![]() | 石の微笑 [DVD] (2008/08/22) ブノワ・マジメルローラ・スメット 商品詳細を見る |
原作は、あのルース・レンデル、監督はクロード・シャブロウ、そして、主演にブノワ・マジメルと聞いては(「王は踊る」!素敵でしたよね)見ないわけにはいきません!!
母親と2人の妹と暮らす青年フィリップは、妹の結婚式で花嫁の付添人をつとめたセンタに出会い、心惹かれる。
センタもまたフィリップを運命の人と確信し、2人は情熱的に愛し合うようになる。
ミステリアスなセンタの魅力におぼれ、囚われてゆくフィリップだが・・・彼女の語る「愛の証」とは・・あまりにも衝撃的な内容だった・・・。
あ、アブナイ・・・あぶないですよねぇ・・。
こういう女性って・・絶対危ない(汗)
もし「危険度察知センサー」なるものがあるとしたら・・・絶対最大レベル振り切っちゃうことを確信しますよ(苦笑)
披露宴での出会い、送ることを提案したフィリップの誘いを断っておきながら(彼が落胆しながら家に帰ると)彼女はやってくるんですね。
雨の中、ずぶぬれで・・。
「あなたは運命のひと」
こんな言葉をあのまなざしで言われたら・・。
どうでしょう、怖すぎませんか〜。
だけど、この作品。ただセンタの怖さだけの物語だったら・・、
ミステリアスで危ない女性に振り回される男の話・・というだけだったら、ここまで魅せられる物語では無かったと思うんですよね。
フィリップというこの青年もまた、どこかとらえどころがない・・というか。
たとえば、冒頭で妹たちが見ているTVをさえぎるシーンとか、父親が母に送った彫像フローラに傾ける愛情とか・・。
彼もまた、もしかしたら・・「アブナイ」ものを持っているのではないか・・っていう。
ブノワのクールな表情がまたなおさら・・何かあるんじゃないかって感じさせて・・ドキドキ度が増してしまいます。
彫像フローラに似たまなざしをセンタに感じるフィリップ。そして彼女を運命の人と確信する彼。
互いに「運命」を感じる二人だからこそ・・その後の展開もよけい怖くなるわけですよね。
出会いから、「運命のひと」と溺れるさま、そして、どうしようもない・・深みにはまっていくさま。
その見せかたが・・・なんともゾクゾク上手いです。
浮浪者の事件、そして、「愛の証」としてセンタが彼に差し出したもの・・。
ふたつの事件が絡まりあって、フィリップの感じる恐怖がだんだんと高まっていく様子が・・こちらにまで伝染してきます。
ローラ・スメット。
「ゼロ時間の謎」では、原作よりもずっと品のないキャラになっていて残念な彼女でしたが、ここでは、その謎めいたさま、狂気・・?とひとことでは言ってしまえないような・・なんともいえない怖さがまなざしと表情と・・からだ全体から漂ってくるようで・・圧倒されました。
そして、ブノワ・マジメル。
ええ、これからもっともっと、彼の作品見てみたいなあ・・、2009年の鑑賞が楽しみです。
さて、この「石の微笑」が2008年最後の映画鑑賞となりました。
2008年は、劇場鑑賞16本、DVD鑑賞85本。去年よりも少し減ったかな。
例年どおり、好き勝手に好みの映画にいろんな賞を挙げちゃう「瞳の勝手にCinema賞」を本館のこちらのページに挙げています。
よろしかったら、覗いてみてくださいね〜。
みなさんは、2008年どんな映画が心に残りましたか〜。
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