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Slow Dream

縁あって・・・本や映画と巡りあう。




「グッバイ クリストファー・ロビン」 :: 2020/09/19(Sat)

グッバイクロスとファー

ユーモア劇作家として人気のA・A・ミルンは、第1次世界大戦からの帰還後、PTSDに悩まされるようになる。
妻ダフネの間に息子ビリーが誕生したミルンだったが、静養のためロンドンを離れ、サセックスへ移住することに。
ダフネは何も書こうとしない彼に愛想を尽かしてロンドンへと戻り、ビリーの世話はヌーと呼ばれるナニーに任せっきり。

だが、ヌーが母親の看病に戻っている間、ミルンは息子と二人っきりで過ごすことになり、戸惑いながらも親子は森で楽しい時間を過ごすようになる。
やがて、ビリーやぬいぐるみたちとのやりとりに着想を得て書いた新作「くまのプーさん」が大人気を博し、ダフネも戻ってくるのだが、あまりの人気に息子ビリーまでが一気に世間の注目を浴びてしまう・・・。


「プーさん」誕生秘話。
かな~~り前にWOWOWで録画していましたが、プーさん好きだから(エピソードを知っていたので)観るのを少し躊躇していました。
でもお友だちからのおススメもあり、思い切って鑑賞しましたよ~♪観てヨカッタ♡

プーの生みの親作家ミルンがこの物語を生み出すまでがとても丁寧に描かれていました!!彼の抱えるPTSD・・・・、森で蜂の羽音にまで怯えてしまう神経質なその眼差し・・・・、ドーナル・グリーソン、素朴な青年役もぴったりだけど繊細な役もすごく上手い。
子どもをどう扱っていいのか分からない、思いがけなく始まった息子と二人っきりの時間は最初戸惑いつつだったものの、やがてはとても楽しそうで♡
なにせもう、二人が散歩したり蜂を見つけたりするその森の美しさときたら!!!!感動ものなんです
木々の間から差し込む光、川にかかった小さな橋、絵本の中で“ピクニックにいいところ”と書かれてるのはきっとここだよね~!と思わせるまわりじゅう見渡せる丘・・・・、
クマのぬいぐるみをひきずりながら歩くビリーの姿の愛らしさに・・・・どんどんとプーの世界が重なりました♡
おかっぱの髪型がよく似合う、くりくりした大きな目ビリーを演じた小さな男の子がとっても愛くるしい。

それだけに、出版されたプーのあまりの人気っぷりに家族が翻弄され、ビリーであるはずの小さな男の子が“クリストファー・ロビン”として注目され過ぎてしまう
まるで人気アイドル並みの過密なスケジュール、一生懸命こなしていたけれどどれだけ負担に感じていたんだろうか
子ども時代、そして寄宿舎に入った少年時代、ビリー=クリストファーがどこまでも彼に付きまとってくる。
階段をバタン、バタンと降りてくる・・くまのプーさんのまさにはじまりのこの一節がいじめに使われていたのが悲しい。

自分が書き上げたプーのせいで、息子がこんな目にあってしまったミルンも複雑な思いだったんじゃないかなあ~~。
駅での別れ、悲し気なドーナル・グリーソンに私はぐっと心掴まれたわ~~(>_<)ティーカップを抱えて駅のテーブルに入ってきた!!そこはしっかりチェックしつつ・・・ネ!(^^)!
夫も息子も愛してはいるんだけれど自分が辛い目、悲しい目にはあいたくない・・・・、勝ち気で自分勝手なママもマーゴット・ロビーが演じると魅力的に見えるから不思議!
ヌー役のケリー・マクドナルド、(「ナニーマクフィーの魔法のステッキ」とっても綺麗だった!)落ち着いた、素敵な役でしたね。

観る前は悲しいエピソードを観てしまったら、プーの本を開けた時に思い出して今までのようには楽しめないんじゃないかなあ~と躊躇してしまって・・・、
それはもちろん、前と全く同じ気持ちでは読めないんだけれど、
「なにもしないことをしてるんだ」というプーの名言が、戦争の傷から立ち直れずに何も書けないでいたミルンから生まれたんだなあということや、
人々も苦しい時代にプーに癒され、元気づけられたからこそ、あんなにも愛されたんだなあということを改めて知ったら、
なおさら、プーが愛おしい存在に思えてきましたよ(*^-^*)
なにより、あの美しい森の親子の時間は、間違いなく本の中に生きていると感じます。

映画のラストも心優しく、救われるものでホッとしました♡
  1. 映画タイトル(か行)
  2. | trackback:1
  3. | comment:2
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comment

瞳さん、こんにちは!
良かったー、プーさんファンの瞳さんが、これを見ることによって、何かマイナスに動いたらなあ・・・と心配したけど、大丈夫だったみたいね。

前半にパパの苦悩を丁寧に長めに取っていたのも良かったわ。
あれがあったから、パパのことを憎く思う気持ちにならなかったしね・・・

それにしても、素敵な場所ー!
行ってみて、3日くらいでいいから、滞在してみたいわー。
  1. 2020/09/19(Sat) 15:02:04 |
  2. URL |
  3. latifa #SFo5/nok
  4. [ 編集 ]

>latifaさん

こんばんは~。
早速感想読みに来てくれてありがとう♡
うんうん、おススメいただいて観て良かったわ。

>前半にパパの苦悩を丁寧に長めに取っていたのも良かったわ。
そうだよね~!!ドーナル君だからなおさら、心掴まれたし(笑)
森での遊びからプーが生まれるまでも凄く丁寧に描いてくれて嬉しかったなー。
あの足跡を追うシーンも本に出てくるので楽しかった♪

素敵な場所だったね~~(*^-^*)
ああいうところで過ごせたら、心洗われそう。

そうそう、実はね、観てすぐそちらに行ってコメント入れたらなぜか入れられなくって(>_<)7回くらいやり直してようやく気付いたのーー。
サ○○○〇州の森が・・・って書いてたのがNGワードだった、ぷぷぷ~~、大失敗!(^^)!
  1. 2020/09/19(Sat) 21:26:18 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

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ネタバレ感想「グッバイ・クリストファー・ロビン」

プーさんの裏には、そんなことがあったとは・・・ 知らなかった為ショッキングでした。4つ★半
  1. 2020/09/19(Sat) 14:58:44 |
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