2008
10.05

「スルース」

スルース 【探偵】スルース 【探偵】
(2008/09/26)
マイケル・ケインジュード・ロウ

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ロンドン郊外にあるベストセラー推理小説作家ワイクの邸宅に、ティンドルと名乗る若い男がやって来る。
男はワイクの妻の愛人であり、離婚を承諾しようとしないワイクを説得にやってきたのだった。
だが、ティンドルの要求に対して、ワイクは彼にある提案を持ちかける・・・・。


インテリで裕福な小説家ワイクと、役者志望の若きイタリア人ティンドル。
ひとりの女性をめぐって(彼女の)夫と愛人という立場である二人の男。騙し、騙されての・・その展開から目が離せないのですよ~。

もともとは、1970年にロングランを記録した人気戯曲だそうです(たしかに、舞台でやったら面白そう!)。
72年にはなんとローレンス・オリヴィエとマイケル・ケインで映画化。
その時、ケインは、今回ジュードが演じた若き愛人の役立ったのですから!面白いですよね。
この72年版も見てみたいものです。

探偵スルース探偵スルース
(1992/09/25)
ローレンス・オリビエ

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この映画、できれば、先にネタバレやストーリーを知らずに見ることをお薦めします。
私は全く筋を知らずに見ていたのですが、本当に先が読めない、緊迫感とドキドキ感で楽しめました。

ま、でも筋を知っていたとしても、ふたりの演技が素晴らしいので面白いと思いますが。

ふたりの男のゲームは、こんなやりとりから始まります。

邸宅にやってきたティンドルにワイクが
「この小さな車が君のか」といきなり聞くんです。
隣にはワイクのものらしい、大きな車が・・。
うわ・・なんちゅう、嫌味な・・と思わず思ってしまい、(この時にはまだ知らずにいた)ふたりの間にある爆弾のようなものの存在を感じる・・。
こんなふうに嫌味と皮肉を散りばめたワイクのセリフと、それを冷静に受け止めるティンドル。
見ているこちらの予想をも翻弄するかのような、せりふのやりとりや展開に、いったいこれから何が起こってゆくのか・・とドキドキものです。


マイケル・ケインは、その表情の中に、見せているものと違うものを漂わせるような、そんな奥行きの深い演技が素晴らしいし。
そして、対するジュード・ロウ。
こういうジュードが見たかったわーーー!!と思わず膝をたたいてしまような。
最初は冷静で落ち着いていた彼が、だんだんとみせてゆくいろいろな表情。
荒々しくて、熱っぽくて、でもどこか妖しい。
魅力的でしたよーー!!


どんでん返しに、形勢逆転。
はたして今主導権を握っているはどっちなのか・・、勝負の行方はどうなるのか、最後まで読めなかったなぁ。
ティンドルを見るワイクの視線に感じる孤独の影・・。

ワイクのお屋敷の、外側は古風な感じなのに、中はモダンなインテリアや、あの小さなエレベーター(男ふたりの距離が近い!)や。
舞台設定も面白いです。


マイケル・ケインは、最近私の中で執事になって欲しい男優№1でしたが(もちろんバットマンのアルフレッド役で 笑)いえいえ、それだけではもったいないですね、やはり。
知性と皮肉、でも、もろさや陰りや、そういういろいろなものを秘めた表情が深いです。


これから起こるであろう展開を予想しつつ・・の幕引きに、たっぷり余韻も残るラストでした。
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コメント
BBSでも、ご紹介ありがとう。v
観たいんですよ。
ただ、私の困った病気が(苦笑)、レンタルを活用できないんです。
DVD,知らない人の部屋に行ったモノだと思うと、借りられないんですよぉう。涙
妙なところで、潔癖症なんです。本にシワが付くのもいやで、教科書すら、綺麗なまま残っています。爆笑
なので、買うしかないんですが、ホラ!ドバイのセレブでもないので、お財布の中身に限界が!滝涙
この二人、好きな俳優さんなので、(出ずっぱりなんですよね?)観たいなぁ。
銀(ポアポア)dot 2008.10.09 12:19 | 編集
>銀さん
あ、そうでしたね、レンタルがダメなんでしたね。
教科書も綺麗なまま!なんですね!すごいーー。
以前、書店に勤めていたとき、必ず(同じものを)2冊買っていかれるお客様もいらっしゃいましたよ。1冊は保存用にされるんだとか。

うーーん、となると、銀さんのためにDVD価格を下げてもらわないといけませんヨ(笑)
低価格DVDも増えてきましたが、まだまだ新しいのは高いですもんね。

密室、二人劇、出ずっぱりですよーーー、これが。
そしてドキドキのシーンもあったりするのですよぉ!(あぁ・・ごめんなさい、また誘惑しちゃった・・笑)
このティンドルの役がイタリア人の混血・・ってことなんですけど、ここだけジュードだと?って気がしましたよ。ほら、オーランドがあと何年か年を重ねたらピッタリだと思いません?・・といろいろ想像しながらも見たりして(笑)




dot 2008.10.09 20:08 | 編集
おはようございます。
最近は観終わってすぐに感想を書かないと 細部で感じた感覚を忘れちゃってダメですね~、歳のせいかな。涙
でも 二人の戦い?は本当に逆転に継ぐ逆転で面白かったし、二人が綺麗だから うっとりしている間に あっという間に観終わってしまいました。
どうやらオリジナルとは違うらしい3幕目が意外な展開でしたね。
今度はジュードのワイクを観てみたいですね!

ところで「バリー・リンドン」いいですよね。
数年前、廉価版のDVD2枚組みが出たの時は 嬉しくて買ってしまいました。
それと「オーメン666」の感想を拝見しましたが 瞳さんたら もうホラーも全然OKですね~~感心!!
やはり「ソウ・シリーズ」を制覇されたからかしら、偉いわ~。
オリジナルの「オーメン・・」を公開当時観ましたが 殆ど下を向いて耳を塞いでいました。(笑)
雰囲気だけで十分怖い映画もダメな情けない私です。涙
カポdot 2008.12.04 10:52 | 編集
>カポさん
おはようございます。
映画の感想って、書くタイミングでずいぶんと変わってきちゃいますよね。
細部で感じた感覚~、おお~、素敵♪そういう感覚って大事にしたいですよね。そういうのを大切にされてるからかな?カポさんの感想はいつも細やかで素敵ですよね。
マイケルもケインも素敵でしたよね。見ごたえありました~!!そうそう、3幕目の展開は違ってるんですよね。
オリジナルも見たいなあ。
あと何十年後かにジュードのワイクに期待!ですね。

「バリー・リンドン」カポさんDVD持ってるんですね!!私もこれぜひ購入したいと思ってます。
「オーメン」の感想も読んでくれてありがとう。
そうなんですよ、以前よりはホラーに免疫ついたかなあ・・と(笑)
そうそう、SAWのおかげかしら(爆)
いや、でもね、邦画のホラーは絶対見れない~~。
日本ものの方が怖いですよね、ホラーって。あと引いちゃうんですよね。
ばーんと怖いものより、雰囲気でじわじわくるのが一番怖いかもしれませんね~。
dot 2008.12.06 07:22 | 編集
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