
1933年 アメリカ映画。
ルイザ・メイ・オルコットの名作「若草物語」をトーキーとしては初めての映画化。
監督をジョージ・キューカー、次女ジョーをキャサリン・ヘップバーンが演じました♪
キャサリン・ヘプバーンはヴェネツィア国際映画祭で女優賞を受賞、第6回アカデミー賞では脚色賞を受賞しました。
これまで1949年度版、1994年度版、そして2020年の「ストーリー・オブ・マイライフ」と観てきた「若草物語」

初めて映画化された1933年度版もいつか観てみたい~~とあきらめずにネットレンタルで予約を入れること8か月!!!
いい時期に届きました(*^-^*)サンタさんからのプレゼント(ちょっと早い!?笑)かも~。
というわけで、2020年のこれが最後かな?月イチ★クラシックは、「若草物語」1933年度版です。
四姉妹を演じるキャストは、メグをフランシス・ディー、ジョーはキャサリン・ヘプバーン、ベスをジーン・パーカー、エイミーをジョーン・ベネットが演じています。
フランシス・ディーのメグは整った容姿でとても落ち着いた感じ、ジーン・パーカーのベスはちょっと私の思うベスのイメージとは違ったかな?大人っぽくって時々メグとどっち?(>_<)

ウィキのこの写真はジョーとエイミー(右)なのですが、ジョーン・ベネットのエイミーは愛らしい容姿、ちょっと強気な表情もぴったり。
でもでも、本作で一番楽しみにしていたのは、やはり何といっても!キャサリン・ヘップバーンが演じるジョー!!
まさに銀幕の輝くスター、ヘップバーン、私の中では晩年の作品が印象的なのですが、こんなに若いヘプバーンが見れて感動です(*^-^*)どちらかというと美女というより飾り気のなさというか、個性的で演技派の彼女、ジョーにドンピシャでしょう!!
叔母さんのお屋敷の階段の手すりをスカートで滑り降りたり、クリスマスの劇での大熱演~(笑)
ローリーとふざけて駆けるシーンの疾走感はビックリするほどです!!
元気で生き生きとしてまさにジョー!という前半も良かったのですが、ジョーがさまざまな出来事で心寂しく思い悩んでいく後半のシーンは特に胸に響きました。
ローリーの想いに答えられなかった彼女が、帰国した彼と語るシーンは、(ほかの映画化作品よりも)しっかりと長く描かれていてとても良かったなーーー。
物語はジョーが中心ではありましたが、ブルック氏の求婚を受けるシーンのメグや、ベスとローレンス氏のスリッパのくだりもちゃ~んとあって原作ファンとしても嬉しい限り。
そうそう、ベア教授は私の原作のイメージに一番近かった!!

お茶を煎れに行きながら、部屋の片隅でそっとベスに語りかけるジョーにほろり(涙)としつつ、
皆が一堂に集まるラストシーンはとても心暖まるものでした。
念願だった1933年度版も観ることができていい1年の締めくくりだ~(まだ早いって・・・笑)
う~~ん、しかし、4作品観ましたが、みんなそれぞれ好きだな~(笑)これからももしかしたら再度の映画化があるかもしれません。いつまでも色あせることなく愛される作品、それが「若草物語」なのでしょうネ。
ネットレンタルで届いたのは「淀川長治 クラシック名画版」でした。
日本語訳が時々???という不思議な個所があったのは残念ですが、なんとも久々に淀川さんの解説が聞けましたよーーー!!
懐かしいなあ~~!(^^)!
遠い昔の日曜の夜を思い出しました(笑)
- 月イチ★クラシック
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