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Slow Dream

縁あって・・・本や映画と巡りあう。




秋です、読書中!(^^)! :: 2021/11/03(Wed)

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『デューン 砂の惑星1~4』

1985年改訂、リンチ版映画のカバー付き、懐しいのを図書館の書庫から引っ張り出してもらいました(*^-^*)
改めて再読すると、(先日読んだ)新訳版の読みやすさがよく分かる~
でも、この読み進みづらさそうそう、こんな感じだった!とこれはこれでとっても懐かしい
ありがたいのは、旧版は(1冊づつ)全部巻末に「帝国における用語集」が付いてるんですよ(この用語の多さよ・・・・!)

惑星生態学者のカインズ博士(原作では男性)の脳裏に(親子二代の夢ともいえる)惑星アラキスの変わっていく未来が浮かぶ・・・・あのシーンが好きなので、映画でココが描かれなかったの、残念だったなぁ。

物語が進むにつれ、ポウル(この版ではポールではなく)が公爵の息子であった頃とは違う次元へと達していき、
レディ・ジェシカとの関係も母息子を超えて、お互いの思惑が交差するような部分が多くなってくる後半に(昔読んだ時より)厳しさと寂しさを感じましたよ~。
何故だろう?母目線になったのか・・?

ヴィルヌーヴ版の続編制作が正式にGO!したそうなので(バンザイ!)後半のポールの成長ぶりを映画ではどう描くのか、シャラメ君の演じっぷりも楽しみです。
そうそう、砂漠の民フレーメンの文化の特異さも原作ですごく印象的だったので、そこもぜひ観たい。



図書館で借りたもう1冊は『昭和の映画絵看板』。ドロンのアップがステキだ~(*^-^*)
遊びにいかせていただいてる方のところで拝見してめちゃめちゃ読みたかった本です。

映画全盛期の昭和30年代、映画館や劇場街に掲げられていた巨大な「手描きの絵看板」。
同書は、⼤阪の通称「ミナミ」と呼ばれる難波、道頓堀、千⽇前周辺で絵看板を⼿がけていた⼯房「不⼆⼯芸」で奇跡的に残されていた貴重なアーカイブから、国内外の名作絵看板写真を紹介する。 保存されていた1000枚にものぼる記録写真から、厳選した300枚を全作品解説付きで掲載。映画絵看板の写真をとおして戦後の映画史を展望出来る。



昭和の看板
『キングコング対ゴジラ』(1962年公開)

こ~んな風な、迫力の絵看板がた~~っぷり、厳選300点!!ドロンもヘップバーンもアラン・ラッドも

映画が最大の娯楽であった時代の、この並々ならぬ熱量
当時の社会の様子も垣間見える・・・、ノスタルジーを超えて、これはもう立派な文化ですよ~!!
絵師さんたちのインタビューも興味深かったなぁ~。欧米のスターに比べてのっぺりした日本人スターの顔は書きにくかったとか・・・

私が映画を見に行くようになった時期にも・・まだ、絵看板を飾ってた劇場が四国にもあったような気がする。
あの頃は・・・まだまだ高松にも映画館が山ほどあった・・・(遠い目 
少し前に息子に「土曜でなけりゃ~映画も早い♪(中島みゆき 悪女)ってどういうこと!?」って聞かれました。そっか~、オールナイト、知らんよね~

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comment

瞳さん、こんばんは。
デューンの原作、4分冊なのですね。
でも再読ということで、懐かしく思い出しながら
読み進めるのもまた楽しみですね。
昔の翻訳小説は文章が読みにくかったですね。
今のように海外の文化に触れる機会があまりなく
訳し難かった、というのもあるかもしれませんが。

映画の絵看板、懐かしいです。
どうして昔は写真じゃなかったのかしら??
大きく印刷するのが技術的に難しかったから?
でも絵看板も味わいがありましたね。
  1. 2021/11/03(Wed) 21:30:43 |
  2. URL |
  3. セレンディピティ #.usTzc9U
  4. [ 編集 ]

お邪魔します。
「昭和の映画絵看板」の絵師さんたちの集合写真等も興味深くて、あの昭和の職人さんたちの笑顔が輝いていて、一番印象的でした。お金で買えない尊いものをたくさん感じる、夢のある時代の本でしたね!
オールナイト興行のあの熱気は独特のものでした。
  1. 2021/11/03(Wed) 21:54:05 |
  2. URL |
  3. ゾンビマン #-
  4. [ 編集 ]

