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Slow Dream

縁あって・・・本や映画と巡りあう。




「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」 :: 2020/07/16(Thu)

9人の翻訳家

世界的ベストセラー「デダリュス」3部作の完結編「死にたくなかった男」の出版権を獲得した、アングストロームは、
多言語での翻訳を同時スタートし、各国同時販売を目指すため、世界中から9人の翻訳家を集める。

フランスの豪邸に集められた翻訳家たちは、携帯やPC、すべての外部との接触を一切禁止され、毎日20ページずつ渡される原稿を翻訳していく。
しかしある夜、アングストロームのもとに「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。」という脅迫メールが届く・・・。


ベストセラーの世界同時発売を行うため、翻訳者を監禁状態に・・・・!?と驚いてしまうけれど、
あの「インフェルノ」の出版時にこのようなことが実際行われたというからますますビックリ!!
でも、SNSでどんな情報も拡散可能な現代においては・・・・情報漏えいを防ぐためなら確かにこんなこともしなくてはならない時代ではあるのかも・・・。

本を巡るミステリー、しかも普段なら裏方である翻訳者(しかし、翻訳者さんあってこそ読めるんだよね、ありがたいことです)が登場するミステリーということで、とても楽しみにしていました。
予告もよく出来ていたよネ~~。
そして、実際とても面白かった!!予想外の驚き!スリリングな展開にたたみかけるようなドンデン返し・・・。
でも、なんだろう、スカッとする面白さでは無かった、正直私はちょっと複雑な、悶々とする思いも抱いてしまいました。

何故って、
理由その1、私が密室ミステリーに拘りすぎたから。
その2、前半の数々のシーンから「デダリュス」の内容が、この謎を解く鍵であったらいいな~とこれまた違った方向を期待してしまったから。
その3、9人の翻訳者たち、う~~ん、活躍した人が限られ過ぎててもったいないと思ったのと、翻訳者ならでは!!の活躍がもっと見たかったから(アングストロームに分からないように語り合うシーンは面白かった、ああいうのをもっと見たい)
その4、
9人の翻訳家2
結構好きなcoolイケメン、ランベール・ウィルソンのキャラが酷すぎませんか~~←という、めっちゃ私的な好みによるもの
いや、いくら本=金と思ってしまっているヒドイヤツとはいえ、銃とか撃っちゃってるし!
その5、どんでん返しに、えっ!?と何度も驚かされたけれど、前半の伏線回収よりも、あとからあとから加えられる情報の方が多かったように思ってしまったので。


という、私の勝手な思い込みやこんなの観たいな~♡という期待が強すぎたせいかな~。
後半の、ええっ!?そうなんだ!?と思ったら、またまたのドンデン返しには、ヤラレターーーと思ったし、脅迫者の復讐の思いには秘められていたドラマがあってそこにもジーンとしたんだけれど、
巻き込まれてしまう人がいることも予想できただろうし(実際巻き込まれてしまったし)、
正統派ミステリーと言い切るには、アンフェアな部分や乱暴すぎるところが多かったようにも感じました。

前半の、地味~~な、「デダリュス」についてのアレックスとカテリーナの見解のやりとりとか、
引用台詞が飛び交うアングストロームとアレックスのやりとりとか・・・、そういう部分は、まさに本をめぐるミステリーの醍醐味、好きです。

オルガ
「デダリュスのヒロインになり切っての翻訳~この3部作へのただならぬ愛を感じたカテリーナ。
オルガ・キュリレンコ、美しい~♡コスプレじゃなくて、戦闘服・・・なのね(笑)

あと、みなさん書かれてるようにミステリーものの日本市場って結構大きいんじゃないかなあって思うんだけど・・・、アジア圏は1国でってことかな。日本製コピー機の優秀性は、これはもう間違いないでしょう(笑)

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comment

瞳さん、こんにちは!
期待しちゃった分、ちょっとな・・って処があったのね。
その部分、よく解る!そうだよねー、うん、うん
面白かったんだけど、ちょっと適当というか、ん??って処がかなりある映画だったから・・・
私もそういう処がちょっとマイナス点になっちゃったよ。

ところで、さっきGYAOで「ハイヒールを履いた女」って映画を見たんだよ。
まさか、、ないだろうな?と思ったけど、念のため(笑)瞳さんちで検索したら、あったー!
ご覧になっていたのね^0^
さすがーーー。

