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Slow Dream

縁あって・・・本や映画と巡りあう。




「世界で一番しあわせな食堂」 :: 2021/09/18(Sat)

世界で一番

フィンランド北部、ラップランド地方の小さな村の食堂に、ある日上海から親子がやってくる。
恩人を探しているというチェンだが、村人たちは誰も彼の言う名前の人物に心当たりが無いのだった・・・・。

食堂を営むシルカは、恩人探しに協力する代わりに、料理人であるチェンに食道を手伝ってもらうことに。
身体に優しく、美味しいチェンの料理は評判を呼び、食堂は大盛況になるのだが・・・・。


2019年制作のフィンランド、イギリス、中国合作映画。
弟さんのアキ・カウリスマキ監督作品はほぼ観ているのだけれど、ミカ・カウリスマキ監督の作品は初めてでした。

フィンランドのお料理っていうと、思い浮かべるのはサーモンとか、ベリーかしら~♪
シルカの営む食堂のメニューはほぼ毎日同じもの、ソーセージとマッシュポテトと野菜サラダでしたネ~。食べ慣れないのか、美味しくないのか(>_<)チェンの息子チャンは食べなかったけど、私は食べたい~(笑)
驚いたのはこういうフィンランドの、しかもラップランド地方にまで中国からの団体客って来るんですね!!(監督のインタビューで実際にこういう団体客がくることにヒントを得たって書いてましたヨ、今はコロナで減ったと思いますが)
団体客に出すお料理に困ったシルカのピンチに、上海で料理人をしていたチェンが手助けすることになり、しだいに距離が近づく二人は、やがて国籍や料理文化の違いを超えて、いや、違うからこそ、惹かれあっていく・・・というお話です。

世界で一番2

30分くらい離れた大きな街で料理の材料を調達するシーンとか(すっごくいろんな食材が売ってました!!)
チェンが作っていく上海料理に興味津々~!(^^)!冷えと胃腸に優しいスープ、噛んで飲みたい~~!!トナカイ(トニャカイって言ってた 笑)も食べるんダ!!

世界で一番3

北の地で独り食堂を営むシルカ(ワンピースと長靴ファッションがイイナ)と、突然訪れた旅人チェン。
普通だったら出会うことのないだろう二人をフィンランドの美しい自然とチェンの料理が繋いで、それぞれが抱える悲しみを癒していく。
食堂にやってくる地元のお爺ちゃんたちがとっても可愛くて(笑)サウナでの交流も微笑ましい~。

「美味しい料理は、ひとをしあわせにする」
こんなに美しい場所で、美味しい料理を食べたら、それはもう、世界一幸せです!(^^)!

アキ・カウリスマキワールドにも必ず音楽が登場するけれど、ミカさんの本作にも音楽が良い雰囲気を出してましたよ。踊りが苦手なチェンの固~いダンスがだんだんとほぐれていくのも楽しい♪

お茶のシーンには思わず注目!(^^)!
お茶は80度で煎れること!と、チェンがシルカに教えるシーンがありましたヨ。中国茶は80度が理想なのかな。私は紅茶は90度が理想だと思ってます・・・でも、二人で飲めば何度でも美味しいよ、きっと(笑)

チェンのビザ問題、解決方法は予想通りだったけど、それもまた良しだよね。
自然とお料理と人々との交流に癒されて・・・ほっこりリフレッシュする映画でした。
  1. 映画タイトル(さ行)
  2. | trackback:1
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comment

こんばんは。ご覧になったのですね。
「美味しい料理は、ひとをしあわせにする」
その通りです!
スープ好きなのでトナカイのスープが是非食べたいです!
フィンランド料理の店は東京にあるようですがトナカイはあるのかな?
中国の団体は世界中を旅行するんですね?彼らは世界中に住んでもいますが。
さてさてあのラストは予想通りでしたが、とてもハートウオーミングなドラマは中々素敵でした。
スーパーマーケットはマジでメチャでかでした。

  1. 2021/09/18(Sat) 20:09:05 |
  2. URL |
  3. margot2005 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

>margot2005さん

こんにちは。
コメントありがとうございます♡

お料理が登場する映画、大好きです(*^-^*)
本作は中華が主役でしたが、トナカイのスープとか、地元のお魚を使ったお料理も作ってて美味しそうでしたね。
トナカイのスープ、食べたいですね。

ラストはやっぱり~の展開でしたが、この映画には意外な展開は絶対ありえないので、これも嬉しいラストでしたよね。
あのスーパーはビックリでした!!
世界中の食材が揃いそうでしたよね!!
  1. 2021/09/19(Sun) 13:28:23 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

瞳さん、こんにちは。
食べ物をテーマにした映画が好きなので、本作も気になります。
中国人パワーはおそるべしですよね。
アメリカでも、どんな小さな町にでも中華料理店は必ずあった気がします。その土地で手に入る食材を使ってなんでも中華料理にしてしまうフレキシブルな精神、すばらしいと思います。

お話をうかがって、なぜかイーストウッドの「グラン・トリノ」を思い出しました。人種的偏見をもった主人公が、モン族のおばさんの作るお料理の虜になり、いつしか彼らと打ち解けていく過程です。
おいしいお料理は人々の心をつなぐ不思議な魅力がありますね。

  1. 2021/09/19(Sun) 16:30:07 |
  2. URL |
  3. セレンディピティ #.usTzc9U
  4. [ 編集 ]

>セレンディピティさん

こんばんは。
あっ、今そちらで「チャーリーズ・エンジェル」の感想楽しく拝見したところでした(*^-^*)

いつもコメントありがとうございます。
食べ物をテーマにした映画、絶対気になりますよね。

>アメリカでも、どんな小さな町にでも中華料理店は必ずあった気が

おお~~!!やはりパワーおそるべしですね!(^^)!
チェンが作る中華、酢豚とか(従来の中華料理)は実はそんなに美味しそうに見えないの(なぜか!?)でもトナカイや地元の魚を使ったレシピはとても美味しそうで、やはりその土地の食材を使ったお料理を光らせているのかしら?と思いました。

「グラン・トリノ」!!
確かに~!!そうでしたね。美味しいものはみんなの心を繋ぎますね。
  1. 2021/09/19(Sun) 17:36:52 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

瞳さん、こんにちは!
食事関係やお茶(そうそう、温度が国によって違うのね)とか、そういう部分は楽しめました。
美味しそうなお料理とか私も食べてみたかったなー。

ただ、ストーリー的には、もしかしたら数年後、忘れてしまっているかもしれないなあ・・・

  1. 2021/12/10(Fri) 09:41:48 |
  2. URL |
  3. latifa #SFo5/nok
  4. [ 編集 ]

>latifaさん

おはようございます。
コメント&TBありがとう。
フィンランドで中国料理!!新鮮でしたね。特に現地の素材を使ったお料理が印象的だったな~。
やっぱり美味しいものって、万国共通、ひとを幸せにするなあと改めて思いました。

ふふ、うんうんストーリーはいたって普通だったから。でも雰囲気とか、お料理とかはきっと覚えてる、そんな作品でしたね(*^-^*)
  1. 2021/12/10(Fri) 10:50:28 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

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