(映画.com)2017年製作/ドイツ作品
原題:Forget About Nick
カリスマモデルからデザイナーへの転身を狙うジェイドは、初のファッションショーを成功させようと必死に準備してきた中、
スポンサーでもある夫ニックが新しい恋人を作って出て行ってしまう。
失意の中、ニックの前妻であるマリアが家の権利の半分を主張し・・・・二人はなぜか一緒に暮らす羽目になってしまい・・・。
あまりストーリーとか知らずに借りて観たら・・・、想像してたより(もっと軽いお話かと)ず~~っとストレスのたまるお話でした

そりゃまあ、ストレスたまりますよね。
なにせ、かって妻の座から追い落とされた女性(マリア)と、今また若い女の子に妻の座を奪われようとしている女性(ジェイド)がひとつ屋根の下暮らすことになるなんて!!
最高の訳あり・・なのは、家ではなく、そこで暮らす彼女たち・・・


スタイル完璧を目指し、とにかく節制、キャリアウーマンバリバリなジェイドと、自然体でお料理上手なマリア。
夜中にこっそり、マリアの美味しそうなケーキをつまみ食いするジェイドにニヤリとしたりするシーンはあるものの、
全く正反対のような二人が一緒に住んで巻き起こる騒動の数々が・・・いやいや、そこまで普通はやらないよね

というやりすぎ感を感じてしまって、正直どちらにも魅力を感じずにモヤモヤ~~としてしまいましたよ。
そんなモヤモヤ感が、中盤登場したマリアの娘と孫の存在によって物語が動いていく中盤、
意外なことにマリアの娘とジェイドが急接近!この展開は予想できませんでしたネ。
ヒステリックになっていたジェイドが自分を取り戻して魅力的に見えていくのは良かったけれど、逆に今度はマリアとの関係がぼんやりしたものになってしまった・・・、映画の展開って本当に難しいナと思えたのでした。
マリアの心中が最後までよく掴めなかったのも残念だったかな~。
あっ!!でも、↑で最高の訳あり物件は彼女たち・・・と書きましたが、訂正!!
最も最高の
訳あり物件は、彼女たちの夫ニックだったということは間違いなし。
スクリーンの中のダメな男に甘い私ですら、なにーー!!この男は!!!!と腹が立つこと!!
10年ごとに奥さんを捨てて若い娘に乗り換えてゆくなんてあまりにも身勝手

女性たちがいったい彼のどこにそんな魅力を感じるのか!?全然分かりませんでした。
ジェイドが彼に放った最後通牒も、彼女たちにとってのベストな選択というよりは、彼にとって美味しすぎる提案のように思えてしまったナ~~。
それでいいの・・・ネ?二人とも

舞台となった部屋のインテリアがなんとも個性的なこと!!
二階から下へ、下の部屋から二階へ・・・とあの、個性的なビッグサイズの絵画はいったい何回移動させられたことか(笑)
ジェイドがデザインする洋服の数々、最後のファッションショーは素敵でしたよね。
- 映画タイトル(な行)
-
| trackback:0
-
| comment:0