
オーランドの『ロミオとジュリエット』(8月26日放送)見たさに再契約したWOWOWですが

↓の『アマンダと僕』も良かったし、10月に気になるイギリスドラマがある~~♡まだしばらく契約しとこう(*^-^*)
マイケル・ウェザリー(『ダークエンジェル』の時から好きだーー)の『BULL』のシーズン4も始まるしね(笑)
というわけで、なんだかんだと観ています
『第三夫人と髪飾り』
『海よりもまだ深く』
『ポイズンローズ』
『デビルス・ソナタ』4作品の感想をUP♪

2018年ベトナム映画。舞台は19世紀の北ベトナム。
ベトナムが20世紀近くまで一夫多妻制だったとは知らなかった~。
養蚕業を営む富豪のもとに第三夫人として嫁いできた14歳の少女メイ・・・・、14歳!!!(とはいえ、日本も昔は幼くして嫁いでいたけれど・・・)
第三夫人ということで、てっきり第一、第二夫人から嫌がらせを・・・・と思ったら全然違いました。

まるで桃源郷のような世界・・・・。
けれど、男児を生んでこそ、奥様として認められる世界、女性たちの背負う抑圧や悲しみ。第一夫人の第二夫人も魅力的なだけによけいに辛く感じました。ただただ幼い表情だったメイがしだいに見せる複雑な思い・・・。
ソンの元に嫁いできたメイと同じような幼い少女が可哀そうでならない


木々、水、自然の映像美に見惚れ、女性たちの美しさにため息つく・・・芸術的とまでいえるような映像美でした。
黄色い花を手にしたメイの辛さと、自ら髪を切る(第二夫人の娘)ニャンのりりしい表情、対照的なラストが強烈な印象を残します。

是枝裕和監督作品で、樹木希林さん、阿部寛さんが再び親子

えっ!?また阿部ちゃん、良多!?!(^^)!
15年前に文学賞を受賞したものの、その後は鳴かず飛ばず、再び作家として成功する夢を追いかける良多、
お金を手にしてもすぐにギャンブルに走ってしまい、別れた妻に渡す養育費も滞る始末、それでいて、未練た~っぷり、生活費のために探偵事務所で働きつつ、元妻を張り込んだりしちゃう・・・。
そんなオイオイ~~な良多に喝~!!でもねぇ、なりたかった自分になれずにもがく姿って誰しもわかるところがあるよね。
そしてまたまた樹木希林さんの演技に唸る~~。
息子と元嫁がまた上手くいってはくれないか・・・と願ってしまう母心は確かに元嫁にしたら迷惑だけれど、これもな~~、分かるのダ(>_<)
困らされてばかりの夫が亡くなってせいせいしたと言いつつも(夫のものを全部処分したはずが)シャツはちゃんと置いてあったりする、
あのカルピスを凍らせたオヤツ、たぶん、ケーキ屋さんでゼリーとかプリンが入ってた容器を取っておいてあってそれに入れてるのね、決してお洒落なカップとかじゃなくって。丈夫だから(凍りすぎてて)ガリガリやっても割れたりしない・・・、もうそういうところまですごくリアル。
そんな現実的な家族の姿をさらっと描きつつ、台風の夜のような、ちょっと特別なシーンが入ってくる。
そしてこちらのタイトルもテレサ・テンの歌から来てたとは!!またまた驚きでした!(^^)!
願わくは阿部ちゃんと樹木希林さんの親子、シリーズで(?)もっと観たかったです。

こちらは2019年のアメリカ映画。
ジョン・トラボルタ&モーガン・フリーマン共演のサスペンス映画です。
「お世辞と美女に弱い」というトラボルタ演じる(元アメフトスター選手)私立探偵のカーソン。彼自身のナレーションが入る、どこか懐かしいハードボイルドな雰囲気、結構好きだ~~(*^-^*)
サスペンス的な盛り上がりとか、ドンパチの迫力とかそういうのはそこまで無いんだけど、勝手知ったる故郷の地、過去の栄光の日々、残してきた恋人・・・そうしたドラマ部分が探偵の魅力を引き出していましたネ。
貫禄たっぷりなモーガン・フリーマンの黒幕っぷりもナイス

トラボルタの実の娘さんも出演してるんだけど、美人さんだった!!パパ、彼女とのシーン、メロメロだったなぁ(笑)

2019年に亡くなられたルドガー・ハウアーが遺したゴシックホラー。2018年フランス・イギリス・ロシア・ラトビア合作映画です。
将来を嘱望される若き天才女性バイオリニスト・ローズのもとに届いたのは、幼い頃に生き別れた父の訃報。
実は彼女の父は、かつて一世を風靡しながら突然姿を消した著名な作曲家マーロウだった。
遺産を整理するためにフランスの田舎町に残された古めかしい屋敷を訪れたローズは、そこで父が死ぬ間際に作曲していた「バイオリンソナタ 作品54」と題した楽譜が見つけるのだが、楽譜には幾つもの謎のシンボルが・・・・・!!

