch20210625.html

それにしてもフランスの女優の脱ぎっぷりというのもすごいですよね。日本の女優で、ある程度名前の通っている人で、40くらいであそこまでしてくれる人はいないんじゃないかな。日本の場合、かつては女優がやたら脱いだ時代もありましたが、時代の変化やスポンサー企業などの関係もあり、そういうことも減ってきたし、またヌードになるのは若い人というのが一般ですからね。

それにしても白人というのはアジア人と体格が違うのでやはりきれいですね。太っていなくても骨格がちがいます。アジア人ですとどうしてもなよなよしてしまう。

女性のサイトで、こういった思い切ったコメントができるのはうれしいです(笑)。
  1. 2022/11/12(Sat) 08:53:50 |
  2. URL |
  3. Bill McCreary #-
  4. [ 編集 ]

>Billさん

こちらにもコメントありがとうございます。

「シンプルな情熱」ご覧になったのですね~!!
アニー・エルノー、私もノーベル賞のニュースを聞いて驚きました。

レティシアのインタビュー、リンクありがとうございます。
興味深く読ませていただきましたよ。
彼女によると、原作ではそこまでベッドシーンは多くなかったと言っていますね!

>それにしてもフランスの女優の脱ぎっぷりというのもすごいですよね。
そうですよね~!!
インタビューの中で彼女がベッドシーンは、2人の状況がその時々で変化する様子を描いていて、2人の関係性が示唆されていた・・・と語っているのを読んで、なるほど~!!と思いましたよ。
少しづつ変わっていく二人の関係がそこからも感じ取れた・・・ということなんですね!!私など、おお~~!綺麗だけどすごいなーーーなどと観ていましたが(笑)

骨格の違いは確かにありますよね~!!

>女性のサイトで、こういった思い切ったコメントができるのはうれしいです(笑)。

こちらこそ、お話しできて嬉しいです~(*^-^*)

  1. 2022/11/12(Sat) 19:47:15 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

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