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Slow Dream

映画や本とのめぐり合いをひとつひとつを大切にしたい。




「ローズの秘密の頁(ページ)」 :: 2018/10/15(Mon)

ローズと秘密の頁

取り壊しが決まった聖マラキ病院。
転院する患者たちの再診のために病院を訪れた精神科医スティーヴン・グリーン(エリック・バナ)は、病院で40年間もの長い時間を過ごしてきたローズ・F・クリア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)を看ることになる。
彼女は自分の赤ん坊を殺した罪を背負っていた。しかしローズは、その罪を否認し続け、自身を本名とは別の「ローズ・マクナルティ」と名乗り続けていた。
グリーン医師は、ローズが大切にしている1冊の聖書の存在を知り、彼女の過去に興味を持ちはじめる。
ローズは何十年にもわたって、聖書のなかに秘かに日記を書き綴っていたのだ。
そして彼女は日記を辿りながら半世紀前の記憶を遡り、グリーン医師を前に自分の人生を語り始める――

              <公式サイト ストーリーより>





※ ↓ラストについてネタバレしています。未見の方はご注意くださいね。



カトリックとプロテスタント、イギリスとアイルランド、そして、その時代における女性の立場・・・・。
激動の時代と歪んだ嫉妬に翻弄されて40年もの間、幽閉され続けたローズ。

40年!!!
あまりにも長く重い年月
そこまでの長すぎる、恐ろしい年月を収容され続けなければならなかったローズの人生・・・、酷い!!なんて言葉では全然足りないほどだと思う。
それでも救われるのは、若きローズを演じるルーニー・マーラの美しさ、強さ、老いたローズであるバネッサ・レッドグレーブの凛とした存在感。
そして、彼女の人生をひも解こうとするグリーン医師がエリック・バナなのが嬉しすぎる
ローズが受けてきた治療と言う名の拷問としか思えない処置には怒りしかないけれど、老いた彼女に寄り添う看護婦の優しさ、暖かさにも救われる。

アイルランドの情勢や(第2次大戦に中立だったことも知らなかった!)宗教問題など、知らないことが多すぎる私には、なぜ!?どうしてそこまで!?と思う部分もいろいろあったけれど、
それでもそんな時代に翻弄されながらも、一人の女性が愛し続け、迎えを待ち続け、ひたすら自分にとっての真実を日記に書きしるし続けた・・・、その強さが胸に迫ります。

ローズ2

叔母の住む村に疎開してきた若きローズ。ルーニー・マーラの透明感のある美しさときたら!!
でも、保守的な時代、小さな村、なにより“女性が男性の目を見て話すことが許されない”なんてことを言われるところで、
まっすぐに男性の顔を見、はっきりとものを言う!加えてこの美貌!!目立ち過ぎたことが・・・不遇を呼び寄せるなんて

ローズに屈折した愛情を持ち続けるゴーント神父を「ダイバージェント」や「アンダーワールド」シリーズの、頼れるイケメン、テオ・ジェームズが演じててビックリ!!
ダンスに誘ってきた村の男性役で、こちらも「ホビット」でほぉ~~!と唸ったイケメン、エイダン・ターナーも出てるんだけど
そんな二人の英国イケメンを抑えて、ローズが選んだのは(村でイギリス寄りだから気をつけろと言われる)マイケル・マクナルティ。

ローズと秘密の頁4

ジャック・レイナーはアイルランドの俳優さんですって。全然知らなかったけれど、話題作にいろいろ出ている素朴系イケメンって紹介されてたナ~
なぜローズが彼を選んだのか・・・そこはちょっとわからなかったんだけれど、村を追い出されああいう場所で一人暮らす(これも酷いと思う)彼女にとって・・・空から舞い降りた彼の存在は運命だったのかも。

後半、ローズの息子ってもしや・・・!?と予想してしまったのは私だけじゃないと思うし、ちょっと都合が良すぎるのでは?とも思うけれど、
いよいよ転院の日に真相が明らかになり・・・、ローズの脳裏に愛しいマイケルの姿と迎えに来た息子がタブる・・・、このシーンには思わず涙がこみ上げてきます。

医師をローズのもとに派遣してきたゴーント神父、
立場の問題があったとはいえ、手に入れられないものに執着し、その人の人生を台無しにした・・・その虚しさに気づくことはあったのだろうか。その心に平安は訪れる時はあったんだろうか・・・、グリーン医師のことは彼の贖罪?
描かれていなかったゴーント神父のその後も気になったりしたのですが、

なによりも!!40年の時を経てようやく家に帰ることが出来たローズに心から安堵・・・。
エリック・バナが久々にイイ役だったのもバンザイ(笑)

ローズと秘密の頁5


不幸な目にあったローズだけれど、若き日の彼女のファッションにはその美しさと共に目を奪われたな~♪
帽子やマフラー、暖かそうなファッションがアイルランドの風景にとても映えていました。

ローズ

rps20181015_111003.jpg

ローズと秘密の頁2

結婚式のヴェールも素敵~♪

ゴーント神父の紅茶のシーンもありましたっけ。
叔母さんの禁酒ホテルで、給仕に来たローズに「家にないから、アールグレイを」と注文するシーン。ここでも機知にとんだローズの答えに神父は心惹かれてしまうんですね~。
あぁ、魅力ありすぎるのも罪なこと・・・・。

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  3. | comment:6
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comment

ついつい未見なのに、読んでしまいました。ぜひ見たい映画です。
ルーニー・マーラ、好きな女優さんです。
ほんとに透明感があって凛とした美しさ。「キャロル」の時のキュートさにはびっくりしましたっけ。「ドラゴンタトゥーの女」のリスベットも好きですけど♪

