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Slow Dream

縁あって・・・本や映画と巡りあう。




「ガーンジー島の読書会の秘密」 :: 2019/11/12(Tue)

ガーンジー島

第2次世界大戦直後のイギリス。
終戦の喜びに沸くロンドンで暮らす作家のジュリエットは、かって彼女が所蔵していた1冊の本をきっかけにして、
“ガーンジー島の読書会”のメンバー、ドーシーと手紙をやりとりするようになる。

大戦中、イギリスで唯一ナチスドイツに占領されたチャンネル諸島の1つであるガーンジー島。
自由を奪われ、飢えに苦しんでいたドーシーたちの支えとなっていたのが、島での読書会とその創設者であるエリザベスという女性の存在だった。
彼らの話に感銘を受けたジュリエットは、島を訪ね、読書会に加わるが、そこにはいるはずのエリザベスの姿はなかった・・・・!


「読書会」というタイトルに惹かれ、これは絶対本が登場する映画だ!と期待ワクワク。劇場最終日に滑り込んできました♪

ですが、ストーリーはほとんど知らなかったので、
イギリスで唯一ナチスドイツに占領された島々があったことも・・・・そもそも、ガーンジー島ってどの辺に!?と思ったら、イギリスよりもフランスに近いんですね!!

男性名のペンネームで娯楽小説を書き、人気作家になったジュリエット。
物語は、彼女と読書会の一員ドーシーとの1冊の本をめぐる手紙のやりとりから始まります。
やがて彼らの読書会に惹かれたジュリエットは、島に渡り、メンバーと触れ合う中で・・・少しづつ彼らが語らない秘密の頁があることに気づいていく。
ジュリエット役のリリー・ジェームズ、若すぎる~、可愛すぎる~(笑)
ですが、彼女の飾らず、嫌味のない溌剌とした魅力!!これこそがメンバーたちの癒されない悲しみや、触れられたくない秘密を少しづつ解き放ち、癒していったような・・・そんな風に感じました。
読書会の創設者であるエリザベス不在の理由は、そうじゃないかな?と思った通り悲しく、辛いものでしたが、
ジュリエットが皆の心に残るエリザベスの頁をめくるたびに、真っすぐに生き抜き、決して信念を曲げることなかったその強さが鮮やかに立ちのぼるかのようでした。
そんなエリザベスの生きざまに勇気をもらい、自分の書きたいものを見つけ、自身の居場所を知ったジュリエット。

大戦直後という舞台、喜びに沸くロンドンと、癒されぬ傷を抱えた島の人々の温度差、
愛する者を失った哀しさ、それを(自分たちのせいではないのに)自らを責める姿に胸がいっぱいになりました。ですが、辛いシーンばかりが心に残るかというとそうではなく、勇気や愛情に胸が暖かくなる・・・・いい作品でした。劇場行って良かった♡

ジュリエットと婚約者とドーシー、3人の関係については・・・これはもう予想できちゃいますゾ(笑)
ジュリエットを追って島にやってきたマークが渡した、あの真っ赤な薔薇の花束!!ロンドンではあんなにも輝いて見えた豪華な花束が島ではなんと場違いに見えたことでしょう!!

読書会

ナチスから逃れるためにとっさに作り上げた読書会、“ガーンジー読書とポテトピールパイの会”
紅茶を膝に、盛り上がる彼らの読書会の様子に待ってました~(笑)もっともっと観たかったなー。
ブロンテ姉妹に関する論争にワクワク、ジュリエットが取り上げたのが、よく知られたエミリーやシャーロットではなく、アン・ブロンテなのも興味深い。
エンドロールでは(画像は写らずに)語りだけで読書会の様子が流れるんだけど、ウルフの「灯台」が取り上げられてましたっけ!DVDになったらもう一度ゆっくり観たい(聞きたい)。
そうそう食いしん坊なのでとっても気になったポテトピールパイ。ポテトとビールを使ったパイかと思ってたら、戦時中だからポテトとピール(ジャガイモの皮)で作ったパイでした!ジャガイモと皮だけ!!だから美味しくはなくって飲み物で流し込めーーーって

美しいガーンジー島の風景、ひとりひとりの登場人物たちの魅力、そしてファッション!!

