
市役所の市民課長、渡辺は30年間無欠勤で勤め上げてきたが、仕事への情熱はすでになく、毎日書類に埋もれ、ハンコを押すだけの日々。
だが、ある日、自分が胃癌で余命幾ばくもないと知り、絶望に陥った渡辺は、出会った小説家の男に導かれるまま、歓楽街をさまよい飲み慣れない酒を飲む。
そんな時、役所を辞めるという部下小田切とよに出会った渡辺は彼女の生きる力に圧倒され、自分の生き方はいったい何だったのか・・・と思い悩み・・・・。
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香川県立東山魁夷せとうち美術館で開催中、
秋の特別展「魁夷が旅した北欧の風景と、暮らしのデザイン」を見てきました♪



多忙な日々を過ごしていた魁夷は、心のゆとりを求め、自分を見つめなおすために1962年の春、北欧4か国を焼く3か月かけて巡ったそう。
その旅を題材にした魁夷の絵画や著作から、魁夷がどのように北欧の風景を見たのかが感じられるとともに、香川県立歴史民俗資料館が所蔵する北欧のデザイン関連資料(食器、お鍋、グラスなどの生活に密着した北欧デザインのもの)数々が展示されているのがとても興味深かった~♪
ダンスクのお鍋、フローラのグラス、全く持って色あせない今も活躍する北欧デザインの数々!!にテンション上がりました(*^-^*)
面白かったのは、カイ・フランク(フィンランドの代表的なモダンデザイナー)が来日した際、人々の暮らしに興味を持ち、特に気に入ったのがフジツボだらけのたこつぼだったとか~!!
展示は撮影禁止なので絵は載せられませんが、改めて魁夷のブルーの美しさ(北欧の風景が似合いすぎる~)に見惚れました。
こちらの美術館はとてもこじんまりとしていて決して展示数も多くはないのですが、その分、いつもゆっくりと落ち着いて見れる雰囲気が大好きです。

今回も観覧後、美術館内のカフェでお茶をいただきました。北欧風に言うとFIKAですね~(*^-^*)
さて、美術展から帰ったあと、なにげなくプライムを開いたら、なんと!!アキ・カウリスマキ作品を発見