エリック・バナ、お好きなんですか?
エリック・バナといえば「ハルク」ですけど、大男でマッチョですが、よく見ると性格の良さげな顔してますよね。「トロイ」でもむきむきマッチョでしたが、可愛い顔してるな〜と思ったことを思い出しました(笑)
最近見てないな〜。
  1. 2018/10/16(Tue) 22:30:16 |
  2. URL |
  3. tonton #-
  4. [ 編集 ]

>tontonさん

こんばんは。
ぜひ観て~~♪
tontonさんの感想、いつも楽しみです。

ルーニー・マーラ、お好きなのね~~!!
綺麗っていうだけじゃない、そうそう透明感があるよね。
そして、何か秘めてそうな・・・感じも。
私「サイド・エフェクト」の彼女にはやられたなーーー。

エリック・バナ、大好きです~(笑)
オーランドと仲良しです~(←ソコ!? 爆)
「トロイ」では甘やかされた弟(オーランド演じるパリス)のためにひどい目にあってましたっけ(>_<)
今回も髭いっぱいのルックスですが、優しそうでいい顔でしたよ~♪
「ハルク」懐かしい!!
少し前に観たのがう~ん、残念!!っていう役とか、あっけなく死んじゃう役とかだったので・・・、今回のこの役、嬉しかったです。

  1. 2018/10/17(Wed) 20:30:59 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

秋ですね

瞳さん、こんにちは。
空から降って来た(舞い降りた)私の(乗り物違うけど)白馬の王子様!=運命の人!って言う瞳さんの感想に今更うなずきまくってます。(^^ゞ
アイルランド情勢や人々の感情は今もデリケートな問題みたいですね。
>ちょっと都合が良すぎるのでは?とも思うけれど
・・・・・
そうそう、私もそう思ってしまって。
ただ、あんなにも長い間のローズの悲しい生活の事を考えると、最後に一つくらいは奇跡と呼べる様な事があってもいいよね、とも思ってしまうよね。
悲しいまま終わらなくて私もほっとしました。
ルーニー良かったですね。
薄幸そうだけどとことん気は強そう~な感じが合ってて。( ̄m ̄*
バナは久々の良い役だったのね?
自分はバナ出演映画自体が久々だったみたい~。
  1. 2018/10/19(Fri) 16:24:47 |
  2. URL |
  3. つるばら #OP2UcWyM
  4. [ 編集 ]

>つるばらさん

こんばんは~。
二人が惹かれあう様子・・・・、唐突?とまではいきませんがじっくりとは描かれてなかったので正直、何故彼が良いの?ローズ!?と聞きたいくらいだったのですが(笑)
あの状況、目を見て喋るな・・・とか言われたり、森に追いやられたりした彼女に、白馬の王子様キマシターー!!って感じかなあと思いました(笑)
頷いてくれて嬉しいな~!(^^)!

アイルランド情勢や感情・・・、そうですよね、本当に複雑というかデリケートな問題ですね。

>ただ、あんなにも長い間のローズの悲しい生活の事を考えると、最後に一つくらいは奇跡と呼べる様な事があってもいいよね、とも思ってしまうよね。

あのラストで無かったら悲しすぎるよね~~(>_<)
あんなに長く辛い思いをしたのだから、奇跡のひとつも必要ですね。

バナ兄さん(「トロイ」の役からついつい兄さんつけちゃう 笑)えっ?そんな役ですか!?っていうキャラだったり、イイ役なのにあっけなくいなくなったり・・・という役を最近観ていたので、今回はじっくりと良い役で良かったーー(笑)
つるばらさんは、久々だったんですね~♪
  1. 2018/10/21(Sun) 22:02:43 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

こちらも(もちろん)コメントさせていただきます。

>アイルランドの情勢や(第2次大戦に中立だったことも知らなかった!)宗教問題

『デビル』はご覧になりましたか。1990年代まではあのような状況だったわけです。

>後半、ローズの息子ってもしや・・・!?と予想してしまったのは私だけじゃないと思うし

あれは読めちゃいますよね、残念ですけど(苦笑)。

それにしてもやっぱりアイルランドの空の暗さはいいですね。いや、地元の人からは「冗談じゃない」でしょうが。私が行ったのは9月でしたが、雲が突然出てきたり雨が降ったりと安定しない天気が、スライゴーなどはすごかったですね。ダブリンなどは天候は安定していました。セーターで有名なアラン島でも、雨が降るからこのように近く虹が見えてしまいました。わが人生で、もっとも近くで観た虹です(自分で人工的に作ったものは除く)。

https://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/825c1b7226e1dca8743e8dd074e5ad5e

それにしても『ブルックリン』とか、昔のアイルランドを舞台にした映画もなかなかいいですね。瞳さんは、シアーシャ・ローナンはお好きですかね。私は大好きです。
  1. 2018/10/29(Mon) 21:30:41 |
  2. URL |
  3. Bill McCreary #-
  4. [ 編集 ]

>Billさん

やはり~!!(笑)
アイルランドの映画ですから!もちろん、Billさんを思い出してましたよ。

『デビル』はい!観ました!!
ですがブラピとハリソンの記憶くらい・・(>_<)再見しないといけませんね。

アイルランド旅行の写真、見せていただきましたよ♪
ありがとうございます。
この虹は見事ですね!
こんなに大きな虹を近くで見れるなんて!
アラン島といえば、やはり真っ先にアランセーターです(笑)

シアーシャ・ローナン、大好きですよ~♪
「レディ・バード」と「追想」がまだ観れてないので楽しみにしています。
  1. 2018/10/30(Tue) 12:55:18 |
  2. URL |
  3. 瞳 #-
  4. [ 編集 ]

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