ルドガー・ハウアー(マーロウ役)ええっーーーー!速攻退場~~

早すぎる~~(>_<)
もっと観たかったーーー。
古びたお屋敷、非業の死を遂げた作曲家、怪しいシンボルが記された楽譜、美しきバイオリニスト

ゴシックホラーの醍醐味、雰囲気はバッチリ、音楽も良かったです♪
でも、一音たりとも間違えてはいけない、完璧な演奏によって悪魔を蘇らせてしまうというソナタ、
間違えずに弾くんかいーーーーー!!!私はここ、思わず声に出して突っ込んでしまいましたよ

芸術家はわざと間違って弾くとかできないのか・・・・、高島さんに伺いたい(笑)
雰囲気はとても良かっただけに、もうひと捻りが欲しかったな~~(>_<)
- WOWOW鑑賞作品
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| comment:4
瞳さん、こんにちは!
wowwowいいなあ、色々見れるよね。
あり過ぎて困っちゃうかな。
>第三夫人ということで、てっきり第一、第二夫人から嫌がらせを・・・・と思ったら全然違いました。
そーなのよ。思っていたのとは違う映画でした。
でも、全体的になんかアートというか、品があって、雰囲気大好きでした。
あと、海よりもまだ深く
これも前に面白く見てました。
そうそう、樹木希林さんが凄いのよね。
あのアイスを凍らせたやつとかも、あるある、って懐かしく思い出したりね。
監督さんも団地住まいの庶民出身らしいから、実体験かなあ・・・。
- 2020/10/01(Thu) 08:14:38 |
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- latifa #SFo5/nok
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>latifaさん
こんばんは。
WOWOW、また復活しました(笑)
日本未公開作品が観れたり、海外ドラマもいち早くみれたりするのも嬉しいのよねーー。
「第三夫人と~」
そうそう!アート!まさに芸術的な美しさ~。
ドロドロしてないのよね、決して大奥的な感じでは無くって・・・。
お世話をしてくれるオバサンにも悲しい過去があって・・・、きっといろんなことを見てきたんだろうなあって感じました。
「海よりもまだ深く」
latifaさんもご覧になってるのね♪わーーい、あとで感想読みに伺おう~っと。
樹木希林さん、やっぱり凄いなあって唸りました。
監督さんも団地住まい!!なるほど~♡実体験も絶対入ってそう。
樹木希林さんが団地の階段のところからみんなを見送るシーンとか、(うちも社宅だったから)自分が見送ったり、見送られたりしたのを思い出して、ジーンとしちゃったわ。
監督の作品を観ると、いろんなことをいつも思い出します。
- 2020/10/01(Thu) 20:02:07 |
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- 瞳 #-
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瞳さん、こんにちは〜。
秋ですねー静岡は昼間まだ暖かくて気持ちがいいです^ ^
「海よりもまだ深く」娘が大好きな映画で、勧められて見ました^ ^
心にしみる味わい深いいい映画でしたね。
阿部ちゃんと希林さんの親子のやりとりが楽しかったです^ ^
息子への思い、元嫁への思いも伝わりました。希林さん、さすがでしたね。
カルピスのおやつ、昭和の香りがしていいなって思いました^ ^
淡々と進んでいくんだけど、印象に残るシーンがいくつもありましたね。台風のシーンもよかった^ ^たこさんすべり台(笑)
テレサ・テンの歌、いいですよねー
阿部ちゃんと希林さんの親子シリーズ、
私も見たかったです。
- 2020/11/02(Mon) 17:18:01 |
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- ポルカ #-
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>ポルカさん
こんばんは。
お昼間、こちらも暖かかったのですが今日は風が少し寒くて・・・、週末も気温が下がりそうですネ。
娘さんに勧められたのね!!素敵~♡
そうでしたね、心に沁みました。団地住まいっていうのも、昔の社宅時代とか思い出してあぁ、こういう感じだったな~とか思いつつ観ましたよ。
カルピスのおやつ、アルアル~!!って思いました、懐かしさ感じます。
キャストもみんな良くって、樹木希林さんはさすがですよね。アベちゃんのダメダメっぷりも、アカン!と思いつつもどこか許せてしまうっていう。
たこさん滑り台、きっと息子ちゃんはあの台風の日を忘れないでしょうね。
もっともっと親子シリーズ、観たかったですよね♡
- 2020/11/04(Wed) 20:01:08 |
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- 瞳 #-
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