しかも!観たかった未見の『マッチ工場の少女』と『パラダイスの夕暮れ』


プライムでカウリスマキの初期の作品を観ることができるなんて、アリガトウ、ありがとう

北欧展から戻ってのカウリスマキ遭遇♪縁ってやっぱりあるね
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1941年のロサンゼルス。
私立探偵のマーロウは、刑務所から出所してきたばかりのマロイから彼の昔の恋人ヴェルマの居所を捜すよう依頼される。
かつて彼女が歌手として働いていたナイトクラブの元同僚たちの話を手掛かりに、ヴェルマの行方を追うマーロウ。しかし、なかなか彼女の消息はつかめない。
一方、マーロウはある男から護衛役の仕事を新たに請け負うが、待ち伏せにあい、依頼人の男は殺され、マーロウ自身に殺人の容疑がかかってしまう。
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私立探偵フィリップ・マーロウは、百万長者スターンウッドの依頼を受け屋敷におもむく。
スターンウッドには美しい娘が二人いるのだが、依頼内容は次女がガイガーという男から恐喝を受けたことについての調査だった。
マーロウはさっそくガイガーの自宅を突き止めるが、張り込み中、ガイガーは自宅で殺されてしまう……。
一方、マーロウは前任者のリーガンが行方不明になっていることが関係しているのではないかと推察するが、スターンウッドの長女ビビアンはマーロウの捜査に協力的ではなく・・・。
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大学で犯罪学について講義する助教授リチャード・ウォンリー(エドワード・G・ロビンソン)。
妻と子どもたちを休暇旅行に送りだした彼は、クラブへ食事に出かけ旧友だちと語り、飲み、心地よい時間を過ごした。
クラブを出たウォンリーは、隣の画廊にある女の肖像画をしばし眺めていた。以前からこの絵に心をひかれていたのだ。
・・・と!窓の中に絵の女とそっくりな影が映りこむ。絵のモデルの女(ジョーン・ベネット)に声をかけられ、彼女のアパートに行くことになったリチャードだが・・・・・。
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ファッションに人一倍拘るプレーボーイアルフィーは、無類の女好き。
人妻をはじめ、自分に尽くしてくれるギルダ、若いアニー、金持ちの未亡人ルビー・・・あげくは療養生活中隣のベッドで親しくなったハリーの妻にまでモーションをかけ愛し合うが、束縛も結婚も望まない。
自由な関係を楽しむアルフィーだが、やがて彼女たちは彼から去っていき・・・・。
いつも楽しくお話させていただいているセレンディピティさんが、
バート・バカラックの「アルフィー」について記事にされていたのを読んで、映画「アルフィー」が観たくなりました。
2004年版の「アルフィー」は昔観たことがあったのですが、オリジナルは未見、
幸い、U-NEXTで1966年版を発見しました♪
1966年イギリス映画、主演はマイケル・ケインです。
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今年最初の月イチ★クラシックにチョイスしたのは、アルフレッド・ヒッチコックの「疑惑の影」。
1942年のアメリカ作品です。
映画のレビューの前にまず、先日観た「ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ」の原作本のお話をさせてくださ~い。
面白かったんですよ~(*^-^*)図書館で借りて、1日で上下巻一気読み。
映画を先に観ていたのでもちろん犯人は分かっていたし、主人公が抱える「ある秘密」も知っていましたが、映画の場面を思い出しつつ、ちょっとした違いも楽しみつつ、読み上げた後、なんと再読も。
読み返したわけは・・・、(映画でも登場しましたが)このミステリーのヒロイン、アナの趣味のひとつが、毎夜見返す
クラシック映画。
名前だけ出てくる作品もありますが、中には小説のアナ自身とリンクするかのような、鑑賞中の映画のセリフがたびたび登場して、これが実に意味深で面白いんです♪
ただ単にヒロインの趣味というだけでない、小道具なんて域を超えて見事にミステリーの中に入れ込んだ映画の数々、作者のA・J・フィンさん、かなりの映画好きとみました(笑)
上巻の最期には、
登場する映画(なんと!62作品!!)の一覧まで乗せてくれているという親切ぶり。
気になるものがたくさんあったのですが、中でも小説の中で最後の最後に登場した「疑惑の影」
イーサンから驚きの告白を受けたアナが、なにか心を落ち着かせたい、よく知っているものを見よう・・と選んだのがこの作品だったのですが、映画の中のある台詞が・・彼女の置かれた立場と重なるんですよね。
・・・・というわけで、今月の月イチ★クラシックは、「疑惑の影」をチョイス(*^-^*)
ヒッチコックもお気に入りだという作品、プライムで観ることができました♪
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夜明け前、レベッカは、優しい夫が眠るベッドを抜け出す。
結婚したばかり、フランスの田舎町で暮らしはじめた彼女だが、平穏で退屈な暮らしを持て余し、思い出すのは不倫関係にある大学教授ダニエルのことばかり。
黒革のジャンプスーツに身を包み大型バイクにまたがったレベッカは、ダニエルのいるハイデルベルクへと向かうのだが・・・・。
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2293年、人類はついに不老不死の社会を作り出した。
永遠の命を持つ特権階級「エターナル」は、下界から隔絶された世界で優雅な暮らしを送っている。
一方、下界に住む獣人は荒廃した土地でエターナルのために食料を生産していた。二つの世界を行き来できるのは、ザルドスと呼ばれる空飛ぶ石像のみ。
ザルドスは穀物を受け取る代わりに獣人の中から選んだエクスターミネーターという殺し屋集団に武器を渡し、増えすぎた獣人を殺戮させていた。
ある日、殺し屋のリーダー、ゼッドはザルドスに身を隠し、「エターナル」の社会に潜入するのだが・・・・。
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1970年代のアメリカ、ニュージャージー州パターソン。
両親が離婚し、母リンダとともに暮らすアリスとカレン姉妹。
母は愛らしいカレンの初めての聖餐式の準備に夢中、神父のトムも母の形見だという十字架をプレゼントするのですが、
なんとカレンは聖餐式のさなかに殺されてしまう。反抗的で学校でも問題ばかり起こす姉アリスに疑惑の目が向けられる中・・・・、その後も次々と殺傷事件が起きるのだった・・・・。
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『トラウマ映画館』(町山智浩著)に取りあげられていて、いつか観たい!!と思っていた本作!!
アマゾンプライムで観れることを、相互リンクしている「YOU TALKIN' TO ME ? 2ND_新たなる驚異を求めて」さんで教えていただきました♪ヤッターーー