>監督のバーナビー・サウスコムは、シャーロットさまの実の息子

そうなんだ?! これ初耳だった。
いやあ・・・ なんとも後味が悪いけど、悲しい映画だったなあ・・・ スタイル良いよね、足とかトレンチコートとか素敵だった。またもし感想書いたら、TBさせてね。
  1. 2020/07/17(Fri) 10:16:07 |
  2. URL |
  3. latifa #SFo5/nok
  4. [ 編集 ]

>latifaさん

こんにちは。
そうなの!!とっても楽しみにしてた作品で、確かに面白かったんだけど、私が勝手に期待してた方向とは違ってた(じっくりと密室ミステリー)ので、キビシイ感想になっちゃった!(^^)!
解ってくれてありがとう~♡

おお!!シャーロットさまの!!
GYAOでもやってるのね、今プライムでも観れるみたいで懐かしいな~と気になってましたよ。

そうなんですよ、息子さんの初監督作品!!
謎解き部分よりも、孤独な女性のなんともいえない悲しみがね・・・心に残る作品でしたよね。
ガブリエル・バーンも良かったな。
シャーロットさまのおみ足はとっても素敵でしたネ。感想楽しみにしています。
  1. 2020/07/18(Sat) 16:39:44 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

こんにちは。

こんにちは。
本作、密室だけでの展開でなく、そこに至るまで用意周到に計画されていたことだと判って舌を巻きました。
単なるサスペンスでなくて、
>引用台詞が飛び交うアングストロームとアレックスのやりとり
もあって良かったですね。もう少し本の内容と犯罪が絡んでいても良かったのですが…
  1. 2020/07/20(Mon) 15:27:17 |
  2. URL |
  3. ここなつ #/qX1gsKM
  4. [ 編集 ]

>ここなつさん

おはようございます。
コメント&TBありがとうございます。

>そこに至るまで用意周到に計画されていたことだ
ああっ!!そうでしたね!!私ったら、そこをもっと楽しめたら良かったです。

>もう少し本の内容と犯罪が絡んでいても良かったのですが…
そうなんです~~♡前半の意味深な小説の中身についてのやりとりに、ものすごくそこを期待してしまいました(笑)
そして、キュリレンコがなり切る「デダリュス」のヒロインがとても魅力的に思えて、読みたくなりましたよ~!!
そういう意味ではとても上手い小説の使い方と言えるのでしょうか。

  1. 2020/07/21(Tue) 09:00:26 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

瞳さん☆
かなり面白かったですね~
実際「インフェルノ」のときの状況がそうだったということで、外部に内容を漏らさないのは事前に契約することなのでしょうけど、翻訳家のお給料がそれに見合わないのかな?
あまり酷い扱いを受けると、こんな事件も起きるかもって想像も沸き立ちますね。
意味ありげに交わしていた作中の台詞は、内容とは関係なかったですけど仕掛け人を示唆する部分だった点でもなかなかの演出でした☆
  1. 2022/03/07(Mon) 10:59:18 |
  2. URL |
  3. ノルウェーまだ~む #gVQMq6Z2
  4. [ 編集 ]

>ノルウェ―まだ~むさん

こんばんは。
こちらの感想読みに来てくださってありがとうございます。

面白かったですよね~!!
なのに、こんなに細かく拘り書いてる、私ったら!(^^)!
見事にミスリードされてるし(笑)
作中の台詞、意味ありげでしたよね~(*^-^*)あの演出にもやられたわ~(笑)何か意味あるのかと、すっかり期待膨らませちゃいました。

>翻訳家のお給料
どうなんでしょう!?やりがいありそうですが、大変そうですよね。
  1. 2022/03/07(Mon) 20:09:43 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

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ネタバレ「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」感想

思いがけない展開、すっかり騙されました。
  1. 2020/07/17(Fri) 10:17:21 |
  2. ポコアポコヤ 映画倉庫

「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」

ネタバレは決してしてはいけない作品なので、ストーリー等は詳らかにできないが、ベースとしては、ベストセラー作家の最新作「デダリュス」を9か国語に翻訳するため、9人の翻訳家がひとつところに集められて、秘密裏に翻訳の仕事を行う、という設定。秘密裏も秘密裏…出版前にその内容が世間に出ることを防ぐため、堅牢な建物の内部で、あらゆる制約を受けながら翻訳作業を行わなければならない。世界中から選ばれた9人の...
  1. 2020/07/20(Mon) 15:25:01 |
  2. ここなつ映画レビュー