「デューン」の原作ってこんなに長編なんですか〜!?
帝国における用語集? うわ〜、私にはムリ(笑)
昔、ル・グィン(ゲド戦記の)の「闇の左手」を知人に面白いから読めと押し付けられ、そもそもSFを読まない私には出てくる用語が意味不明すぎて、最後まで読んでもどういう話かさっぱり分かりませんでした(笑)

『昭和の映画絵看板』、私の中学生のころまで、まだあったと思います。
表紙のドロン、ゾンビマンさんとこで見たときも「おおっ!」と思いました。こっち見てるし〜(笑)

  1. 2021/11/03(Wed) 22:35:15 |
  2. URL |
  3. tonton #-
  4. [ 編集 ]

瞳さん☆
やっぱり古い訳文は読みづらいですよね・・・
それを若い時に読破なさったのですね??凄い~!
しかも相当長いなんて!
リンチ版映画でバッサリ切って判らなくなっちゃうほど、長編ってことですものね。
読み応えありそう~~
  1. 2021/11/04(Thu) 00:21:11 |
  2. URL |
  3. ノルウェーまだ~む #gVQMq6Z2
  4. [ 編集 ]

>セレンディピティさん

おはようございます。
新訳では上中下と3冊なんですが、旧訳のこの版では4冊になってました!!

>昔の翻訳小説は文章が読みにくかったですね。
そうですよね~!!「デューン」も新訳読んでなんて読みやすいんだ!と驚きました。
「デューン」は会話というより、人物たちの心中部分が多くてみんな、結構あれこれ考えてるんです(笑)なのでその部分のリズム?が新訳の方が掴みやすかったです。
でも再読版も懐かしく楽しめました!(^^)!

>大きく印刷するのが技術的に難しかったから?
映画館によって大きさとかそれぞれ違うので、それに合わせて印刷するとコストもかかるし、大変だから・・・というのをネットの記事で読みましたよ。
なにより!絵師さんの手書きのこの迫力が人を引き付けるんでしょうね。切り出し看板なんて飛び出してますから!!(^^)!
  1. 2021/11/04(Thu) 10:01:25 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

>ゾンビマンさん

おはようございます。
そちらで拝見した「昭和の映画絵看板」図書館で見つけて嬉しかったですーー!

>あの昭和の職人さんたちの笑顔が輝いていて、一番印象的でした。
みなさん、寝ずに書いて・・の苦労なのに、バイタリティーというか書くことが心底好きなんだなあってすごく感じました。昔のお話もすごくよく覚えてますよね!!

毎日めくって楽しんでます(笑)いい本教えてもらってありがとうございました(*^-^*)
  1. 2021/11/04(Thu) 10:09:53 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

>tontonさん

おはようございます。
「デューン」砂の惑星は4冊(新訳は3冊」ですが、そのあともシリーズ続いてて…全部で何冊だろう?!(^^)!
「闇の左手」!!おおおーーーー!懐かしい~!!
SFの名作、私も読みましたが、世界観がかなり難しいですよね。薦めたお友だちはかなりのSF通だナ。

>私の中学生のころまで、まだあったと思います。
ありましたよね~!!
私中学の時に、友だちと初めて一緒に行った映画が西城秀樹の「愛と誠」だったんですが(笑)絵看板だったと思うんですよ。
この表紙、ドロンを使ってるの、ニクイですよね。わかってるぅ~と思いました(笑)

  1. 2021/11/04(Thu) 10:21:18 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

>ノルウェーまだ~む さん

おはようございます。
若い時は勢いでいろいろ読みましたが、最近はドライアイが・・・(>_<)
でも久々に再読した「デューン」楽しかったです。シリーズこのあとも続いてて・・・ヴィルヌーブ監督はこのあとの「砂漠の救世主」も映画化したいって書いてあったのを読みましたよ~。何部作になるんだろう?(*^-^*)

リンクの件、ありがとうございました♡
そちらのリンクは気にしないでくださいね~(*^-^*)


  1. 2021/11/04(Thu) 10:26:55 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

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