2008
10.01

「ジェイン・オースティンの読書会」

ジェイン・オースティンの読書会 コレクターズ・エディションジェイン・オースティンの読書会 コレクターズ・エディション
(2008/09/24)
エミリー・ブラントマリア・ベロ

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4月にファフラーの原作を読んでから楽しみにしていた作品です。
(原作の感想は、こちらから)


バーナデットは、愛犬を無くし悲しむ友人ジョスリンを慰めようと彼女達が愛読するジェイン・オースティンの読書会を開くことを思いつく。

メンバーは6人。
結婚歴6回を誇る華やかなバーナデット、
ブリーダーで犬を愛する独身主義者のジョスリン、
長年連れ添った夫に突然離婚を切り出されたシルヴィアとその娘で情熱的なアレグラ、
そして、夫との間に溝を感じるハイスクールのフランス語教師プルーディ。
5人の女性たちの中にひとり加わったSF愛好家、オースティン初心者のグレッグは勇気ある男性。

6冊のオースティンの作品を読み解きながら、垣間見えてくるのは6人の人生。
愛や友情や、悲しみや選択・・、オースティンの作品の登場人物たちが体験し、悩み、選んだように、彼女たちもまた自分たちで道を選んでゆく・・。


原作の小説では、意外と淡々と描かれていたように感じた6人の人生。
これが映像になるとやはりドラマティック!
群像劇のような面白さもあって、それぞれの人物に、また新たな思いを感じました。

シルヴィアの夫の勝手ぶりには小説以上にやれやれ~~と思ったし(苦笑)、
シルヴィアの世話を焼こうとするジョスリンのグレッグに対する微妙な気持ちの変化とか(やっぱり「エマ」を思い出しますね)
そうそう、何より一番印象的だったのは、プルーディの危うさ。
母親への屈折した感情や、夫と分かち合えない思い・・。ボブカットがとっても似合うエミリー・ブラントからは目が離せない。ぎゅっと胸が痛くなる思いがしました。


若い男性二人がとっても魅力的だったのは嬉しい予想外!(笑)
グレッグは、姉達に囲まれて育ったっていう雰囲気を醸し出してる・・女性たちに囲まれても臆することの無い、おっとり加減というか、好青年ぶりがいい感じで彼が出てくると場が和むんですよね。
ヒュー・ダンシー、キュートですよ。
プルーディに惹かれる男子学生ケヴィン・セガーズ君は「トランスアメリカ」の彼ですね!
う~ん!!睫毛長い!!美少年だ!!確かにふらっとしちゃうかも(笑)



冒頭に流れる6人の日常の・・・さまざまなシーンの数々。
物語に直接関係はないようなこのシーン、最初は??って思いながら見ていたんですが、これが面白くて。
改札口や、給油所などなどいろんな場所で、機械や設備に翻弄されて苦笑いしたり、困惑したりする現代の人々の姿、オースティンが見たらなんて思うだろう・・なんて思ってしまいました。


ただひとつ残念に感じたのは、読書会のシーンがちょっと物足りなかったかな。
メンバーの語る小説への思いや受け取り方なんかには、もちろん6人の境遇や感情が感じ取れたんだけど・・・、読書会以外でのシーンの方が印象に残ってしまって・・。

スターウォーズのストーリーをなぞらえたグレッグ流オースティン解釈は面白かったけれど(笑)


ラストシーンは、華やかでしたね。
オースティン作品は紆余曲折あっても、最後はハッピーエンドですもんね。
それぞれに道を見つけたメンバーたち、彼らのこれからの人生にももちろんオースティン作品があることを信じて、彼らと一緒に「乾杯!」


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アスペルガー症候群の男性と、同じアパートに引っ越して来た女性のお話。
「恋する宇宙」「ジェイン・オースティンの読書会」感想 dot ポコアポコヤ 映画倉庫dot 2010.11.11 12:14
コメント
瞳さん、こんにちは♪
原作を読まれてから、映画という順番だったんですね~。それじゃ、凄く思い入れの深い作品なんじゃないでしょうか(^○^)

>原作の小説では、意外と淡々と描かれていたように感じた6人の人生。
これが映像になるとやはりドラマティック!

そうなのね? 普通原作を読んだ後に見ると、違和感感じたり、文句言いたくなっちゃう処もあったりするのに、映画化は結構がんばっていたのね?^^

見たのは夏頃だったので、もう結構忘れちゃっていて、瞳さんの感想を読んだら、そうそう、あのオヤジ(夫)しょうもないヤツだったよな~って思い出した!

PS フィリップの方は、そうそう。あの軽快な音楽と青空が、良かったよねー。なんというか、結構な内容なんだけど、全体の雰囲気が、からっと明るいというか楽しい印象でしたよね☆
latifadot 2010.11.11 12:21 | 編集
>latifaさん、

こんばんは~♪
そうなんです、この作品は先に原作を読んで・・それから映画でした。
うんうん、原作先に読むとどうしても物足りない~って思うことが多いんだけれど、この作品は原作が割と淡々と描かれていたので。

読書会のシーンは、物足りなかったんですけどね~。物語に登場するオースティン作品のキャラについて原作ではいろんな意見が出ていたのですけど、そういうのは映画はさらり・でしたから。

私もずいぶん忘れているところがありましたヨ。コメントいただいて思い出しました(笑)
そうそう、あのオヤジね~!!

「フィリップ、君を愛してる!」
あのお気楽な音楽がまだ頭をまわっているんですよ~(笑)
最期も・・ああいう結果になっちゃったのに、それでもなぜだか微笑ましいというか。
不思議に明るい印象でしたね♪
dot 2010.11.11 20:53 | 編集
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