:しろくろShowさんありがとう♡
1961年のアメリカ映画。
長年、産業映画を撮っていたハーク・ハーヴェイ監督が、自ら資金を集め自主製作した唯一の長編映画。
当時は全く認められなかったそうなのですが、深夜のTV映画として何度か放映されるうちにしだいにカルト的な人気を博し、
ジョージ・A・ロメロ、デヴィット・リンチ・・・・などなど数多くの映画監督に影響を与えていることでも有名な作品なのだそうです。
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最短で梅雨が明けてしまい、危険なくらいの暑さとなった6月末、
本館「TeaPlease」がHP開設より20周年を迎えました(*^-^*)
今ではもう、(季節ごとの)TOPページやオススメのお茶の更新くらいで、ほとんどブログの更新となってしまっているサイトですが、それでもこうして、20年を迎えることが出来ました。
遊びにきてくださっている皆さま、ありがとうございます

そこで今月の月イチ★クラシックは、「
TeaPlease」のTea&Cinema(お茶のシーンのある映画)コンテンツで初めて取り上げた、記念すべき(笑)1作目『バルカン超特急』

をチョイスしてみました。
ご存じヒッチコックの名作、1938年のイギリス映画です。

バルカン小国からロンドンへ向かう特急列車の中、アメリカの富豪の娘アイリスは、イギリスの老婦人ミス・フロイと知り合う。
しかし、食堂車で二人でお茶を飲んだ後、アイリスが眠りから目覚めると、ミス・フロイの姿は忽然と消えてしまう。
そして、列車の中のほかの乗客たちは、みな口をそろえて、そんな婦人は最初から乗っていないと言うのだった。
その日の朝、頭に傷を負っていたアイリスはしだいに自分の思い込みなのかと不安に襲われるのだが・・・・。
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著名な建築家であるネルソン・オライオン。彼には心霊調査員というもうひとつの顔があった。
ある日、盲目の資産家ヘンリー・マンドールから「死んだはずの母親から毎晩電話がかかってくるので調査して欲しい」という依頼が舞い込む。
オライオンはヘンリーの美しい妻ヴィヴィアとともに母親の眠る納骨堂を訪れるのだが・・・・。
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かってブルックリンで、ディスコ・キングとして君臨したトニー・マネロ(ジョン・トラヴォルタ)、あれから5年、マンハッタンに移り住んだトニーは、ブロードウェイでのダンサーを目指し、昼はダンス・コーチ、夜はクラブのバーテンダーとして働いていた。
手当たり次第にオーディションを受けるトニーだが、役を手にすることが出来ずにいた。
恋人ジャッキー(シンシア・ローズ)に元気づけられるトニーだが、ある夜、ジャッキーが出演しているブロードウェイ・ショーの最終公演を観た彼は、その舞台のヒロイン役であるローラ(フィノラ・ヒューズ)の美しさとダンスに夢中になってしまう。
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詩人であり、作家、哲学者、そして剣豪でもあるシラノ・ド・ベルジュラックは、その大きな鼻にコンプレックスを抱き、従弟のロクサーヌに長年の想いを告白できずにいた。
ある日、ロクサーヌから会いたいと告げられ天にも昇る気持ちのシラノだったが、彼女はそんなシラノに美青年クリスチャンへの想いを打ち明けるのだった。
2人の仲を取り持つため、無骨なクリスチャンに代わり、手紙の代筆をかって出たシラノだが・・・・。
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