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Slow Dream

縁あって・・・本や映画と巡りあう。




「アンモナイトの目覚め」 :: 2021/05/21(Fri)

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1840年代、イギリス南西部の海辺の町ライム・レジスに母親(ジェマ・ジョーンズ)と二人で暮らすメアリー・アニング(ケイト・ウィンスレット)。
11歳で魚竜イクチオサウルスの化石を発掘した栄光も今は遠い過去となったが、独学で勉強を続けながら、生活のために観光客の土産物用アンモナイトを探して売って暮らしていた。

そんなメアリーの店に、ロンドンから化石収集家のロデリック・マーチソン(ジェームズ・マッカードル)が、妻のシャーロット(シアーシャ・ローナン)を伴って訪れる。


ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナン楽しみにしていた本作、ホール・ソレイユ上映最終日に滑り込むことができました(*^-^*)

あまりにも荒々しい海鳴りに驚いたライム・レジスの海岸
厚いスカートをたくしあげると下にはズボン!泥にまみれることも厭わず一心に崖を登るメアリー。
厳しい自然に向き合う人物・・・・、思わず監督のデビュー作『ゴッズ・オウン・カントリー』を思い出してしまいます!!

アンモナイト2
人付き合いが苦手で孤独の中に生きているようなメアリー、時折見せるその強い視線にハッとさせられる。ケイト・ウィンスレットが素晴らしい。

アンモナイト3
シアーシャちゃんは、これまでとはちょっと違う雰囲気をまとっていましたよ。自分に失望してわっと泣き伏す弱さを見せたかと思うと、軽やかな微笑みになんとも胸を奪われる~~♡
2人ともなんて美しいんだ~~~

眼差しや仕草、何も説明されないけれど、言葉も少ないけれど、それすらもういらないかと思えるような二人の距離があっと言う間に縮まっていく様子にドキドキしてしまいました。
ラブシーンはビックリするくらい生々しかったワ、いやーー、シアーシャちゃんもこういうシーンを立派に?やる大人になったんだ!!と感慨を覚えるくらい生々しいけれど美しかったナ~。

海岸の小さな家で一緒に暮らす日々がやがて終わり、離れ離れになった二人。
嬉しいはずの再会のなんて苦いこと。
暮らしていく場所の違い、シャーロットの若さ、未熟さ・・・、メアリーが鳥かごの中の人生を選ぶはずはないと思ったけれどそれでもちょっとはわかってあげても良かったのでは?・・・なあんて思ってしまう私はもう少し二人を観ていたかったのよね。

大英博物館のショーケースを挟んで向かい合うラストシーンがあまりにも唐突で!!
切なすぎるシアーシャちゃんの訴える目から目が離せませんでした(>_<)
さて、これから?
監督、私たちに想像させるのね?ズルイ、ずるい~(笑)


舞台となった海辺の風景、これもまた『ゴッズ』同様印象的でしたネ。今もまだ、激しく打ち付ける波の音が聞こえるかのよう。
そして二人のファッションに興味津々~♡
化石を採集するメアリーは(まるで「若草物語」のジョーのような)スカートの下に分厚いズボン、厚手のコートに斜めかけした鞄、ケイトの背中の意外にも逞しいこと!
黒い服で登場したシャーロットは、しだいに軽やかな優しい色の洋服を身にまとう。巻き髪も時には編み上げた髪型も、とっても可愛い(*^-^*)コルセットを締めるシーンの細さ、白い肌にもドキドキしました。


全く知らなかったメアリー・アニングについて・・、公式サイトにこう載せられてありましたので貼らせていただきました。

1799年5月21日、イギリス南西部ドーセット州ライム・レジス生まれ。1847年没。
貧しい家に生まれ、両親は10人の子供を持つも、成人まで生き延びたのは兄ジョセフとメアリーだけ。家計のために観光客向けの化石採集をしていた家具職人の父に化石発掘を教わるが、1810年に父が急死。学校にも行けなくなったメアリーは、兄ジョセフと家計を支える。1811年、わずか13歳でイクチオサウルスの世界初の全身化石を発掘、化石は王立協会の手に渡り評判を集める。独学で地質学や解剖学を学び、さらに多くの化石を発見するが、女性で労働者階級のメアリーは論文発表も学会入会も認められなかった。しかし、彼女の研究はダーウィンの進化論の理論形成にも影響を与えたともいわれている。彼女の死の直前、ロンドン地質学会は彼女を名誉会員に認定。彼女の死後163年の時を経た2010年、王立協会はメアリーを「科学の歴史に最も影響を与えた英国女性10人」の1人に選んでいる。



  1. 映画タイトル(あ行)
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二人の恋

お邪魔します~~映画見ていないのに一番コメントで
ごめんね。近くで上映あって、映画館に行くことできてよかったですね。「ゴッズ」の監督ということは知っていたのでその雰囲気、私も味わいたいわ~。シアーシャちゃん、え・・そんなシーンが(笑)、可愛い姿しかしらないから想像できないわ(するのも怖いけど・・(笑))
メアリー・アニングって方私も知らなかったけど、謎に包まれている感じよね。こういったこともあったかもとしてみるのも興味深いですよね。行きたいよ~~劇場(笑)
  1. 2021/05/22(Sat) 09:37:57 |
  2. URL |
  3. みみこ #zQHIT1rU
  4. [ 編集 ]

