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Slow Dream

縁あって・・・本や映画と巡りあう。




「ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択」 :: 2018/06/26(Tue)

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アメリカ北西部、モンタナ州の小さな田舎町。
弁護士のローラ(ローラ・ダーン)は厄介なクライアントに振り回されていた。
いくら説明しても納得しないクライアントに・・・・自分が女性だからなのか?と思うローラ。

家族で暮らす新居を建てることに一生懸命なジーナ(ミシェル・ウィリアムズ)、だが娘は反抗期、そして夫にはどこか無関心さを感じて腹立たしくなってしまう。
知り合いの敷地にある砂岩を譲ってもらえるかどうか、夫と交渉に行くのだが・・・・。

牧場で働くジェイミー(リリー・グラッドストーン)は、ある時、夜間学校で法律を教えるベス(クリステン・スチュアート)と出会う。
彼女に会いたいがために授業を受けるジェイミーだが、遠方から通うベスは通勤時間の長さに悩んでいた。



モンタナ州の小さな田舎町を舞台にした、4人の女性たちの、3つの物語。
全く何も知らないまま、ビデオショップで惹かれて手に取りました。

複数の短編小説を原作とした作品だそうですが、予想以上に地味でした!!

弁護士のローラのお話では、どうにもならない状況にいら立ったクライアントが人質をとって立てこもる・・・という事件こそおきますが、それでもハラハラドキドキにはならず、

ジーナの物語では、知り合いの敷地にある砂岩をもらえるよう交渉に行く・・・・!!という、本当にそれだけのお話。
・・・・ですが、その前後に見える夫婦、親子の間に流れる空気~~、
そこからジーナの心情が想像させられて・・・、観終わったあとからもふと思い出してしまいます。

もっと若い時に見ていたら(笑)一番心を揺さぶられたのは、きっとジェイミーとベスの物語だろうなぁ~♪
動物相手に一人牧場で働くジェイミー、ベスとの(授業が終わったあと食堂で過ごす)時間の新鮮な喜び!!
通勤時間の長さに悩むベスが通ってこなくなったことに落胆し、思わず彼女の住む町まで出かけて行ってしまう・・・。

ようやく見つけたベスとの再会の、微妙な気まずさ・・・・。
ジェイミーにとってのベスと、ベスにとってのそれとの温度差を察したジェイミーの、帰路の想い。
あぁ、こういうことってあるよね・・・という、ちょっと期待してたものと違ってた・・・、そんな寂しさ。

とても地味な作品でしたが、とても心惹かれる物語。
誰にもあるような、人生の、ちょっとした数日を切り取ったかのような・・・、静かだけれと、沁みる物語でした。

演じた4人の女性たち、みんな良かったな~♪
↑のジャケット、なぜ、リリー・グラッドストーンが載ってないんでしょう!!
アカンわ~~、
ベスを馬上に乗せて食堂へ向かう彼女の、誇らしげな表情が素晴らしかったのにナ~。
ベスを演じたクリステン・スチュアート、彼女の透明感ある存在感もステキ。
深夜の食堂、丸めたままの紙ナプキンで口を拭く・・・・このシーンがなぜか妙に忘れられないの(笑)


そして、ミシェル・ウィリアムズって・・・、細やかな心情を感じさせるのがどうしてこれほど上手いのでしょう!!
夫への・・・失望がよぎる彼女の表情・・・、それでも明日へ向かう強さを感じて、一番地味なお話ですがとても心に残りました。

原題はCertain Women、ある女性たち・・・でしょうか。
「彼女たちの選択」いかにも~!!っていう邦題ですネ

物語の中では誰一人、まだ何も選択はしていませんが(笑)
寒い冬の日々を淡々と描きながら、
訪れる春に4人の女性たちはどんな一歩を踏み出すだろう~?そんなことも想像させるような作品ですネ。

好きです♪
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