ジュリエット
ジュリエット2

ジュリエットのブラウスとこのコート、帽子もオシャレ~

ジュリエット3

ロンドンのパーティーでは、はっと目が覚めるようなイエローのドレス。もう一着、手袋もおそろいの、紺のドレスもとっても素敵でした。

ガーンジー島2

ジャケットにベルト、カジュアルな中にもセンスが光るジュリエットの普段着と、とっても着心地と良さそうなドーシーのセーター、これはガーンジーセーターらしいですよ~♪
ガーンジーセーター、実はフィッシャーマンセーターの元祖ですって、知らなかった~。

最後に・・・・、「本に人を呼び寄せる力があるなら」というこの台詞。
ありますとも~~(笑)
本との出会いは、いつも(本に)呼ばれたんだ・・・・と思っています(*^-^*)
  1. 映画タイトル(か行)
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comment

終わりがハッピーだったからよかったわ

お邪魔します~~。私もギリギリで↑、劇場いきました。
やっぱり乙女心をもつものとしては外せない(笑)
あ・・瞳さんの、最新記事内⇒<<こういうタイトルつけられたら乙女は観れないけどサ・・・・・いや、私は全然見るけどさーー(笑)>>わかるわ~~(笑)、私も妖しい映画すきよ。でも、↑こういった正統派イギリス映画も、好物よね~、お互い(笑)
読書会、もっとみたかったですよね。エンドロール、声だけだなんてもったいない。ウルフの作品ってピンときた
瞳さんはさすがだわ。
ジュリエットは服装も素敵だったし、可愛かったし、嫌いじゃあないけど、婚約者、マークが不憫でねえ。ドーシーのセーターは☝そういう流れだとは知らなかったわ。
確かに本って自分を呼んでいる気がするわ~~
  1. 2019/12/15(Sun) 15:36:03 |
  2. URL |
  3. みみこ #zQHIT1rU
  4. [ 編集 ]

>みみこさん

こんばんは。
みみこさんも劇場行かれたのね!!
乙女としては外せないよね(笑)
おおっ、みみこさんも怪しいのOK~、わーーいい!!
そうそう、正統派イギリス映画も大好物♡一緒だ~(*^-^*)

読書会、思ったよりシーンが少なかったですよね、もっと観たかったなぁーーー。
エンドロールは耳で聞いてあれかな、これかな?と想像たんだけど、他のは覚えきれなかったわ。DVDになったら確認したいナ。

>マークが不憫でねえ

いい人だったよねぇ!!
ジュリエットが島へ行った時点でこれは・・・!?と思ったけど、やっぱりそういう流れになったよね。
マークも戻ってこないからピンときてたんでしょうねぇ。
彼ならきっとすぐに素敵な人があらわれるはず!!

ジュリエットのファッション素敵だったわ~。ガーンジセーター、思わず検索しましたヨ(笑)

本も映画も呼ばれてるよね~~!(^^)!

そうそう、今年中に観たい映画、シアーシャちゃんの「追想」昨日観たわ。
みみこさんちにまたお邪魔しまーす♪


  1. 2019/12/16(Mon) 17:26:18 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

地味映画

瞳さん、これご覧になれて良かったですね。みみこさんも~。
とても共感出来る素敵なお話だったみたいで♪
私も次の見られる機会(いつかDVDなどで)を逃さない様にしたいです。

ところで、今日は地味映画をもってきました。(以下コピペすみません)
「今さら言えない小さな秘密」
プロヴァンスの村で自転車関係の英雄として慕われる男が
実は自転車に乗れなかった・・と言う事実をずっと隠して来たために窮地に陥る・・
と言うコメディドラマです。
あまり知られてない作品かな?と思って、久々地味映画としてオススメさせて頂きました。
機会があったら是非。
邦題は「雷を呼ぶ男」。(嘘です・・と言うか昭和ネタ・・)
  1. 2019/12/18(Wed) 16:30:22 |
  2. URL |
  3. つるばら #OP2UcWyM
  4. [ 編集 ]

>つるばらさん

おはようございます。
はい!観に行けて良かったです♪つるばらさんもいつかぜひガーンジー島へ~(*^-^*)

地味映画のおススメ、ありがとうございます♪
>実は自転車に乗れなかった・・
おおーーー!!もしや彼は氷上のチャンピオン~!?!(^^)!
ふふふふ~~(笑)

面白そうですね!!ぷぷっ、「雷を呼ぶ男」~(笑)
そういうお仕事をしてて、でも実は・・・っていうの、結構ありそうでですよね。
ぜひ、ぜひ見てみたいと思います。
いつもオススメありがとうございます♡
  1. 2019/12/19(Thu) 09:28:58 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

瞳さん、こんにちは
タイトルが印象的だったので、この映画がレンタル開始になったら絶対見よう、って決めてたんだー。

さすが瞳さん!
文学少女で、英国文学にもお詳しいから、色々と反応出来て、より一層楽しめたんだなあーー羨ましいなあー
私も、もうちょい作家さんとか作品とか知っていたらなあ。。
でも、そんな私でも充分楽しめました^^。
お話も、お洋服も!
  1. 2020/05/09(Sat) 09:39:00 |
  2. URL |
  3. latifa #SFo5/nok
  4. [ 編集 ]

