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Slow Dream

縁あって・・・本や映画と巡りあう。




「夏への扉 キミのいる未来へ」 :: 2022/01/15(Sat)

夏への扉

原作は、1956年に発表されたロバート・A・ハインラインの名作SF小説「夏への扉」。

舞台は1995年、東京。
ロボット開発に従事する科学者高倉宗一郎は、亡き父の親友であった科学者松下の遺志を継ぎ、プラズマ蓄電池の完成を目指していた。
愛猫ピートと松下の娘璃子と過ごしながら、研究に没頭する宗一郎だったが、信頼していた共同経営者と婚約者に裏切られ、自身の会社も開発中のロボットや蓄電池もすべて奪われてしまう。
人体を冷凍保存するコールドスリープに入れられ、2025年の東京で目を覚ました宗一郎は・・・・・!!

我が家にある文庫本「夏への扉」は奥付によると、昭和54年の二刷のもの(360円だって!安い!!)
出会って以来大好きで、必ず毎夏読み返してきた1冊(実は舞台は冬なのだけれど)は、ページも茶色く変色して、お世辞にも綺麗とはいえない年季入り。
名作と言われるSFはほかにもいろいろあるけれど、なんていうか、これは私のSFの初恋のひとなんだと思う(笑)
何度読み返してもワクワクする、ハッピーエンドバンザイ!そして何よりも主人公ダンとピートが大好きだ。
いつの日か、きっと映画化されるに違いない!!とず~~っと信じてきましたが!!でもまさか、日本で映画化されるとは思いもしなかったナ~。

スケールも小さいし、後半の展開が(原作読んでないと)分かりにくいんじゃないかと思うし、原作はもっと詩的な上にユーモラスなんだけどな~~とか、
想いが強いゆえに、あれこれ思うことはあるんだけれど、でもなにより素直に映画化が嬉しい♡
そして、この映画の醸し出す爽やかさや優しさはとても気持ちが良かった(*^-^*)なにせ新春は衝撃2作で始まりましたからねぇ(笑)

一番の残念なことは猫のピートの活躍が少なかったこと。本作の雰囲気にCGは合わないと思うのでこれは仕方ないのかなぁ。
でも!!映画にはもうひとりピートがいた!!

ふたりのピート

藤木直人さんが演じる(映画オリジナルキャラ)ヒューマノイドPETEがいい!!
山崎さんの宗一郎は爽やかで好青年で(両親や恩人の死を経験して)原作よりもずっとナイーブな感じなので、藤木さんの存在がバディのようで心強くて楽しいのですよ(*^-^*)

清原果耶ちゃん演じる璃子の存在がすごくクローズアップされてるところも、原作との一番の違いかもしれませんね
山崎くんと彼女のピュアさはいい感じなんだけど、でも、ここまでメインでなくっていいのだよ~~
もっとSF的な部分がいろいろ観たかったし、駆け足で進んでしまった後半のリベンジ部分をゆっくり見せて欲しかったのが残念でした。
日本版「夏への扉」は原作よりもピュアな、青年の成長物語のような、大切なひとに気づく恋物語であるような、そんな印象を受けました。
原作の持つワクワク感やユーモアは薄れてしまったけれど、繊細さや優しさが魅力の作品、これはこれで日本人らしいのかな?と楽しめました。
映像も綺麗でした。そうそう、(猫の)ピート丸っこくて可愛かったです(*^-^*)


  1. 映画タイトル(な行)
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comment

これは興味ありながら未見です。
新春、よい口直し作品に出会えて良かったですね(笑)・・・。
  1. 2022/01/15(Sat) 23:56:19 |
  2. URL |
  3. ゾンビマン #-
  4. [ 編集 ]

>ゾンビマンさん

こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。

新春そうそう、衝撃を受けましたが、優しい本作で癒されました(*^-^*)
藤木さんのヒューマノイドっぷりが見事でした!!
  1. 2022/01/16(Sun) 15:10:29 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

こんばんは。

拙ブログに2度目のコメント、有難うございました。

原作の大ファンだと、「ちょっとこれじゃない」感は大きかった事と思います。
でも、心優しい物語なので、原作とは別物と思えば、まあまあ楽しめますよね。

やっぱ何と言っても藤木直人のヒューマノイドの存在は大きい!彼がいたから楽しく鑑賞出来た感じです。

猫ピートはほぼ普通の猫モードでしたが、可愛いかったね~。v-283
  1. 2022/01/17(Mon) 01:59:13 |
  2. URL |
  3. ごみつ #-
  4. [ 編集 ]

>ごみつさん

おはようございます。

これ観たら絶対ごみつさんにお話に行こう~と思っていました!(^^)!
鑑賞しながら、(読んでいた)ごみつさんの感想に頷きっぱなしでした。

ピートは可愛い猫でしたね~♡
とても愛着ある原作なので、いろいろ思うところはありましたが、なにより映画化が嬉しかったです。映画から原作読んでくれて好きになってくれる人が増えるのも嬉しい。
藤木さんの存在、良かったですね!!映画オリジナルキャラとして光ってました。

優しい物語に癒されましたよ。衝撃の2作のあとなので(笑)
  1. 2022/01/17(Mon) 09:46:13 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

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