こんばんは。
iMacを新しくしたので書き込みできそうです。やはり私のPCのせいでした。
さて、アンモナイトご覧になったのですね。
ケイト&シアーシャの競演が素晴らしかったと思います。
海のシーン&愛する二人の女性...フランス映画の「燃る女の肖像」を思い出さずにはいられません。機会があれば是非!私的にはすごくオススメです。
メアリーがカゴの鳥に甘んじるとは思えませんんが...
ラストはホント切なかったですね。彼女たちの未来はどうなったのでしょう?
  1. 2021/05/22(Sat) 23:31:40 |
  2. URL |
  3. margot2005 #mQop/nM.
  4. [ 編集 ]

>みみこさん

おはようございます~。
わーー!コメントありがとう♡嬉しい(*^-^*)
ソレイユさんは香川で唯一の単館系映画館で頑張ってくれてるの。私好みの作品を上映してくれるし、劇場の雰囲気もアンティークで大好きな映画館です。

シアーシャちゃんも大人になったわ~と驚きましたよ。でもとっても美しかったナ。
レンタルになったらみみこさんもぜひ~♪ケイトはいつもながらのさすがの演技でした。
メアリー・アニング私も全く知らなくって・・、今回こうして知れて良かった。

劇場!!みみこさんが行けますように~!(^^)!
  1. 2021/05/23(Sun) 06:54:05 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

>margot2005 さん

おはようございます。
コメントありがとうございます。無事に書きこめて良かったです♡

2人の競演、素晴らしかったですね。殻にこもったかのような孤独なメアリー、でもどんどんシャーロットから目が離せなくなっていきましたね。
「燃る女の肖像」おおっ!!オススメなのですね!それは絶対観なくては~(*^-^*)

あれから二人はどうなったのか・・!?
気になって仕方ない余韻が残るラストシーンでしたね。
  1. 2021/05/23(Sun) 07:00:23 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

瞳さん、こんばんは。
念願のアンモナイトの目覚め、見に行かれたのですね。
写真を拝見すると、砂色がかった映像がとても美しい~
お二人も美しいですね。
この2人の組合せ、どことなく「キャロル」も思い出しました。
メアリーは実在の人物だったのですね。
つらい人生をたどってきたところなど、どことなく
「愛を読むひと」にも通じるものを感じます。

ファッションも楽しみですし、いつか見てみたいです。
  1. 2021/05/23(Sun) 21:10:15 |
  2. URL |
  3. セレンディピティ #.usTzc9U
  4. [ 編集 ]

>セレンディピティさん

こんにちは。
最終日になんとか観に行くことができました(*^-^*)

ケイトもシアーシャちゃんも美しかったです。
あぁっ、ホントそうですね!こうやって改めて画像を見ると砂色で神秘的ですね。

「キャロル」確かに~!!
辛い人生を生き抜くヒロイン、ケイト・ウィンスレットの力強い演技は本作でもしっかり感じられました。

化石採集をするメアリーはコルセットは無し・・・とか、下にはズボンとか、ファッションもすごくこだわりを感じました。
  1. 2021/05/24(Mon) 15:17:38 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

2人の楽しいシーンはさすがに強烈でしたね。シアーシャちゃんのいっちゃった顔は、やっぱり私には、観たいような観たくないようなでした。

メアリー・アニングは、「フランス軍中尉の女」の主人公のモデルみたいですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%BB%8D%E4%B8%AD%E5%B0%89%E3%81%AE%E5%A5%B3
  1. 2021/05/24(Mon) 23:42:18 |
  2. URL |
  3. Bill McCreary #-
  4. [ 編集 ]

>Billさん

こんにちは。
シアーシャちゃんの作品は映画館で!!と思っているので、観てこれて良かったです。
ラブシーン、驚きました!シアーシャちゃんも大人になったなぁ~~と!(^^)!

>「フランス軍中尉の女」の主人公のモデル

そうだったんですね!!
映画は昔観たのですが・・・劇中映画を撮ってる設定で・・・そういえば、ストリープが海岸に立っているシーンがあったように思うのですが、メアリーがモデルだったんですね。
観返したくなってきました。
  1. 2021/05/25(Tue) 14:40:25 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

瞳さん、こんにちは!
あ!これ、劇場鑑賞されていたのね?
当時、気がついていたのに(瞳さんちで感想アップされてることに)、たった数か月ですっかり忘却の彼方へ・・・。

いやぁーあのラブシーンを劇場で・・・。
生々しいので、汗・・よね。
誰と一緒に行ったのかしら(余計なお世話)

私も見終わった後、リアルな事実?を検索してしまったよ。

でも映像とか荒々しい自然が美しいロケ地とか、衣装とか、好みだったわ。でもリアルに2人がそういう関係だったかは解らないそうだし、彼らの子孫の方々の心境複雑だったりするような・・・
  1. 2021/10/14(Thu) 15:55:00 |
  2. URL |
  3. latifa #SFo5/nok
  4. [ 編集 ]

>latifaさん

おはようございます。
コメント&TBいつもありがとう。

そうなの、ケイトとシアーシャちゃんということで劇場滑り込みました(*^-^*)
主人は基本ドラマっぽいの観ないので、おひとり様鑑賞です(笑)女性ばかりだったかな、お客さんは。

ラブシーン、そこはかとなくとか耽美とかじゃなくって、生々しかったので心でおおーーーっ!と叫んでました!(^^)!
監督さんの前作のラブシーンもそういえば、結構生々しかったような・・・。
全く違う境遇だけれども、男性社会で虐げられてる二人の(シャーロットも夫の都合で置いていかれたり、戻ってこいと言われたり)秘められた情熱~!!なのかなぁ。
でも確かに実在の人物なので、関係者だったら複雑な思いになると思うよね。

海辺のシーン、ファッションとか、すごく印象的でしたネ。
  1. 2021/10/15(Fri) 10:06:25 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

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