>latifaさん

こんにちは。
あ、レビュー挙げたのね♡コメント&TBいつもありがとう。
あとで伺いまーす(*^-^*)

印象的なタイトルですよね!!
読書会と聞いてワクワク・・・、でも思ったより読書会のシーンが少なくてもっともっと観たかったなーー。
ブロンテ姉妹は、高校生の時にいろいろ読んだり調べたりしたので、名前が出てとても嬉しかったわ。

エリザベスの意志の強さ!ジュリエットもそうでしたよね。
リリー・ジェームズが、「イエステデイ」とはまた違う、素敵な自立した女性を演じてましたね。
キュートだから嫌味がないのよね。
ファッションも楽しめましたネーー。
  1. 2020/05/09(Sat) 15:43:58 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

瞳さん、映画館で見たんですね!私はDVDで見て、これは映画館で見たかったなぁ〜と思ったところです。
もうガーンジー島の風景が超絶美しい。ファッションも素敵でしたね。

>マークが渡した、あの真っ赤な薔薇の花束!!ロンドンではあんなにも輝いて見えた豪華な花束が島ではなんと場違いに見えたことでしょう!!

おお〜!!確かに!あんな立派なバラの花束なのに、島で見たらくすんで見えて、あれ?ここだけちょっと色味が変?とかピントのずれたこと思ってました(笑)
そうか!そうよね!島で見るゴージャスな花束は輝いて見えなくて正解なんですね。

  1. 2020/11/27(Fri) 23:07:30 |
  2. URL |
  3. tonton #-
  4. [ 編集 ]

>tontonさん

こんばんは。
おおっ!!ご覧になったのね~!(^^)!
でしょう~~!!島の風景もいいし、読書会のメンバーも個性的で良かったし、何よりファッション素敵でした。

バラの花束!私だけじゃなくって良かった!!(笑)くすんで見えましたよネ。
自然豊かな島の風景にはやっぱりゴージャスな花束よりも庭に咲く可憐な花がぴったりですよね。

tontonさんの感想、いつも楽しみ~!(^^)!あとで伺いますね。

  1. 2020/11/28(Sat) 19:52:43 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

お久です

瞳さん、お久しぶりです。これやっとアマプラで見ましたよ。
舞台は大変な時代だったけど、とっさに作り上げた読書会のネーミングから惹かれるものがありましたね。
あの赤いバラの花束、
>ロンドンではあんなにも輝いて見えた豪華な花束が島ではなんと場違いに見えたことでしょう!!
・・・・・ほんと!ラブ部分は最初から予想はついたけど、瞳さんの視点ドンピシャですね。
アン・ブロンテをチョイスなの、やはり「おぬしやるな!」だったんですね。(笑)
エンドロールの文学は「灯台」と言うのなんですね。何だろう?って思ったので。さすが瞳さん!ここに来たら色々教えて頂けてすっきり♪有難かったです。(セーターの事も!)
戦争絡みでも清々しさのある作品でしたね。私も読書会の様子と島の様子をもうちょっと見たかったな。
読書会の様子は全部瞳さんに解説お願いしそうな気がするけど・・(∀`*ゞ)エヘヘ
  1. 2022/04/16(Sat) 16:31:22 |
  2. URL |
  3. つるばら #OP2UcWyM
  4. [ 編集 ]

>つるばらさん

おはようございます。
いろいろと大変だったのにコメントありがとうございます♡
アマプラでご覧になったんですね~♪
そうですよね、苦難の時代・・・それでも読書とポテトピール(皮だった!)っていうの惹かれますよね。

ラブ部分、予想通りでしたね(笑)
真っ赤な薔薇もロンドンではすっごく素敵だったけど、あの島にはもっと素朴なお花が似合いますよね~、あの時点でもう負けたな・・・と!(^^)!

アン・ブロンテはブロンテ姉妹の末っ子なのですが、姉二人に比べるとそこまで(作品が)有名ではないので、あえて彼女を選んだところが通っぽいなと思いました(笑)
ウルフの「灯台へ」を登場させるのもやるな!とこだわりを感じました!(^^)!

>私も読書会の様子と島の様子をもうちょっと見たかった
な。
同感です~(*^-^*)
それだけ人々も島も魅力的でしたよね。お茶を膝にのせて読書会、いつかやってみたい・・←誰と!?(笑)

>読書会の様子は全部瞳さんに解説お願いしそうな気がするけど
わ~!喜んで解説させてもらいます~(*^-^*)
  1. 2022/04/17(Sun) 09:32:42 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

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